広角レンズとは?特徴や種類を徹底解説
カメラの初心者
広角レンズとは何ですか?
カメラ写真マニア
標準的なレンズよりも広い視野を持つレンズだよ
カメラの初心者
広角レンズにはどんな種類がありますか?
カメラ写真マニア
レトロフォーカスタイプと標準構成の2種類があるよ
広角レンズとは。
「広角レンズ」とは、一般的なレンズよりも広い画角(60度以上)をもつ写真用のレンズです。レンズの構造によって、逆望遠型の「レトロフォーカスタイプ広角レンズ」と、標準的な構造の「標準型広角レンズ」の2種類に分類できます。
広角レンズとは何か
広角レンズとは、通常のレンズよりも広い画角を持つレンズです。通常、焦点距離が35mm未満のレンズを指します。この広い画角により、より多くのシーンをフレームに収めることができ、風景写真や建築写真、室内撮影などにおいて活用されます。広角レンズは、被写界深度が深く、近くの被写体から遠くの被写体までピントが合うため、風景全体や部屋の中など、広範囲を写したいときに適しています。
広角レンズの特徴
-広角レンズの特徴-
広角レンズは、標準レンズよりも広い画角を持つレンズです。これは、風景写真やグループ写真など、より広い範囲を捉えるのに適しています。広角レンズの特徴は以下の通りです。
* 広い画角視野が広く、より広い範囲を捉えることができます。
* 遠近感が強調される被写体間の距離感が強調され、奥行きのある写真を撮ることができます。
* 被写界深度が深い焦点が合った範囲が広く、全体にピントが合います。
* 歪みが発生するレンズの端に行くほど直線部分が湾曲して歪みます。
* 周辺減光が発生するレンズの端に行くほど光量が減る場合があります。
広角レンズの種類
広角レンズの種類
広角レンズには、用途や撮影効果に応じてさまざまな種類があります。代表的なものは次のとおりです。
* -超広角レンズ- 画角が100度以上の広角レンズで、パノラマや建築物の撮影に適しています。
* -広角レンズ- 画角が60~90度で、風景や集団写真を撮影するのに適しています。
* -標準広角レンズ- 画角が40~50度で、日常的な撮影やポートレートの撮影に適しています。
* -フィッシュアイレンズ- 画角が180度以上の特殊なレンズで、極端なゆがみを伴う歪んだ効果を生み出します。
レトロフォーカスタイプの広角レンズ
レトロフォーカスタイプの広角レンズは、別名「逆望遠タイプ」とも呼ばれ、鏡筒の先端がふくらんでいるという特徴があります。このふくらんだ部分に、後方のレンズ群を配置することで、広角レンズでありながら、コンパクトなサイズを実現しています。また、像面湾曲が少なく、歪みが少ないのが特徴です。しかし、口径食と呼ばれる周辺光量の低下がやや目立つ傾向があります。
標準構成(短焦点)の広角レンズ
標準構成(短焦点)の広角レンズは、レンズ交換式カメラの標準的なレンズ長である35mm前後の焦点距離を持ちます。このタイプのレンズは、広角レンズの中で最も一般的なタイプで、日常のスナップ写真や風景写真、ポートレートなど幅広い用途に使用できます。標準構成の広角レンズは、比較的歪みが少なく、自然な描写を得られるため、初心者にも使いやすいレンズです。また、開放絞り値がF2.8やF4などの明るいものが多いので、薄暗い場所でも手持ちで撮影することが可能です。