広葉樹のすべて→ 用語から種類まで
ガーデニングを始めたい
先生、『広葉樹』について教えてください。
ガーデニング研究者
『広葉樹』は、針葉樹とは異なる、幅の広い葉を持つ樹木のことを指します。実際には、被子植物の双子葉類全体のことを指します。
ガーデニングを始めたい
でも、イチョウやヤシの葉も広いですが、それらは広葉樹ではないのですか?
ガーデニング研究者
その通りです。イチョウやヤシは広葉を持っていますが、広葉樹とは呼ばれません。また、広葉樹は常緑樹と落葉樹の両方があり、熱帯から温帯地域に多く分布しています。
広葉樹とは。
園芸用語で「広葉樹」とは、葉が幅広い(広葉)樹木のことです。対義語は針葉樹です。
「広葉樹」と「濶葉樹」は同義語です。実際には、被子植物の中で双子葉類の総称として使われています。イチョウ、ヤシ、タケなどは広い葉を持っていますが、広葉樹とは呼ばれません。
広葉樹には、常緑樹と落葉樹があり、北半球の熱帯から温帯にかけて広く分布しています。
広葉樹の定義
広葉樹とは、簡単に分類すると葉が平たく幅広い木を指します。葉脈が網目状に広がっていることが特徴的で、葉の形や大きさ、縁の形状は種類によってさまざまです。対して、針葉樹は針状の葉をもちます。また、広葉樹は通常、落葉樹であり、秋になると葉が落ちることで知られています。
広葉樹の特徴
広葉樹の大きな特徴として葉が広く、平べったいことが挙げられます。そのため、光を効率よく取り込むことができ、大きな葉を維持するためのしっかりとした葉脈が形成されます。また、落葉樹であることが多く、冬になると葉を落とすことで耐寒性を高めています。
さらに、広葉樹は木材が硬く、丈夫です。これは、細長い導管とそれらを支える繊維細胞によって構成されているためです。そのため、建築資材や家具として広く利用されています。
広葉樹の種類
広葉樹の種類
広葉樹は、被子植物門に属する木々の総称です。その特徴は、葉が広く平らで、一枚になっていること。代表的な広葉樹には、ブナ、ナラ、カエデ、クヌギ、トチなどが挙げられます。これらの木々は、落葉樹と常緑樹の両方があり、季節によって葉を落としたり常緑だったりします。また、樹皮の色や質感が異なるのも特徴の一つです。広葉樹は、家具や住宅の建築資材としてだけでなく、紙やパルプの原料としても利用されています。
広葉樹の分布
広葉樹は、世界中の広大な地域に分布しています。特に、温帯および熱帯雨林、湿地帯、山岳地帯に多く見られます。北半球では、ヨーロッパ、アジア、北アメリカに多く分布しており、南半球では、南アメリカ、アフリカ、オーストラリアにも広く分布しています。また、標高によっても分布が異なり、低地から高地に分布する種類まで様々です。
広葉樹の利用
広葉樹は建築や家具の材料として広く利用され、その耐久性と美しさが評価されています。建築においては、強度が必要な構造材や耐候性に優れた外装材に使用されています。家具では、美しい木目や風合いが魅力で、高級家具や工芸品にも用いられます。さらに、広葉樹は楽器の材料としても有名で、ギターやバイオリンなどの音色を豊かにします。