ブローニーフィルムとは?種類と特徴を解説

ブローニーフィルムとは?種類と特徴を解説

カメラの初心者

「ブローニーフィルム」という言葉について教えてください。

カメラ写真マニア

「ブローニーフィルム」は、幅6cmのロールフィルムの俗称です。主に、中判カメラで使用されます。

カメラの初心者

中判カメラとは、どのようなカメラですか?

カメラ写真マニア

中判カメラは、35mmカメラよりも大きなフィルムサイズ(通常は6×4.5cmまたは6x6cm)を使用するカメラです。一般的に、高画質の写真を撮影できます。

ブローニーフィルムとは。

「ブローニーフィルム」というカメラ用語があります。これは、幅6センチのロールフィルムを指す通称です。

具体的には、以下のような種類があります。

* 120:幅61.5mm、長さ830mmのロールフィルムに裏紙が付いたもの
* 620:120と同じフィルム規格のブローニーフィルムを、細い軸に巻いたもの
* 220:120と同じフィルム規格ですが、裏紙を廃止し、リーダー紙とトレーラー紙を付けて、用紙の長さが120の2倍にしたもの

ブローニーフィルムの種類

ブローニーフィルムの種類

-ブローニーフィルムの種類-

ブローニーフィルムには、さまざまな形式やサイズがあります。最も一般的なのは120フィルムで、6×4.5cmまたは6×6cmのフレームサイズで作られています。このフィルムは中判カメラで使用され、35mmフィルムよりも大きなネガを作成します。

他のブローニーフィルムの形式には、127フィルム、110フィルム、620フィルムなどがあります。127フィルムは6×6cmのフレームサイズを持ち、コンパクトな中判カメラで使用されます。110フィルムは13×17mmのポケットサイズフレームを持ち、小型カメラに適しています。620フィルムは6×9cmのフレームサイズを持ち、パノラマカメラで使用されます。

120フィルムの特徴

120フィルムの特徴

120フィルムはブローニーフィルムの一種で、幅6cm、長さ6cmの正方形のフレームを10~12枚撮影できます。主に中判カメラで使用され、35mmフィルムと比較して大きな撮像素面を持っています。

このため、高解像度広いダイナミックレンジを実現し、優れた画質が得られます。また、フィルム面積が大きいので、被写界深度が浅く、美しいボケ味を表現することができます。しかし、35mmフィルムよりも大きいため、カメラが大きくなり、携帯性に劣ります。

620フィルムの特徴

620フィルムの特徴

620フィルムの特徴

620フィルムは、ローライフレックスなどの2眼レフカメラで使用される、中判フィルムの1つです。中判フィルムの中でも最も一般的なサイズで、幅62mm、長さ106mmのロール状になっています。感度はISO100~400と幅広く、さまざまな撮影条件に対応できます。また、他の中判フィルムに比べて比較的安価で、入手しやすいフィルムです。

620フィルムの特徴として挙げられるのは、その優れた階調性です。中判フィルム特有の豊かな階調表現により、繊細なグラデーションやニュアンスを捉えることができます。さらに、大判ネガからのプリントと同等の高画質を得られることも魅力です。中判フィルムを使用することで、35mmフィルムよりも大きなプリントサイズでの高品質な画像を得ることができます。

220フィルムの特徴

220フィルムの特徴

220フィルムの特徴

220フィルムは、120フィルムより少し大型のフィルムで、12枚の6x6cmサイズの画像を撮影できます。1つのロールに2倍の枚数が収まるため、持ち運びに便利です。また、120フィルムよりも高い解像度が可能で、シャープで詳細な画像が得られます。ただし、220フィルムは120フィルムよりも幅が広いため、対応するカメラや現像処理が必要になります。

ブローニーフィルムのメリットとデメリット

ブローニーフィルムのメリットとデメリット

ブローニーフィルムのメリットブローニーフィルムは、35mmフィルムよりもサイズが大きいため、粒状性が細かくなり、高解像度の写真を撮影できます。また、幅が広いのでパノラマ写真にも適しています

ブローニーフィルムのデメリットその一方で、ブローニーフィルムは35mmフィルムよりも高価で、撮影できる枚数が少ないというデメリットがあります。また、現像には専用現像所が必要で、手軽さに欠けます。さらに、カメラ本体も35mmフィルムカメラよりも大型で重く、持ち運びが不便な場合があります。

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