ガーデニング用語『真砂土』とは?その特徴と活用法
ガーデニングを始めたい
「真砂土」について詳しく教えてください。
ガーデニング研究者
真砂土は、花崗岩が風化してできた土で、弱酸性で粘土分が多いのが特徴です。
ガーデニングを始めたい
粘土分が多いことで、通気性が悪いということですか?
ガーデニング研究者
その通りです。通気性が劣るため、植物を育てる際には、他の土と混ぜて使う必要があります。
真砂土とは。
ガーデニングでよく使われる「真砂土(まさど)」は、風化した花崗岩からできた土のことです。弱酸性で粘土分を多く含み、通気性はあまりよくありません。そのため、植物を育てる際は他の土と混ぜ合わせて使うのが一般的です。
真砂土とは?その特徴と性質
-真砂土とは?その特徴と性質-
真砂土とは、砂が90%以上を占める粒子の細かい土壌です。砂の粒径は0.05~2mmと小さく、握っても固まらないさらさらとした質感を持っています。真砂土は水はけが非常に良く、通気性にも優れています。そのため、根腐れを起こしにくい性質があります。また、保水性が低いため、作物を植える際は有機物を加えて保水力を高める必要があります。
真砂土のメリットとデメリット
-真砂土のメリットとデメリット-
真砂土は、排水性に優れ、根腐れを起こしにくいというメリットがあります。また、土壌が固まりにくく、通気性が高いので、根の張りが良くなります。ただし、保水性が低いため、乾燥しやすいというデメリットもあります。また、粘土分がないため、養分が流れやすく、肥料切れを起こしやすいという点にも注意が必要です。
真砂土を植物栽培に活用する
真砂土を植物栽培に活用する
真砂土は、保水性や排水性が優れているため、植物の栽培に適しています。水はけを改善し、根腐れ防止に役立ちます。また、保肥力も高いので、肥料成分を保持し、植物の成長を促進します。砂地に真砂土を混ぜると、通気性と排水性を向上させ、粘土質の土壌に混ぜると、通気性と保水性を改善できます。真砂土は、さまざまな植物の栽培に使用でき、特に水はけを好む植物や、栄養分を必要とする植物におすすめです。
真砂土に適した植物とそうでない植物
真砂土に適した植物には、排水性の良い環境を好むものがあります。例えば、芝生、タイム、ラベンダー、ローズマリー、セダムなどが挙げられます。これらの植物は、過剰に水分を含まない土壌で旺盛に成長します。一方、真砂土に適さない植物には、水はけの悪い環境を好むものがあります。例えば、シダ、アジサイ、水生植物などが挙げられます。これらの植物は、水分を多く含む土壌を好み、真砂土では十分に生育できません。
真砂土を他の土と混ぜる際の割合
真砂土を他の土と混ぜる際には、その割合に注意が必要です。真砂土の割合が多すぎると、水はけが良くなりすぎるため、植物が水分を保持できなくなってしまいます。反対に、真砂土の割合が少なすぎると、水がはけにくくなり、根腐れの原因になります。
一般的に、他の土に対して真砂土を加える割合は、31~51が望ましいとされています。この割合を守れば、水はけと保水性をバランスよく持った土壌を作ることができます。ただし、植物の種類や栽培環境によって最適な割合は異なるため、適宜調整することが重要です。