アンチシェイク(手ブレ補正機能)とは

アンチシェイク(手ブレ補正機能)とは

カメラの初心者

Anti-Shakeは、コニカミノルタが開発した手ブレ補正機能の名称だそうですね。2種類あるそうですが、その違いを教えてください。

カメラ写真マニア

前者はCCDシフト方式で、イメージセンサーをボディ内で動かす方式です。後者はレンズシフト方式で、レンズユニットを動かす方式です。

カメラの初心者

なるほど、つまり前者はどんなレンズでも手ブレ補正が効きますが、後者はレンズシフト方式を採用した薄型カメラに適しているということですか。

カメラ写真マニア

その通りです。また、コニカミノルタがカメラ事業から撤退後は、CCDシフト方式の手ブレ補正技術がソニーに移管されました。

Anti-Shakeとは。

コニカミノルタが開発した手ブレ補正機能の名称は「アンチシェイク」です。この機能には2つの種類があります。

一つは、デジタル一眼レフカメラのディマージュAシリーズやα-7DIGITAL、αSweetDIGITALに採用された「CCDシフト方式」です。こちらは、イメージセンサーそのものを動かす方式で、ボディ内に搭載されているため、レンズ交換式カメラでもどのレンズを使ってもブレ補正が効きます。

もう一つは、デジタルコンデジのディマージュX1に採用された「レンズシフト方式」です。こちらは、レンズユニットを動かす方式で、CCDシフト方式に比べて小型なのが特徴です。そのため、屈曲光学レンズを採用した薄型ディジタルカメラに適しています。

コニカミノルタがカメラ事業から撤退した後、CCDシフト式の手ブレ補正技術はソニーに継承されました。2006年、ソニーがα100を発売し、一眼レフ市場に参入した際にもこの技術が搭載されています。

アンチシェイクとは何か

アンチシェイクとは何か

-アンチシェイク(手ブレ補正機能)とは-

-アンチシェイクとは何か-

アンチシェイクとは、写真や動画の撮影時に手ブレを軽減する機能のことです。カメラやレンズに搭載されており、手ブレを自動的に検知して補正します。

手ブレは、カメラが撮影時に少し動いた場合に発生するブレのことです。これにより、画像がぼやけたり、動画が揺れたりします。アンチシェイク機能は、このような手ブレを抑えて、より鮮明で安定した画像や動画の撮影を可能にします。

アンチシェイクの種類

アンチシェイクの種類

-アンチシェイクの種類-

アンチシェイクには、カメラがブレを補正する方法によって、大きく分けて2つの種類があります。

-光学式イメージスタビライザー(OIS)-

OISは、カメラ内に組み込まれたジャイロセンサーを使用して手ブレを検知し、レンズを移動させて補正します。レンズが移動することで、ブレによって起こる画像のずれが相殺されます。OISは、静止画や手持ち動画の撮影に適しています。

-電子式イメージスタビライザー(EIS)-

EISは、カメラの画像センサーを使用して手ブレを検知・補正します。ブレによって画像がずれた場合、センサー内のピクセルを移動させて画像をずらして補正します。EISは、動画の撮影に適していますが、静止画の撮影には適しません。

CCDシフト方式

CCDシフト方式

CCDシフト方式とは、CCD(電荷結合素子)という光受像素子をカメラ本体内で物理的に動かすことでブレを補正する方法です。CCDは、光を電荷に変換して画像を記録します。この方式では、ブレが発生すると CCD が反対方向にわずかに移動し、ブレた画像を補正します。CCDシフト方式は、レンズの焦点距離が短く、手ブレが発生しやすい広角レンズで使用されることが多いです。ただし、CCD の移動量には限界があり、大きなブレを補正するには不向きです。また、CCD が動くことでシャッター速度が低下するため、高速で動いている被写体を撮影するとブレが生じる可能性があります。

レンズシフト方式

レンズシフト方式

レンズシフト方式は、アンチシェイク(手ブレ補正機能)の方式の一つです。この方式では、手ブレによる画像のブレをレンズを物理的にシフトさせることで補正します。本体に内蔵されたセンサーが手ブレを検知すると、レンズをブレの方向とは逆向きにシフトさせて、画像を安定させます。

この方式の利点は、センサーサイズに依存しないことです。そのため、フルサイズカメラから小型のコンデジまで、幅広いカメラに搭載できます。また、動画撮影時も効果を発揮します。ただし、レンズシフト方式は比較的大きいレンズを必要とするため、薄型のレンズには搭載できないという欠点もあります。

アンチシェイクのメリット

アンチシェイクのメリット

アンチシェイク(手ブレ補正機能)の大きな利点は、手が震えていても鮮明な写真を撮ることができることです。アンチシェイク機能は、カメラの動きを検知してレンズを微調整し、映像のブレを最小限に抑えます。これにより、シャッター速度を遅くしたり、より速く撮影したりできるようになり、シーンの臨場感を捉えることができます。さらに、アンチシェイク機能は、特にズームレンズを使用しているときに顕著ですが、望遠撮影の安定性も向上させます。

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