底面給水鉢で失敗しない!初心者にもおすすめの育て方
ガーデニングを始めたい
「底面給水鉢」について教えてください。
ガーデニング研究者
「底面給水鉢」は、鉢の底に貯水タンクがあり、そこから水が給水ひもを通して鉢土に吸い上げられる仕組みの鉢のことです。
ガーデニングを始めたい
なるほど、底に水が貯まる仕組みなんですね。シクラメンに使われているのはなぜですか?
ガーデニング研究者
シクラメンは過湿に弱いため、底面給水鉢は根腐れを防ぐのに適しています。給水ひもを通してゆっくりと水が吸い上げられることで、根が過度に濡れるのを防ぎます。
底面給水鉢とは。
ガーデニングでは「底面給水鉢」という鉢があります。この鉢には底に貯水タンクがあり、そこから伸びた給水ひもを伝って、水がタンクから鉢土に吸い上げられます。シクラメンのような鉢花を育てるのに適しています。
底面給水鉢とは?仕組みを理解しよう
底面給水鉢とは、鉢底に水を貯めておくことによって根から水を吸い上げる仕組みの鉢のことです。鉢底に貯めた水が、鉢内の土に浸透し、根がそれを吸い上げていきます。このため、過剰に水をあげる心配がなく、植物に必要な水分を常に保つことができます。
底面給水鉢のメリット・デメリットを把握しよう
-底面給水鉢のメリット・デメリットを把握しよう-
底面給水鉢を使うと、植物の世話が簡単になるだけでなく、多くの利点があります。まず、水やりを頻繁に行う必要がなくなります。給水トレーに水を注ぐだけで、鉢内の水が吸い上げられ、植物が直接水を吸収します。また、過水や過乾燥を防ぐことができ、根腐れや葉やけを防ぎます。さらに、湿度を保つのに役立ちます。鉢内の水が蒸発するため、植物の周囲に湿った環境が保たれます。
一方、底面給水鉢にはいくつかのデメリットもあります。根腐れの可能性があります。給水トレーに水が溜まりすぎると、根が常に水浸しになり、根腐れを引き起こす可能性があります。また、すべての植物に適しているわけではありません。多湿を好む植物には適していますが、乾燥した環境を好む多肉植物やサボテンには適していません。さらに、肥料を追加するのが難しい場合があります。給水トレーに肥料を加えると、水やりとともに植物に吸収されてしまい、一部の肥料は過濃になる可能性があります。
底面給水鉢に適した植物を知ろう
底面給水鉢のメリットを最大限に活かすには、それに適した植物を選ぶことが不可欠です。最適な植物は、根が浅く、水分を多く必要とするものです。以下に、底面給水鉢に適した植物の代表例をご紹介します。
* -ポトス-耐陰性があり、水やりの頻度も少ないため、初心者にも扱いやすいです。
* -スパティフィラム-別名「平和百合」とも呼ばれ、水切れに強く、空気清浄効果もあります。
* -シクラメン-冬に美しい花を咲かせる植物で、乾燥気味を好むため、底面給水鉢で育てるのに適しています。
* -アイビー-つる性の植物で、観葉植物や吊り鉢として人気です。乾燥に強く、メンテナンスも簡単です。
* -レックスベゴニア-葉っぱが美しい観葉植物で、日陰でも育ち、頻繁な水やりを必要とします。
底面給水鉢の適切な管理方法
底面給水鉢の適切な管理方法は、失敗を避ける上で不可欠です。まず、適切な土壌選びが重要です。水はけの良い多肉植物用の土が適しています。また、水やりは鉢底から吸い上げる性質を利用して行います。鉢底から水がじんわりと浸透するまでゆっくりと与えましょう。与えすぎは根腐れの原因となるため注意が必要です。また、定期的に余分な水を捨て、根腐れを防ぎましょう。
トラブルシューティング:底面給水鉢での失敗を防ぐコツ
トラブルシューティング底面給水鉢での失敗を防ぐコツ
底面給水鉢を使用すると、水やりを楽に管理できますが、適切に使用しないと問題が発生する可能性があります。ここでは、一般的なトラブルとその解決策をご紹介します。
* -土が水びたしになる-給水芯が十分に水没していないか、給水ロープが鉢縁から離れている可能性があります。芯を完全に浸し、ロープを鉢縁に沿わせましょう。
* -植物が枯れる-土が乾燥しすぎている可能性があります。給水ロープが土の表面からはみ出ていないか確認し、必要に応じて水位を上げましょう。
* -藻が発生する-透明の鉢を使用している場合、水に光が当たりやすく、藻が発生する可能性があります。不透明な鉢を使用するか、鉢を光が当たらない場所に置きましょう。
* -根腐れ-過剰な水やりが原因で、根が腐ることがあります。給水ロープが土中に埋もれないようにし、水位を土表面から数センチメートル下に保ちましょう。
* -肥料焼け-底面給水鉢では、肥料が土に均等に行き渡りにくくなります。水に希釈した液体肥料を使用するか、緩効性肥料を使用しましょう。