ガーデニング用語『つぎロウ』とは？

ガーデニング用語『つぎロウ』とは？

つぎロウとは何か

「つぎロウ」とは、ガーデニングにおいて、若い枝や茎を既存の植物に接ぎ合わせて、新たな品種や株を増やす技術のことです。この手法により、親株の望ましい特徴を子株に継承したり、根の弱い品種を丈夫な品種の根に接いで生育を向上させたりすることができます。

つぎロウの役割

少し難解な言葉である「つぎロウ」は、ガーデニングにおいて重要な役割を果たします。つぎロウとは、苗の茎を土の中で埋め、根を新たに増やす作業のことです。この方法により、根の量が増えることで植物の安定性が高まり、より健康に成長します。また、苗の成長を促進し、分枝を促す効果もあります。

つぎロウの種類

つぎロウの種類

つぎロウには、さまざまな種類があります。最も一般的なのは「穂木つぎ」で、接ぎ木したい枝（穂木）と台木を切り取り、接合させてつぎ合わせます。他の種類には、「芽つぎ」があり、穂木から芽だけを取り除き、台木の皮をめくって差し込みます。「切り接ぎ」は、穂木と台木を同じ角度に切り落とし、接合してつぎ合わせる方法です。また、「根接ぎ」は、穂木を台木の根に接合する技術で、病害虫に強い台木に品種改良された穂木をつぎ合わせて、耐病性のある植物を育てるために使用されます。

つぎロウの使い方

-つぎロウの使い方-

つぎロウとは、苗や接ぎ穂を別の植物の根または茎についで新しい個体を作る技術です。ロウという名前は、接ぎ穂を母体に固定する際にロウの代わりに粘土やテープを使うことに由来しています。つぎロウを行う際には、接ぎ穂と母体の切り口をきれいにして、ぴったりと接合させます。その後、粘土やテープなどで固定し、接ぎ口が乾燥しないようにビニール袋などで覆います。

つぎロウは、株分けや挿し木では増やすことができない植物の増殖や、異なる品種を接ぎ合わせて新しい性質をもつ品種を作るために利用されます。つぎロウによって作られた植物は、接ぎ穂側の性質を継承するため、病気に強くなったり、収量が増加したりなどの利点があります。

つぎロウの注意点

つぎロウを実施する際には、いくつかの注意点を心得ておくことが重要です。まず、ロウで接合する枝が新鮮で健康であることを確認しましょう。枯れたり病気になった枝を使用すると、接合に失敗する可能性が高くなります。次に、ロウを塗布する前に接合する部分をきれいにします。汚れや樹液があると、ロウが正しく付着せず、接合が弱くなります。また、ロウを過剰に塗布しないようにしましょう。厚く塗布すると、通気性が悪くなり、枝が呼吸できなくなったり、腐敗したりする恐れがあります。最後に、接合した部分をしっかりと固定します。安定した状態を保つことで、接合が成功する確率が高くなります。