球根の掘り上げ、タイミングと保存方法
ガーデニングを始めたい
『掘り上げ』の用語ってどういう意味ですか？
ガーデニング研究者
球根を土から取り出すことを指します。
ガーデニングを始めたい
最適なタイミングっていつですか？
ガーデニング研究者
花が終わって葉が茶色くなってきた頃、土が乾いている晴れた日です。
掘り上げとは。
園芸用語で「掘り起こし」があります。球根を掘り起こすタイミングは、春植えでも秋植えでも、花が終わって葉の3分の1ほどが茶色くなってきた頃です。また、2～3日晴れて土が乾いているときが適しており、雨上がりなどは避けてください。掘り起こしたら、しばらく茎葉をつけたまま日陰で乾かし、茎葉が完全に茶色くなったら根元から切り落とします。保存は、土をできるだけ落として、リンゴ箱などに新聞紙を2～3枚敷いて球根を覆います。直射日光を避け、夏場に保存する場合は風通しのよい場所に置いてカビを防ぎましょう。
掘り上げのタイミング
球根の掘り上げ時期は、球根の品種や気候条件によって異なります。一般的な目安として、葉が黄色く変色し、しおれてきたら掘り上げどきです。この時点で、球根は成熟し、休眠期に入っています。早すぎると、球根が十分に成熟しておらず、遅すぎると、球根が腐ってしまう可能性があります。特定の種類の球根には特別な要件がある場合があるので、その品種の具体的な指示を確認することが重要です。
掘り上げに適した条件
-掘り上げに適した条件-
球根を掘り上げる適期は、葉が枯れ始め、地上部が茶色くなってきてからが目安です。この頃になると、球根は十分にエネルギーを蓄え、休眠状態に移りつつあります。最適な時期を逃すと、球根に栄養が蓄積されにくかったり、腐ったりする恐れがあります。また、掘り上げの際は、天気の良い乾燥した時期を選ぶことが重要です。雨上がりや土が湿っている状態では、球根を傷つけたり、土壌病原菌が付着したりするリスクが高くなります。
掘り上げ後の処理
球根の掘り上げ後、適切な処理を行うことが球根の健康維持と翌シーズンの開花に不可欠です。最初に、球根の表皮上の土や汚れを軽く取り除きます。傷や腐敗の兆候がないか注意深く確認し、傷んだものがあれば取り除いてください。次に、球根を風通しの良い場所で数日間乾かします。このとき、直射日光を避け、湿気がこもらないように注意しましょう。
保存方法
球根の保存方法は、掘り上げた球根の寿命を延ばし、来シーズンも美しい花を楽しむために不可欠です。まず、掘り出した球根は湿った土や新聞紙に包み、風通しの良い冷暗所で1～2週間乾燥させてください。この際、球根が重なり合わないように注意します。乾燥後、球根の根と茎を切り落とし、外側にある古い皮をむきます。その後、ネットバッグなどに入れて風通しの良い日陰でさらに乾燥させましょう。乾燥させたら、ネットバッグごと紙袋や段ボール箱に入れ、新聞紙や紙くずを詰めて湿気から守ります。箱は冷暗所または冷蔵庫（野菜室）で保管し、定期的に状態を確認しましょう。
夏場の保存方法
夏場の保存方法球根を掘り上げてから、涼しく風通しの良い日陰で数週間乾燥させましょう。その後、ネット袋や通気性の良い箱に入れ、温度が10～15℃、湿度が30～50％程度の場所で保管します。球根の周囲にピートモスやバーミキュライトなどの緩衝材を入れたり、新聞紙などで包んでおくと、衝撃や乾燥から守ることができます。保管中は定期的にチェックし、球根の状態を確認しましょう。