ガーデニング用語『枝物』ってなに?

ガーデニング用語『枝物』ってなに?

ガーデニングを始めたい

先生、「枝物」ってどんな花のことですか?

ガーデニング研究者

花店では、切り花を花物、枝物、葉物に分けています。枝物は、葉や茎が主体の切り花のことを指します。

ガーデニングを始めたい

農林水産省の統計でも「切り枝」ってありますよね。

ガーデニング研究者

そうです。そのため、枝物と切り枝は同じような意味で使われていますよ。

枝物とは。

ガーデニング用語では、「枝物」とは、花店が扱う切り花を大きく3つに分類したうちの1つであり、花物、葉物に次ぐ分類です。農林水産省の統計でも、切り花の種類の後に「切り枝」と「切り葉」という項目が設けられています。

枝物の定義

枝物の定義

ガーデニング用語において、「枝物」とは、花ではなく葉や枝を鑑賞する植物を指します。枝葉の質感がよく、形態が美しいものが多く、庭木や寄せ植えなどに利用され、空間のアクセントや背景としての役割を果たします。また、剪定して花器に生けたり、リースやスワッグなどのフラワーアレンジメントに使用されることもあります。葉の形や色、枝の形状など、さまざまなバリエーションがあり、季節に応じて異なる趣が楽しめます。

枝物の種類

枝物の種類

-枝物の種類-

枝物とは、一般的に葉や花を落とした木の枝や幹を表します。活け花や庭園の装飾によく使用され、四季折々の美しさや力強さを表現します。枝物の種類はさまざまで、それぞれに固有の特性や用途があります。

針葉樹は、マツ、ヒノキ、モミなどの常緑樹の枝です。葉の変化がなく、一年中緑色を保ちます。針葉樹の枝物は、その直線的でシャープな形状が特徴で、冬場の庭に緑のアクセントを加えます。

落葉樹は、モミジ、桜、カエデなどの季節によって葉を落とす木の枝です。季節の移り変わりを反映し、紅葉や落葉など、さまざまな色の変化を見せます。落葉樹の枝物は、四季折々の美しさが楽しめるため、活け花や庭園に人気があります。

花枝は、季節によって花を咲かせる木の枝です。梅、桃、レンギョウなどの花枝は、春先に美しい花を咲かせます。また、アジサイやツツジの花枝は、夏場に彩りを添えます。花枝は、季節の訪れを告げる喜びをもたらします。

実付き枝は、果実や実がついた木の枝です。ナンテン、キンカン、ヤマボウシなどの実付き枝は、鮮やかな色や形の実を付けます。秋から冬にかけて庭を彩り、鳥たちにも人気があります。

枝物の選び方

枝物の選び方

枝物の選び方

枝物を選ぶ際のポイントはいくつかあります。まず、葉の大きさや形は仕上がりの印象を大きく左右します。小さくて丸い葉はナチュラルな雰囲気を演出するのに対し、大きくて尖った葉はシャープでモダンなイメージを与えます。

次に、葉の色も考慮しましょう。緑の葉は安定感をもたらしますが、赤や黄色の葉は目立ちます。枝物全体でグラデーションを作るのも素敵です。

さらに、枝の長さと太さも重要な要素です。長い枝はゆったりとした雰囲気を、短い枝はコンパクトでまとまった印象を与えます。また、太い枝はボリューム感が出ますが、細い枝は軽やかさや動きを演出します。

最後に、枝の形状も見ておきましょう。直線的な枝はスッキリした印象で、曲線的な枝は柔らかな雰囲気を生み出します。また、枝の分かれ方にも注目してください。規則正しい分かれ方は整然とした印象、不規則な分かれ方は自然な雰囲気にすることができます。

枝物の使い方

枝物の使い方

「枝物の使い方」

枝物は、空間のアクセントやアレンジメントの引き締めとして利用できます。切り花を長く楽しむための足しとして加えたり、ドライフラワーにして飾ったりすることも可能です。また、リースやスワッグなどの作品作りにも用いられ、自然の温もりを取り入れることができます。

枝物の手入れ

枝物の手入れ

枝物の手入れは、美しく健康な枝物を維持するために不可欠です。定期的に剪定を行い、不要な枝や葉を取り除くことで、光の浸透を改善し、空気の循環を確保できます。また、病気や害虫の発生を予防するためにもなります。剪定する際は、枝の付け根から鋭い剪定ばさみで斜めに切り、枝分かれしている部分や内側に向かって伸びている枝を優先的に切り落としましょう。剪定後は、切り口に癒合剤を塗布して感染を防ぎます。さらに、定期的な施肥と水やりを行って、枝物が十分な栄養と水分を得られるようにしましょう。これらの手入れを行うことで、枝物が健康で美しい状態を保ち、ガーデニングをより楽しむことができます。

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