ライカ判とは?フィルムカメラの標準サイズ

ライカ判とは?フィルムカメラの標準サイズ

カメラの初心者

ライカ判について教えてください。

カメラ写真マニア

ライカ判は、35mmフィルムカメラで標準的な画面サイズである24×36mm判のことです。

カメラの初心者

なぜライカ判と呼ばれるのですか?

カメラ写真マニア

もともとライカ社がシネサイズ18×24mm判から2コマ分を1コマとして使用したことに由来しています。

ライカ判とは。

「ライカ判」とは、フィルムカメラで一般的な35mm判の別称です。画面サイズは24mm×36mmで、ライカがシネマ用の18mm×24mm判のフィルムの2コマ分を1コマとして使用したことに由来しています。

ライカ判の歴史と由来

ライカ判の歴史と由来

ライカ判と呼ばれるフィルムサイズは、35mm判とも呼ばれ、現在でもフィルムカメラの標準的なサイズとして広く使用されています。この規格は、1913年にドイツのエルンスト・ライツ社が開発したコンパクトカメラ「ライカA」から始まりました。ライツ社は当時、35mm映画フィルムをスチルカメラ用に利用することを考案しました。

元々は映画フィルムを小さく切って使用していたため、35mm判という名前が付けられました。しかし、このサイズが写真のフォーマットとして広く普及するにつれて、ライカ判という名称で親しまれるようになりました。このコンパクトなサイズにより、より小型で持ち運びに便利なカメラの開発が可能となり、ライカ判は報道写真やスナップ写真に革命をもたらしました。

ライカ判の画面サイズ

ライカ判の画面サイズ

ライカ判の画面サイズは、35mmフィルムを使用するフィルムカメラの標準サイズです。この名前は、このフォーマットを採用した最初のカメラがライカ社によって製造されたことに由来しています。ライカ判の画面サイズは、フィルムの幅が35mm、長さが18mmで、アスペクト比は32です。このサイズが標準となった理由は、携帯性と画質のバランスが優れていたからです。ライカ判は、一眼レフカメラやレンジファインダーカメラなど、さまざまな種類のカメラで利用されています。

ライカ判のメリット

ライカ判のメリット

-ライカ判のメリット-

ライカ判の最大の利点の1つは、そのコンパクトさです。35mmフィルムという小さなフィルムを使用しているため、カメラ本体も小さく軽量です。旅行やスナップ撮影などの持ち運びに便利なサイズです。

また、ライカ判はフィルムカメラの標準サイズとして広く普及しています。これにより、レンズやアクセサリーの幅広い選択肢が得られ、さまざまな撮影ニーズに対応できます。同一規格のカメラやレンズは互換性があるので、システム拡張が容易です。

さらに、ライカ判は高画質を実現します。比較的大きなフィルムサイズを使用しているため、高い解像度とダイナミックレンジを提供します。また、フィルム特有の独特な質感や色合いが表現できるのも魅力です。

ライカ判のデメリット

ライカ判のデメリット

ライカ判のデメリットとしてまず挙げられるのは、フルサイズ判に比べて小さいため画質が劣ることです。センサーのサイズが小さいほど、1ピクセルあたりの感度が低くなります。そのため、ライカ判のカメラでは、フルサイズ判のカメラと同じ感度設定で撮影すると、ノイズや画質の低下が起こりやすくなります。

また、ライカ判はフルサイズ判よりも画角が狭くなるため、広角レンズでの撮影時には、フルサイズ判と比べて周辺部が暗くなるという特徴があります。これは、ライカ判のセンサーのサイズがフルサイズ判よりも小さいため、レンズ周辺部の光がセンサーに届きにくくなることが原因です。

ライカ判を使用するカメラ

ライカ判を使用するカメラ

ライカ判を使用したカメラは、フィルムのサイズが24mm×36mmと決まっています。この規格は、1925年にライカ社が発売した「ライカI」で確立されました。ライカ判カメラの代表的な機種としては、ライカM6やニコンF3、キャノンF-1などが挙げられます。

これらは主に報道写真や商業写真で使用され、その高画質と機動性が評価されています。また、ライカ判カメラはレンズ交換式が多く、さまざまなレンズを装着して撮影することができます。

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