カメラの用語『パッシブ方式』とは?
カメラの初心者
「パッシブ方式」ってなんですか?
カメラ写真マニア
カメラのオートフォーカス(AF)の測距方式で、被写体から反射した光を受光して距離を測る方式のことだよ。
カメラの初心者
つまり、被写体からの光で距離を測るってことですか?
カメラ写真マニア
そうだよ。位相差検出方式という方法でAF一眼レフカメラで使われていたり、コントラスト検出方式でデジタルカメラに使われているよ。
パッシブ方式とは。
-パッシブ方式-
パッシブ方式は、カメラと写真の用語で、オートフォーカス(AF)の測距方式の一種です。この方式では、被写体から反射した光をカメラが受光して測距を行います。
AF一眼レフカメラでは、パッシブ方式の位相差検出方式が用いられています。一方、コンパクトカメラでは、パッシブ方式に加えて、アクティブ方式も使用可能です。
デジタルカメラの撮像面AFでは、パッシブ方式の位相差検出方式またはコントラスト検出方式が使用されます。
パッシブ方式とは
パッシブ方式とは、カメラが被写体を捉える際に、カメラの内部で処理する方式を指します。カメラが被写体の光を検知し、それを電気信号に変換して画像として記録します。この方式は、アクティブ方式よりも一般的な方法で、ほとんどのデジタルカメラやスマートフォンに使用されています。パッシブ方式では、撮像素子が受光素子と呼ばれる小さな光センサで構成されており、各受光素子が特定の光の波長を検出します。これにより、カメラは画像を色情報とともにキャプチャすることができます。
位相差検出方式との関係
パッシブ方式と位相差検出方式は、ともにオートフォーカス機能における手法です。位相差検出方式では、2つの視差がある画像を撮影し、画素ごとの位相差を計算することで被写体までの距離を測定します。一方、パッシブ方式は、レンズに埋め込まれた2つのマスクを使用して、被写体からわずかにずれた2つの画像を取得します。これらの2つの画像の差から、被写体までの距離が計算されます。
両方の方式は独自の利点があります。位相差検出方式はより高速で正確ですが、マスクを必要としません。一方、パッシブ方式はより低電力で実装でき、より低い解像度のカメラでも使用できます。
コンパクトカメラでのパッシブ方式
-コンパクトカメラでのパッシブ方式-
コンパクトカメラにおけるパッシブ方式は、撮像素子が被写体から直接光を受け取るイメージングの手法です。この方式では、カメラのレンズが光を集めて撮像素子に届けます。
コンパクトカメラでは、このパッシブ方式が広く採用されています。それは、コンパクトさと低コストを実現できるためです。また、パッシブ方式は一般的にオートフォーカス機構や露出制御など、自動化された機能と相性が良いとされています。
パッシブ方式のコンパクトカメラは、日常的な撮影や旅行など、幅広い用途に適しています。お手頃な価格帯で入手が可能であり、初心者から経験豊富な写真家まで幅広く利用されています。
撮像面AFとパッシブ方式
撮像面AFとパッシブ方式
撮像面AFとは、画像センサーに位相差AFセンサーを直接組み込んだオートフォーカス方式のことです。従来の位相差AFでは、専用の位相差AFセンサーがミラーボックス内に設置されていましたが、撮像面AFではこのセンサーが画像センサーの一部として機能します。この方式では、 ミラーレスカメラや一眼レフカメラのライブビュー撮影時に使用でき、より高速かつ正確なAFを実現できます。
一方、パッシブ方式とは、被写体から反射した光を使用せずにAFを行う方式です。代わりに、センサーが画像中のピントの合っていない部分と合っている部分の位相差を分析して、正確なピントの位置を計算します。パッシブ方式は、光源が限られている場合や被写体が自発的に光を発している場合(例暗闇の蛍)に効果的です。
コントラスト検出方式とパッシブ方式
コントラスト検出方式では、偏光フィルターを使用して、左右の目に異なる画像情報を送信します。メガネには偏光フィルターが内蔵されており、対応する目のみに特定の映像を表示します。
一方、パッシブ方式では、メガネは偏光フィルターを使用しません。代わりに、スクリーンに交互に左右の画像を投影します。観客は、スクリーンと自分との位置関係に応じて、左右の目に対応する像が見えるように座ります。