お焼香は、葬儀や法事などで行われる重要な儀式の一つです。
故人への敬意を示す行為であり、その手順やマナーを理解しておくことは大切なこと。
この記事では、お焼香を行う際の手順と注意点について詳しく解説します。
お焼香の手順
お焼香の手順をご説明します。
- 前進: まず、お香炉の前までゆっくりと進みます。このとき、右足から歩き始め、足音を立てないように注意します。
- 合掌: お香炉の前に立ったら、手を合わせて一礼します。これは、故人に対する敬意を示す行為です。
- お香のつまみ上げ: 次に、お香をつまみ上げます。右手の親指、人差し指、中指の3本でお香をつまみ、左手で支えます。
- お香の投入: つまみ上げたお香をお香炉に入れます。このとき、お香は一度に1本ずつ入れ、合計で3本入れます。
- 合掌と礼: お香を全て入れたら、再度手を合わせて一礼します。
- 後退: 最後に、後ろ向きにならずに、ゆっくりと後退します。このときも、右足から歩き始めます。
動画で確認した方がわかりやすいかと思いますので、載せておきますね。
お焼香で気をつけたいこと
お焼香の際に気をつけたいポイントをご説明します。
- 静かに行動する: お焼香は故人への敬意を示す静かな儀式です。そのため、足音を立てないように注意し、無駄な話や動作は避けましょう。
- 服装に注意する: 喪服は、黒や濃紺など地味な色のものを選びます。また、アクセサリーや化粧は控えめにすることが求められます。
- 順序を守る: お焼香は、通常、家族や親族から順に行います。自分の順番を確認し、順序を守りましょう。
- 感謝の気持ちを忘れない: お焼香は、故人への感謝の気持ちを表すものです。心の中で故人に対する感謝の言葉を述べると良いでしょう。
バッグやコートは置いて
葬儀で焼香をするという場合には、身軽な格好で行います。
冬場で、コートなどを持っている場合も、誰かに預けるか大きめのバッグを持って行って、それに入れて式の受付に預けておくとスマートです。
バッグやコートを抱えたまま、お焼香をすることのないように気をつけましょう。
斎場か自宅かで異なるスタイル
焼香には種類があります。
立礼焼香は仏教で行われるのですが立ったまま行う焼香のスタイルで、おもに斎場ですることが多いでしょう。
そして回し焼香というタイプもあります。
こちらは、家やお寺などの小さな場所で行われる際の焼香方法で、香炉が回ってきますから、その場で正座をしたまま焼香します。
線香焼香というタイプもあります。こちらは線香を使って行いますが、葬儀というよりも通夜や法事などで行われる焼香のタイプです。
回数は1回で大丈夫
回数のマナーについては、迷う人もいると思いますが1回でいいでしょう。
最後に合掌をして、焼香台から下がります。
そして最初の額の順番で、一例をして、僧侶や遺族にも一礼をしてから自分の座っていた席に座りましょう。
急に訪れる冠婚葬祭!いざというときのために備えをしておこう

冠婚葬祭のタイミングは、突然やってくるものです。
特に葬儀の場合は予期せぬタイミングでやってくることが多いため、明後日告別式と言われたものの「服を用意していない」ということになりがちです。
急な弔辞でも慌てないように、前々からの購入をお勧めします。
冠婚葬祭のときには、気持ちも大事ですが、その気持ちを服装で表現することも、非常に大事なこと。
大事な場所であるからこそ、しっかりとした服装で臨みましょう。
また、すでにお持ちの方でも、年月が経つと体型の変化によってサイズが合わなくなっているなどの理由から、当日に着用できないことがあります。
数年に一度は、手持ちの礼服のサイズの確認をお勧めいたします。
そういったときに備え、当サイトでは、オススメのスーツ・礼服購入サイトを、いくつかご紹介させていただこうと思います。
葬儀のフォーマルや鞄などを一括で購入できるショップ
京都スタイル
レディース・メイズともにフォーマルウェアを始めバッグ・靴、数珠や帛紗など一通り販売しています。和装の喪服もあり。こちらでまとめて購入するのが簡単に揃えられそうです。

このようなシンプルで定番のフォーマルバッグがあります。

夏用のブラックフォーマルの販売もありますよ。
洋服の青山
スーツといえば、やはり洋服の青山などのスーツメーカーでしょう。
通常のスーツはもちろんのこと、ブラックフォーマルも多数扱っています。

メンズの場合、あえてフォーマル用のバッグは販売されていないのですが、ビジネス用の黒いバッグを持っていくと良いでしょう。

女性のフォーマルも扱っていますので、有名なお店の方が安心という方は青山がおすすめです。
まとめ

お焼香の手順は、何度かやらないと覚えられないかもしれません。周りの人の様子を見よう見まねで行うこともできますが、できれば動画など見て、やり方を覚えてから葬儀へ向かうことがお勧めです。失礼のないようにしていきたいですね。
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