ニコンDXフォーマットとは?
カメラの初心者
先生、『ニコンDXフォーマット』ってなんですか?
カメラ写真マニア
ニコンの一眼レフカメラで使われている撮像フォーマットんだよ。撮像素子のサイズがAPS-C相当なんだ
カメラの初心者
APS-Cサイズって、ニコンのカメラではどのくらい前から使われているんですか?
カメラ写真マニア
2003年2月に登場したD1シリーズやD100からだよ。そのときに、専用のレンズ『DXニッコールレンズ』も発売されたんだ
ニコンDXフォーマットとは。
「ニコンDXフォーマット」という用語は、ニコンのデジタル一眼レフカメラにおける撮像素子のサイズを表すものです。APS-C相当サイズの撮像素子を搭載したニコンのデジタル一眼レフカメラを指します。
この用語が使用されるようになったのは、2003年7月に発表されたニコンD2Hからです。それ以前には、ニコンは2003年2月にAPS-Cサイズ相当の撮像素子を搭載したデジタル一眼レフカメラ(D1シリーズやD100)を発売しており、それら向けに「DXニッコールレンズ」という専用のレンズを開発していました。そのため、「ニコンDXフォーマット」という用語は「DXニッコールレンズ」の後に使用されるようになったのです。
(注: ニコンFXフォーマットも参照してください。)
ニコンDXフォーマットとは何か?
ニコンDXフォーマットとは、ニコン社が開発したデジタル一眼レフカメラとレンズマウントの規格です。APS-Cサイズと呼ばれる、36mm x 24mmの画像センサーを使用します。このセンサーサイズは、フルサイズセンサー(36mm x 24mm)よりも小さく、よりコンパクトで手頃な価格のカメラを実現できます。
ニコンDXフォーマットの歴史
-ニコンDXフォーマットの歴史-
ニコンDXフォーマットは、2003年に当初はエントリーレベルのデジタル一眼レフカメラ「ニコンD70」向けに導入されました。このフォーマットは、フルサイズセンサーよりも小さいAPS-Cサイズセンサーを使用しており、よりコンパクトで軽量なカメラボディを可能にしました。
DXフォーマットは、当初は小型軽量のカメラを求めるアマチュア写真家向けに設計されていましたが、その優れた画質と汎用性の高さから、すぐにプロ写真家の間でも人気を博しました。ニコンは、D70の発売以来、DXフォーマットに対応した幅広いカメラを発売し、中級者向けの「D500」からプロ向けの「D500」まで、さまざまなニーズに対応しています。
ニコンDXフォーマットとニコンFXフォーマットの違い
ニコンDXフォーマットとFXフォーマットの違い
ニコンのデジタル一眼レフカメラには、DXフォーマットとFXフォーマットの2つのイメージセンサーサイズがあります。DXフォーマットセンサーは23.5mm x 15.7mmで、FXフォーマットセンサーは35.9mm x 24.0mmのフルサイズです。このサイズの違いにより、いくつかの重要な違いが生じます。
ニコンDXフォーマットのメリット
ニコンDXフォーマットの最大のメリットは、同社のFXフォーマット(フルサイズセンサー)と比べて、カメラボディやレンズが小型軽量なことでしょう。これにより、旅行や街歩きなどのシーンでカメラを持ち運ぶことが容易になり、特に幅広い使用場面に対応できます。また、DXフォーマットのレンズはFXフォーマットのレンズよりも一般的に安価であり、リーズナブルな予算で高品質な写真撮影が可能となります。さらに、DXセンサーはFXセンサーよりもクロップファクターがあるため、同じレンズを使用しても画像の画角が狭くなり、より遠くの被写体を捉えるのに適しています。
ニコンDXフォーマットのデメリット
–ニコンDXフォーマットのデメリット–
DXフォーマットの主な欠点は、フルサイズセンサーに比べてセンサーサイズが小さいことです。これにより、高感度でのノイズが増加し、ダイナミックレンジが狭くなります。また、DXフォーマットのレンズは一般的にフルサイズレンズよりも安く小さくなっていますが、レンズの選択肢が限られている場合もあります。さらに、DXフォーマットのカメラは、フルサイズセンサーカメラほど被写界深度が浅くならないため、ボケ味をコントロールする力が弱くなります。