ガーデニングを襲う害虫「シンクイムシ」対策
ガーデニングを始めたい
「シンクイムシ」って何ですか?
ガーデニング研究者
「シンクイムシ」は、蛾の幼虫の一種で、小苗の芯を食べる害虫のことを言うよ。
ガーデニングを始めたい
いつ発生するんですか?
ガーデニング研究者
発芽後まもない小苗に、蛾が卵を産み付けてふ化した幼虫が芯を食い荒らすよ。
シンクイムシとは。
ガーデニングでよく使われる「コナガ」という言葉があります。これはハイマダラノメイガという蛾の幼虫のことで、種から発芽したばかりの苗に生みつけられた卵から孵化します。幼虫は苗の成長点(芯の部分)を食い荒らし、苗の成長を妨げます。
シンクイムシとは何か?
シンクイムシとは、植物の茎や葉の中に潜り込む幼虫のことです。成虫は甲虫ですが、幼虫はチューブ状の長細い形で、頭部に褐色の硬い顎を持っています。野菜や花など、さまざまな植物を食害する害虫で、茎や葉に無数の小さな穴を開けてしまいます。
シンクイムシの被害
シンクイムシは地上や地下で植物の茎や根を食い荒らす、ガーデニングにおける厄介な害虫です。シンクイムシの被害は、葉の枯死や黄変、茎の折れ、成長不良などの形で現れます。特に若い苗や新芽は被害を受けやすく、場合によっては枯れてしまうこともあります。また、地下で根を食べることで、植物全体の健康状態に影響を与え、収穫量の低下にもつながります。
シンクイムシの対策
シンクイムシはガーデニングにおける悩ましい害虫です。植物の茎や葉の中に穴を開け、養分を吸い取ったり、植物を弱らせたりします。幸いにも、これらの厄介者に対処するための効果的な対策があります。
農薬を使った対策
-農薬による対策-
シンクイムシ対策には、農薬の使用が有効です。市販されている農薬には、シンクイムシに特化したものや、広範囲に効くものなどがあります。薬剤の種類や使用方法を正しく守って、効果的にシンクイムシを駆除しましょう。ただし、農薬は毒性があるため、使用時には必ず手袋やマスクを着用し、換気を良くするなど、安全に留意して取り扱うことが大切です。
農薬を使わない対策
農薬を使わない対策
シンクイムシへの対応には、農薬を使用しない方法がいくつかあります。その1つは、物理的なバリアを使用することです。例えば、苗床やプランターの周りに細かい網を張ったり、コンパニオンプランティングと呼ばれる他の植物と一緒に植えることで、シンクイムシの侵入を防ぐことができます。また、手作業で幼虫や成虫を除去することもできます。定期的に葉の裏や土壌を調べ、見つけたら手作業で取り除きましょう。さらに、シンクイムシの天敵であるカマキリやテントウムシを庭に誘引することで、自然に駆除するのも効果的です。