ガーデニング用語『止め肥』ってなに？

ガーデニング用語『止め肥』ってなに？

止め肥の目的と効果

止め肥とは、庭木や花に施す最後の肥料のことです。その目的は、植物の冬越しや翌春の生育を良くすることです。止め肥は、9月頃までに行うのが一般的です。目的別に3種類あり、寒肥は冬越しを助けるために寒くなる前に与える肥料、土壌改良を行う元肥は9月頃与え、その年の生育にも影響を与えます。そして、追肥は春に新芽を出す前の2月頃与え、花や果実の付きをよくする役割があります。

止め肥のタイミング

-止め肥のタイミング-

止め肥は、植物の成長期末期に与える肥料です。適切な時期に与えることで、翌年の花芽や果実の形成を促し、植物の健康な成長と収穫量を向上させることができます。

止め肥の時期は植物の種類によっても異なりますが、一般的には11月下旬から12月中旬が適しています。この頃になると、植物は成長を緩め、根を丈夫にして冬越しに備えています。また、気温が低下し、植物の養分吸収力が弱まる時期でもあります。この時期に止め肥を施すことで、低温による根の損傷を防ぎ、養分を効率的に吸収させることができます。

止め肥の注意点

止め肥の注意点ともしておきましょう。止め肥は一度施すと後から修正が効かないため、与えすぎないようにすることが重要です。過剰な施肥は土壌のバランスを崩し、植物の根を傷めたり、病気になったりする場合があります。また、時期についても注意が必要です。一般的に、真夏や真冬などの植物の生育が緩慢な時期は避け、成長期の春や秋に施します。また、窒素分を多く含む肥料を止め肥として使うと、葉ばかりが茂り、花や実がつきにくくなる可能性があります。バランスの取れた肥料を選ぶことも大切です。

止め肥に適した肥料

止め肥に適した肥料は、ゆっくりと栄養分を放出するタイプが適しています。代表的な例として、有機質肥料が挙げられます。牛ふん堆肥や鶏ふん堆肥などです。これらの肥料は腐熟によって有機物が分解され、窒素やリン酸、カリウムなどの栄養分が少しずつ土に溶け出します。また、骨粉や油かすなどの動物性肥料もゆっくりと栄養分が放出されるため、止め肥に適しています。ただし、いずれの肥料も過剰に使用すると根を傷めるので、適量を施すことが大切です。

止め肥の具体的なやり方

止め肥は、植物の成長を促すために施す最後の肥料のことです。植物が成熟して、花を咲かせ、実をつける前の時期に行われます。止め肥は、植物がそれ以上成長しないようにし、花や実を充実させる効果があります。

一般的な止め肥の施し方は、植物の根元に穴を掘り、そこに肥料を撒いて土と混ぜ込むことです。また、液体肥料を水で薄めて株元にまく方法もあります。使用する肥料は、緩効性肥料が適しています。肥料の成分や量は、植物の種類や大きさによって異なりますので、製品の記載に従って施肥してください。