ドローンに関する用語『SMA / RP-SMA』を徹底解説

ドローンに関する用語『SMA / RP-SMA』を徹底解説

ドローン初心者

先生、「SMA / RP-SMA」って用語は、アンテナ端子の規格のことなんですか?

ドローン研究家

そのとおりです。SMAとRP-SMAは、アンテナとドローンを接続するための端子の規格です。

ドローン初心者

名前が似ているのでわかりにくいんですが、形の違いはありますか?

ドローン研究家

SMAはオス端子で、中心のピンが飛び出ています。一方、RP-SMAはメスの端子で、中心の穴にピンが入ります。

SMA / RP-SMAとは。

「SMA/RP-SMA」は、カメラや写真関連機器におけるアンテナ端子の名称です。やや複雑に感じられる名前と形状が特徴です。

SMA / RP-SMAとは?

SMA / RP-SMAとは?

SMA / RP-SMAとは?

SMA(SubMiniature version A)とRP-SMA(Reverse Polarity SMA)は、ドローンや他のワイヤレス機器で使用される一般的なコネクタタイプです。どちらも直径約6mmのスレッド式コネクタですが、いくつかの重要な違いがあります。SMAコネクタはオス端子の中心にピンがあり、メス端子には外周にネジ山があります。一方、RP-SMAコネクタは逆に、メス端子の中心にピンがあり、オス端子には外周にネジ山があります。この逆極性は、短絡や機器の損傷を防ぐのに役立ちます。

コネクタの形状と種類

コネクタの形状と種類

コネクタの形状と種類

ドローンのアンテナには、SMAコネクタとRP-SMAコネクタという2種類のコネクタが使用されています。

-SMAコネクタ-は、オスコネクタにセンターピンがあり、メスコネクタにスレッドがあります。一方、-RP-SMAコネクタ-は、オスコネクタにスレッドがあり、メスコネクタにセンターピンがあります。この設計上の違いにより、ドローンにアンテナを取り付ける際のネジの向きが異なります。

さらに、SMAコネクタにはストレートタイプとアングルタイプの2種類、RP-SMAコネクタにはストレートタイプ、アングルタイプ、およびリバースタイプがあります。ストレートタイプは最も一般的なもので、まっすぐになっています。アングルタイプは90°に曲がっており、アンテナを側面に取り付ける場合に使用されます。リバースタイプはRP-SMAコネクタの変種で、オスコネクタがスレッド付きで、メスコネクタがセンターピン付きになっています。

周波数とインピーダンス

周波数とインピーダンス

周波数とインピーダンス
ドローンのアンテナにSMA / RP-SMAコネクタが採用されているのは、その周波数特性とインピーダンス特性に由来しています。SMA / RP-SMAコネクタは、50オームのインピーダンスに合わせて設計されており、安定した無線周波数(RF)接続を実現します。さらに、このコネクタは、2.4GHz帯と5.8GHz帯の一般的なドローンで使用されている周波数範囲に対応しています。ドローンは、この周波数帯で動作することで、他の無線デバイスとの干渉を最小限に抑え、確実な通信を確保できます。

ドローンへの適用

ドローンへの適用

-ドローンへの適用-

ドローンの場合は、アンテナの設置場所に制約があることが多く、SMAコネクタの小型性と軽量さが重視されます。また、ドローンは飛行中に振動や衝撃を受けるため、コネクタの耐久性も重要です。RP-SMAコネクタはSMAコネクタにネジ止め機能を追加したタイプで、より確実な接続が可能で、ドローンのような過酷な環境でも安定した接続を確保できます。

選び方のポイント

選び方のポイント

選び方のポイント接続するドローンや使用する環境に合わせて適切なSMA / RP-SMAコネクターを選択することが重要です。一般的なドローンの受信機にはRP-SMAコネクターが使用されていることが多く、送信機側にはSMAコネクターが使用されています。アンテナを取り付ける場合は、アンテナのSMA / RP-SMAコネクターがドローンの受信機のコネクターと一致していることを確認してください。また、飛ぶ環境によっては、SMA / RP-SMAコネクターが防水または防塵仕様であることを考慮すると、安定した接続を維持できます。

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