ガーデニング用語『赤玉土』を知ろう
ガーデニングを始めたい
『赤玉土』ってなんですか？
ガーデニング研究者
『赤玉土』は、関東ローム層の火山灰土の一種で、黒土より下の層にある赤土をふるいにかけたものなの。
ガーデニングを始めたい
どんな特徴があるんですか？
ガーデニング研究者
粒の大きさがさまざまで、大粒、中粒、小粒などの種類があるの。通気性と排水性がよいうえ、保水性もあるため、鉢植えの植物の培養土としてよく使われているわ。
赤玉土とは。
ガーデニングの用語でよく使われる「赤玉土」とは、関東地方などに分布する火山灰土の一種です。黒土の下層にある赤土をふるいにかけたもので、粒の大きさによって大粒、中粒、小粒などがあります。水はけや通気性、保水性に優れており、鉢植えの培養土として適しています。
赤玉土とは？
赤玉土とは？
赤玉土とは、火山灰が長年かけて風化した赤褐色の土壌です。関東地方の火山灰を焼いたものが多く、主にガーデニングや盆栽の土壌改良材として利用されています。保水性と通気性に優れており、根張りの促進や排水性の向上に効果があります。サイズによって小粒、中粒、大粒に分類され、用途に応じて使い分けます。赤玉土は、植物の成長に欠かせない栄養素を豊富に含みませんので、培養土と混ぜ合わせて使用するのが一般的です。
赤玉土の特徴
赤玉土の特徴は、その保水性と排水性のバランスにあります。赤玉土は、多孔質で粒子の間に空洞が多く、植物に適した水分を保持することができます。同時に、余分な水分は素早く排水されるため、根腐れを防ぐ効果があります。
さらに、赤玉土はpHが中性に近い弱酸性で、ほとんどの植物に適しています。また、保肥力にも優れ、肥料分を保持しつつ、植物の根が栄養を吸収するのに十分な割合で放出します。加えて、赤玉土は耐久性があり、長期間使用することができます。
赤玉土の粒の大きさ
-赤玉土の粒の大きさ-
赤玉土は、粒の大きさによって「細粒」「中粒」「粗粒」の3種類に分類されます。細粒は直径1～3mmで、水はけと保水性のバランスが良く、初心者向けの園芸用土として使用できます。中粒は直径3～6mmで、水はけが良く、多肉植物やサボテンなどの乾燥した環境を好む植物に向いています。粗粒は直径6～10mmで、水はけが非常に良く、通気性を確保したい場合に使用されます。また、粒が大きいので保水力が低く、乾燥に強い植物に適しています。
赤玉土の用途
赤玉土の用途
赤玉土は、庭師や造園家にとって不可欠な用途がいくつかあります。主な用途の1つは、土壌の改良です。赤玉土を既存の土壌に混ぜることで、排水性を向上させ、空気の流れを促進し、植物の根の成長を助けます。また、鉢植えやプランター栽培にも適しており、保水性と排水性のバランスが優れています。
さらに、赤玉土はマルチングにも使用できます。地面を覆盖することで、土壌の温度を一定に保ち、雑草の抑制、水分保持の向上に役立ちます。また、盆栽でもよく使用されており、保水性が高く、根の腐敗を防ぐのに役立ちます。
赤玉土を使った鉢花栽培
赤玉土を使った鉢花栽培は、その優れた排水性と通気性によって植物の根張りを促進し、健やかな生育を支えます。赤玉土は単独で使用するのではなく、一般的には他の土壌改良剤と混合して用いられます。例えば、水持ちがよいピートモスや保水力に優れた鹿沼土を配合することで、植物にとって最適な土壌環境を作り出すことができます。また、赤玉土は粒同士の隙間が大きく、土壌の通気性を確保します。この通気性は、根に十分な酸素を供給し、根腐れを防ぐのに役立ちます。さらに、赤玉土は土壌の酸度を調整する能力があり、多くの植物にとって適しているとされています。