ガーデニングの敵・ダンゴムシの基礎知識
ガーデニングを始めたい
先生、『ダンゴムシ』がガーデニングで困る理由を教えてください。
ガーデニング研究者
ダンゴムシは、芽や苗、果物などの植物を食べるため、ガーデニングにおいて害虫となります。
ガーデニングを始めたい
ダンゴムシが発生する時期や場所はどんな感じですか？
ガーデニング研究者
ダンゴムシは５～１０月に多く発生し、湿った場所やゴミ置き場などのジメジメした場所に集まります。
ダンゴムシとは。
ガーデニングではおなじみの「ダンゴムシ」。雑食性のため、葉や苗、果物などを食べてしまいます。活動時期は5月から10月ごろです。
ダンゴムシは、鉢の下やゴミ置き場など湿った場所に集まり、触ると丸くなります。どこにでも出没しますが、ナメクジと並んで嫌われています。
対策としては、ゴミを溜めておかないことが重要です。また、デナポンなどの誘殺剤を散布すると効果的です。
ダンゴムシの生態と特徴
ダンゴムシの生態と特徴
ダンゴムシは、体長1～2cmほどの小さな節足動物で、日本全国に生息しています。湿った環境を好み、落ち葉や石の下に生息しています。夜行性で、日中は物陰に潜んでいます。ダンゴムシの特徴として、体が丸く、背中には硬い殻が覆っています。また、丸まると球状になり、外敵から身を守ります。餌は主に植物の腐葉土や藻類で、雑食性です。ダンゴムシの寿命は約2年で、繁殖期は春と秋です。卵は、湿った土の中に産み付けられ、孵化までに約1か月かかります。
ダンゴムシがもたらす被害
ダンゴムシの被害は主に植物への害として現れます。ダンゴムシは葉や根を食べてしまうため、植物の成長に影響を及ぼす可能性があります。特に若い苗や根の浅い植物は被害を受けやすく、最悪の場合には枯れてしまうこともあります。また、ダンゴムシは土壌の有機物を消費するため、土壌の健康状態に影響が出る場合もあります。さらに、ダンゴムシはカビの胞子を運搬することもあり、植物に病気をもたらす可能性があります。
ダンゴムシの発生時期と場所
ダンゴムシの発生時期と場所
ダンゴムシは、主に春から秋にかけて発生します。活動が活発になるのは夜間や曇りの日で、日中は物陰や腐葉土の中などに隠れています。主に湿気のある場所や有機物が豊富な場所を好んで生息し、庭の花壇や畑、コンクリートの隙間などのほか、建物の中にも生息することがあります。
ダンゴムシの防除方法
ダンゴムシの防除方法ダンゴムシを駆除するには、さまざまな方法があります。最も効果的なのは、ダンゴムシが好む環境をなくすことです。土壌を乾燥させ、落ち葉や雑草を定期的に取り除くことで、ダンゴムシの隠れ場所や餌場を減らせます。また、ダンゴムシの侵入を防ぐために、壁やフェンスに隙間があれば塞ぎましょう。
化学的な駆除剤を使用することもできますが、これらの製品は環境や健康に有害な場合があります。より自然な方法として、ビールトラップを仕掛けることができます。ビールの入った容器を地面に埋め、ダンゴムシを誘き寄せます。また、酢や柑橘類の皮などの忌避剤もダンゴムシを遠ざけるのに効果的です。
ダンゴムシの撃退と予防
-ダンゴムシの撃退と予防-
ダンゴムシを撃退するには、まず生息場所を取り除くことが第一です。庭の湿った場所や、腐葉土や落ち葉などの餌源を減らしましょう。また、コンクリートやレンガを使用して通路や境界線を設けることで、ダンゴムシの侵入を防ぐことができます。
化学薬品を使用する場合は、ダンゴムシに効果的な殺虫剤や忌避剤を使用しましょう。ただし、誤って他の生物に悪影響を及ぼさないよう、使用説明書をよく読み、適切に使用する必要があります。
自然な方法では、ダンゴムシが嫌がるニオイを放つ植物を植えることができます。例えば、マリーゴールド、ラベンダー、ミントなどはダンゴムシを寄せ付けません。また、ビールを浅い皿に入れて設置すると、ダンゴムシが誘引されて溺れます。