マイクロフォーサーズシステムとは?フォーサーズ規格の拡張
カメラの初心者
マイクロフォーサーズシステムについて教えて下さい。
カメラ写真マニア
マイクロフォーサーズシステムは、21.63mmの対角線長をもつフォーサーズシステムを基準に、小型軽量化、LiveView撮影、動画撮影に対応するために策定されたデジタルカメラ用のレンズ交換システムです。
カメラの初心者
フォーサーズシステムとの違いは何ですか?
カメラ写真マニア
フランジバック長が半分になり、信号接点が9ピンから11ピンに増設され、マウント外径が6mm小さくなりました。また、LiveView専用であり、専用マウントアダプターによりフォーサーズシステムのレンズとの互換性を保持しています。
マイクロフォーサーズシステムとは。
「マイクロフォーサーズ」と呼ばれるカメラと写真のシステムは、「フォーサーズシステム」の規格を拡張したものです。2008年8月5日にオリンパスとパナソニックによって策定が発表されました。
元の「フォーサーズシステム」がデジタルカメラでレンズ交換ができるよう小型化されていたのをさらに進めるために誕生しました。古いフィルムカメラの35mmフィルムの対角線の半分にあたる21.63mmを基準に設計されており、小型化へのニーズや、液晶画面を見ながら撮る「ライブビュー撮影」や動画撮影に対応しています。
主な特徴は次のとおりです。
* カメラとレンズの間の距離を半分に短縮
* レンズとの信号伝達を高速かつ安定にする接点を追加(9ピンのところを11ピンに)
* マウントの外径を6mm小さくして小型化
* ミラーボックスを持たない専用構造でライブビュー撮影に最適化
* 専用のマウントアダプターでフォーサーズシステムのレンズを使用可能
* 4:3から16:9までのアスペクト比に対応、動画撮影にも対応
マイクロフォーサーズシステムの概要
-マイクロフォーサーズシステムの概要-
マイクロフォーサーズシステムは、2008 年に発表されたデジタルカメラシステムの規格です。フォーサーズシステムを拡張したもので、イメージセンサーのサイズを 17.3mm x 13mm としました。フォーサーズシステムと同じく、43 のアスペクト比を採用しています。
マイクロフォーサーズシステムの主な特徴は、小型軽量化にあります。従来のデジタル一眼レフカメラよりも大幅に小型で軽量のため、持ち歩きや取り扱いが容易です。また、レンズについてもコンパクト設計がなされており、システム全体で高い携帯性を誇ります。
イメージセンサーは、低照度下でのノイズを抑えた高感度撮影が可能で、静止画だけでなく動画撮影にも優れています。フォーサーズシステムのレンズがそのまま使用できるため、豊富なレンズラインナップを活用することができます。
マイクロフォーサーズシステムは、小型軽量でありながら優れた画質を求めるユーザーに適したシステムです。ミラーレスカメラとしては、高い性能と取り回しの良さを兼ね備えており、幅広い撮影シーンに対応できます。
フォーサーズ規格からの主な変更点
マイクロフォーサーズシステムは大人気のフォーサーズ規格を拡張したものです。フォーサーズ規格からいくつか重要な変更点が加えられています。最も顕著なのは、フランジバックの短縮です。フランジバックとは、レンズマウントの面からイメージセンサーまでの距離のことです。マイクロフォーサーズシステムでは、フランジバックが20mmに短縮されています。これにより、レンズがよりコンパクトになり、軽量化することが可能になりました。
小型軽量化の可能性の追求
マイクロフォーサーズシステムは、フォーサーズ規格を拡張して開発されたカメラシステムです。その最大の特徴は、小型軽量化にあります。従来のフォーサーズ規格ではマウント部の直径が50mmでしたが、マイクロフォーサーズシステムではそれを43mmに縮小。これにより、カメラ本体とレンズの小型化が実現しました。
さらに、マイクロフォーサーズシステムでは、フランジバック(マウント面からセンサーまでの距離)を約20mmと短く設定しています。これにより、レンズの設計が容易になり、小型で高性能なレンズの開発が可能となりました。結果として、マイクロフォーサーズシステムは、ハイエンドのフルサイズカメラをしのぐほどの画質を維持しながら、より機動性に優れたカメラシステムを実現しています。
LiveView撮影や動画撮影への対応
「マイクロフォーサーズシステム」は、フォーサーズ規格を土台として拡張されたシステムです。このシステムの大きな特徴の一つが、LiveView撮影や動画撮影への対応です。
従来のフォーサーズ規格では、レンズの絞りやシャッター速度などの撮影条件の確認は、ファインダーを覗いて行うのが一般的でした。しかし、マイクロフォーサーズシステムでは、背面の液晶モニターにリアルタイムで映像を表示するLiveView機能が搭載されています。これにより、ファインダーを覗かずに、より柔軟かつ快適な撮影が可能になりました。
また、マイクロフォーサーズシステムは、高画質な動画撮影にも対応しています。従来のフォーサーズ規格では、動画撮影機能に制限がありましたが、マイクロフォーサーズシステムでは、フルHDや4Kなどの高解像度での動画撮影が可能になりました。
既存のフォーサーズシステムレンズとの互換性
マイクロフォーサーズシステムでは、既存のフォーサーズマウントのレンズがアダプターを介して使用できます。これにより、ユーザーはフォーサーズシステム用に開発された豊富なレンズ資産を活用できます。アダプターを使用すると、フォーサーズレンズのフル機能が利用でき、オートフォーカス、絞り制御、手ブレ補正などの機能が問題なく動作します。また、フォーサーズレンズはマイクロフォーサーズカメラのより小さなイメージサークルに合わせてクロップされますが、画質に大きな影響はありません。この互換性により、マイクロフォーサーズユーザーは、システムの機能やレンズの選択肢を大幅に拡張することができます。