ロータリーシャッターとは?オリンパスペンFで有名な方式

ロータリーシャッターとは?オリンパスペンFで有名な方式

カメラの初心者

ロータリーシャッターってどういうものですか?

カメラ写真マニア

ロータリーシャッターは、回転する羽根によって開閉するシャッター方式で、オリンパスペンFで有名になりました。

カメラの初心者

他のシャッター方式との違いは何ですか?

カメラ写真マニア

ロータリーシャッターは、他のシャッター方式とは異なり、シンクロ速度を全速同調にできるという特徴があります。

ロータリーシャッターとは。

「ロータリーシャッター」と呼ばれるカメラと写真の用語があります。一般的にシャッターは、フォーカルプレーン式のように幕を動かすか、レンズシャッター式のように羽根を開閉して機能しますが、羽根を回転させて開閉する方式のシャッターもあります。

この方式は、アメリカのマーキュリーが採用し、その後オリンパスペンFで有名になりました。レンズシャッターと同じく全速同調シンクロが可能な特徴があります。

ロータリーシャッターの仕組み

ロータリーシャッターの仕組み

ロータリーシャッターとは、フィルムの前面にスリットを設け、それを高速で回転させることで露光を行うシャッター方式です。この方式は、オリンパスペンFで有名になりました。

ロータリーシャッターの仕組みは、シャッター幕の代わりに、スリットの付いた円盤が回転するというものです。この円盤は、シャッタースピードに応じて高速回転し、スリット部がフィルムの前を通過するときに露光を行います。従来の幕シャッターと比べて、高速かつ安定したシャッタースピードを実現できます

ロータリーシャッターの特徴

ロータリーシャッターの特徴

ロータリーシャッターの特徴は、 its のコンパクトさと、高速シャッタースピードでの撮影を可能にする点で際立っています。その構造は、一定速度で回転する金属製の円盤から構成されており、円盤には縦に開けられたスリットがあります。撮影時に、円盤が回転するとスリットがセンサーまたはフィルムを一定時間で露出します。この仕組みにより、ロータリーシャッターは軽量で、1/8000秒などの高速シャッタースピードを実現できます。また、フラッシュ撮影でも同期速度が向上し、屋外でもフラッシュを使用した撮影が可能です。

オリンパスペンFにおけるロータリーシャッター

オリンパスペンFにおけるロータリーシャッター

オリンパスペンFが採用したロータリーシャッターは、カメラの歴史において画期的な仕組みでした。このシャッターは、回転する複数の羽根によって露光時間を制御していました。この革新的な設計により、カメラはより高速で静かに動作することが可能となり、オリンパスペンFはコンパクトで持ち運びが容易でありながら、高品質な写真を撮ることができるカメラとして有名になりました。

ロータリーシャッターのメリット

ロータリーシャッターのメリット

ロータリーシャッターの最大の利点は、高速シャッター速度で撮影できることです。一般的なフォーカルプレーンシャッターでは1/4000秒が限界ですが、ロータリーシャッターでは1/8000秒〜1/16000秒まで対応できます。これにより、被写体の動きをより鮮明に捉えることができます。

また、ロータリーシャッターは振動が少なく、ブレを軽減できるというメリットもあります。これにより、ローアングルからの撮影や手持ち撮影でも、安定した画像を得ることができます。さらに、ロータリーシャッターはフォーカルプレーンシャッターに比べて耐久性が高く、故障が少ないという特徴があります。

ロータリーシャッターのデメリット

ロータリーシャッターのデメリット

ロータリーシャッターのデメリットとしては、いくつか挙げられます。まず、レリーズタイムラグが長いという点が挙げられます。これは、シャッターが回転するまでに時間がかかるためで、動いている被写体などを撮影する際にはブレが起きやすくなります。また、シャッタースピードが限定されるという点も挙げられます。ロータリーシャッターは、一般的に低速シャッターに適しておらず、高速シャッターを得るためにはフリッカー現象と呼ばれる明暗が交互に出る現象が起こりやすくなります。さらに、機械的な構造であるため、耐久性に課題があり、過酷な使用環境では故障が発生する可能性が高くなります。

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