APS-Cサイズとは?デジカメの撮像素子の規格を解説

APS-Cサイズとは?デジカメの撮像素子の規格を解説

カメラの初心者

「APS-Cサイズ」っていう用語について教えてください。

カメラ写真マニア

「APS-Cサイズ」はデジタルー眼レフの撮像素子のサイズを示す用語です。APSは「Advanced Photo System」の略語で、もともとは24ミリ幅のフィルムを使用したカメラシステムのことでした。

カメラの初心者

なるほど。では、APS-Cサイズは具体的にはどのくらいの大きさなんですか?

カメラ写真マニア

APS-Cサイズは16.7ミリ×25.0ミリです。ただし、実際の撮像素子のサイズはメーカーによって若干異なります。

APS-Cサイズとは。

「APS-Cサイズ」というカメラや写真の用語があります。デジタル一眼レフカメラの撮像素子のサイズを表すものですが、APSとは「アドバンスト・フォト・システム」の略で、もともと24mm幅のフィルムを使用したカメラシステムを指していました。APS-Cサイズは、16.7mm×25.0mmです。ただし、実際の撮像素子のサイズはこれよりもやや小さく、メーカーによって異なります。

APS-Cサイズの定義と由来

APS-Cサイズの定義と由来

APS-Cサイズの定義と由来

APS-Cサイズとは、デジカメにおける撮像素子の規格の一種です。正式名称は「Advanced Photo System type-C」で、日本のコダックが開発したAPSシステムの一環として誕生しました。APSシステムの目的は、フィルムカメラとデジタルカメラの互換性を高めることで、APS-Cサイズはそのデジタルカメラ用の規格として定められました。APS-Cサイズは、フィルムカメラのスタンダードサイズである35mmフィルムの約1.5倍から1.6倍の面積を持ち、このサイズがAPS-Cという名称の由来となっています。

APS-Cサイズのメリットとデメリット

APS-Cサイズのメリットとデメリット

APS-Cサイズは、デジカメに搭載される撮像素子の規格の1つです。フルサイズやマイクロフォーサーズと呼ばれる他の規格と比べて、APS-Cサイズは中間のサイズとなります。

APS-Cサイズのメリットとしては、フルサイズよりも軽量でコンパクトな点が挙げられます。また、マイクロフォーサーズよりもセンサーサイズが大きく、高感度撮影時でもノイズを抑えた撮影が可能です。

一方で、APS-Cサイズはフルサイズよりもセンサーサイズが小さいため、画角が狭くなりがちです。また、マイクロフォーサーズよりもセンサーサイズが大きく、レンズが重くなる傾向にあります。

フルサイズセンサーとの違い

フルサイズセンサーとの違い

フルサイズセンサーとの違い

APS-Cセンサーは、フルサイズセンサーよりも面積が小さくなっています。フルサイズセンサーは36×24mmですが、APS-Cセンサーは23.6×15.6mmと約2.5倍小さいです。この面積の違いにより、画角が異なり、APS-Cセンサーでは同じレンズでもフルサイズセンサーよりも狭い画角になります。さらに、フルサイズセンサーはより多くの光を受けることができるため、高感度撮影時のノイズが少なく、ダイナミックレンジが広いという利点があります。

APS-Cサイズ搭載の主なデジカメ

APS-Cサイズ搭載の主なデジカメ

APS-Cサイズの撮像素子を搭載したデジカメは、その優れた画質とコンパクトなサイズで人気を集めています。このサイズの撮像素子は、フルサイズやマイクロフォーサーズなどの他の形式と比較して、バランスの取れた性能を提供します。以下に、代表的なAPS-Cサイズ搭載のデジカメをご紹介します。

キヤノン EOS R10 入門者向けのミラーレス一眼レフで、高い解像度と高速な連写性能を備えています。
ニコン Z 50 持ち運びに便利なミラーレス一眼レフで、優れたオートフォーカスシステムとシャープな画像を撮影できます。
ソニー α6400 小型軽量なミラーレス一眼レフで、4K動画撮影と高速な連写性能を備えています。
富士フイルム X-T4 天候に強いミラーレス一眼レフで、クラシックなデザインと優れた画質を提供します。
パナソニック ルミックス G95 ブロガーや動画撮影者に人気のミラーレス一眼レフで、4K動画撮影と手ぶれ補正機能を備えています。

APS-Cサイズを選ぶ際の注意点

APS-Cサイズを選ぶ際の注意点

APS-Cサイズを選ぶ際の注意点として、考慮すべき点がいくつかあります。まず、APS-Cセンサーはフルサイズセンサーよりも小さいため、被写界深度が深くなります。したがって、背景をより鮮明に写したい場合は、フルサイズセンサーのカメラの方が適しています。また、APS-Cセンサーは高感度撮影時のノイズがフルサイズセンサーよりも多い傾向があります。そのため、暗い場所での撮影が主であれば、ノイズの少ないフルサイズセンサーのカメラを選択した方がよいでしょう。さらに、APS-Cセンサーに対応したレンズの種類は、フルサイズセンサーに対応したものより限定的です。特定のレンズを使用したい場合は、事前にAPS-Cセンサーで使えるかどうかを確認しましょう。

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