チュウレンジハバチ→ バラを襲う厄介者
ガーデニングを始めたい
チュウレンジハバチの葉っぱへの影響を教えてください。
ガーデニング研究者
チュウレンジハバチの幼虫は葉の上に群生し、尾端を持ち上げた光沢のある姿をしています。
ガーデニングを始めたい
チュウレンジハバチの成虫はどこに産卵するのでしょうか?
ガーデニング研究者
成虫は若い茎に産卵します。
チュウレンジハバチとは。
園芸用語で「バラハバチ」と呼ばれる害虫についてご紹介します。
発生する植物と時期:バラ、ノイバラなど、5~11月
症状:光沢のある尾端を持ち上げた幼虫が葉の上に群生します。成虫は小型のハチで、若い茎に産卵します。
防除方法:
* 幼虫を見つけ次第、捕殺します。
* スミチオン、マラソン、オルトランなどの薬剤を定期的に散布します。
チュウレンジハバチってどんな虫?
-チュウレンジハバチってどんな虫?-
チュウレンジハバチは、 バラを主に好んで食害するハバチの一種です。成虫は体長約1cmほどで、黄色と黒の鮮やかな縞模様が特徴的。幼虫は青緑色で、バラの葉を食べるので食害を受けると葉に無数の穴が開きます。食害がひどくなると、葉がほとんどなくなってしまうこともあるので、 バラ栽培においては厄介な害虫として知られています。チュウレンジハバチは、春から秋にかけて発生し、バラの新芽や葉を好んで食べます。
チュウレンジハバチ発生時期と発生植物
チュウレンジハバチは、バラの害虫として知られています。発生時期は、4月下旬から6月中旬頃です。バラの他に、キイチゴやビワなどのバラ科植物にも発生します。
チュウレンジハバチの症状
チュウレンジハバチがバラに付くと、葉に様々な症状を引き起こします。葉の縁や脈に沿って、小さな白っぽい斑点やシミが発生します。時間の経過とともに、斑点は拡大して融合し、葉の表面全体に広がります。重症になると、葉は変色し、褐変または黄色くなります。また、葉が縮んだり、カールしたり、しわになったりするケースもあります。これらの症状は、チュウレンジハバチの幼虫が葉の組織を食べて栄養を奪い、葉緑素の生産を阻害することで引き起こされます。
チュウレンジハバチの防除方法
チュウレンジハバチによるバラの被害を防止するには、適切な防除方法を講じることが不可欠です。この厄介な害虫からバラを守り、美しい花を楽しむためには、定期的に点検を行い、被害の兆候を見つけたらすぐに対応することが大切です。
防除方法としては、まず物理的対策が有効です。ハバチがバラに卵を産み付けるのを防ぐため、防虫ネットなどで株を覆う方法が効果的です。また、こまめに枯葉や雑草を取り除くことで、ハバチの隠れ場をなくすことができます。
さらに化学的対策として、殺虫剤の使用も検討できます。ただし、バラの栽培方法によっては使用できない殺虫剤もあるため、使用する前に必ずラベルを確認することが重要です。また、薬剤抵抗性ハバチの発生を防ぐため、同じ殺虫剤を連続して使用することは避ける必要があります。
チュウレンジハバチに対する予防策
チュウレンジハバチに対する予防策が重要です。この害虫の被害からバラを守るために、いくつかの効果的な対策を講じることができます。まず、庭に害虫を寄せ付けないために、雑草や落ち葉を定期的に除去しましょう。また、バラの木を剪定して風通しをよくすることも、ハバチ対策になります。さらに、ラベンダーやローズマリーなど、ハバチを寄せ付けないコンパニオンプランツをバラの木の近くに植えるのもおすすめです。