【カメラ用語】後幕とは?特徴や仕組みを解説

【カメラ用語】後幕とは?特徴や仕組みを解説

カメラの初心者

カメラ用語の『後幕』の意味を教えてください。

カメラ写真マニア

フォーカルプレンシャッターのシャッター幕で、露光時にスリットの後側となって動く幕です。

カメラの初心者

スリットの後側のですか。

カメラ写真マニア

はい、正確にはスリットの前側となる『前幕』と対をなします。露光時間が画面の位置によって相違しないように、前幕の後端の移動速度が速い部分では、後幕の先端も速く移動する必要があります。

後幕とは。

カメラの専門用語で「後幕」と呼ばれるのは、フォーカルプレーンシャッターのシャッター幕の一つで、露光時にスリットの後方に位置して動くものです。スリットの前方に位置する「前幕」と対を成しています。

露光時間を画面の位置によって変えないために、前幕の後端が速く動く部分では、後幕の先端も速く動くようになっています。

後幕とは

後幕とは

後幕とは

カメラにおける後幕とは、シャッターの2枚の幕のうちの後ろ側にある幕のことです。シャッターを切る際に、まず前幕が開いて露光が始まります。その後、設定された露光時間に応じて、後幕が閉じて露光が終了します。この仕組みにより、画像に一定期間光が当たることで、写真が撮影されます。後幕は、シャッタースピードの調整によって露光時間を制御します。シャッタースピードが速いほど、後幕が早く閉じて露光時間が短くなります。逆に、シャッタースピードが遅いほど、後幕が遅く閉じて露光時間が長くなります

後幕の役割

後幕の役割

後幕の役割

後幕とは、カメラのシャッター幕の一種で、フィルム面の前方に位置しています。通常、後幕は閉じた状態で、撮影が行われるときは、前幕と同時に開いて光を取り込みます。その後、後幕が前幕よりもわずかに遅れて閉じることで、露光を終了させます。

この仕組みにより、連写速度を向上させることができます。後幕が前幕より先に閉じると、その間の露光時間が短くなるため、同じシャッター速度でも連写が可能になります。また、動体のブレを軽減する効果もあります。前幕が完全に開いた後に後幕が閉じることで、被写体の移動によるブレが抑えられるのです。

後幕と前幕の違い

後幕と前幕の違い

-後幕と前幕の違い-

カメラのシャッター構造には、後幕と前幕の2種類があります。後幕シャッターでは、シャッターが開くときに露光が始まり、閉じるときに露光が終了します。一方、前幕シャッターでは、シャッターが開く前に露光が開始し、閉じた後に露光が終了します。

一般的に、後幕シャッターは被写体の動きを強調するためのブレを生み出します。動きが遅い場合は、モーションブラーが強く現れます。前幕シャッターは、逆にシャープなイメージを作り出し、動く被写体を止まりかけさせます。

適切な露出時間を得るための工夫

適切な露出時間を得るための工夫

適切な露出時間を得るための工夫後幕とは、シャッターの仕組みの中で、シャッターを閉じる役割を担う幕のことです。露光時間をコントロールするために、この後幕の動作に工夫が施されています。

たとえば、バルブ撮影では、後幕を好きなタイミングで閉じることにより、長時間露光を可能にしています。また、スリットスキャン撮影では、後幕を高速で移動させることで、被写体の動きをスリット状に撮影することができます。この他にも、タイムラプス撮影ストロボ撮影などの特殊な撮影手法においても、後幕の動作を制御することで、クリエイティブな表現を可能にしています。

後幕を利用した撮影テクニック

後幕を利用した撮影テクニック

-後幕を利用した撮影テクニック-

後幕は、さまざまな撮影テクニックに使用できます。たとえば、流れるような水滴や動きの軌跡を捉える「流動感表現」では、被写体に後幕で同期させてフラッシュを発光させることで、動きの軌跡を光で描くことができます。また、動いている被写体を背景から分離し、被写体をより際立たせる「流し撮り」でも、後幕のタイミングを調整することで、被写体をシャープに捉えながら背景を流動的に表現できます。さらに、高速で移動する被写体の軌跡を捉える「軌跡描写」では、後幕を高速シャッター速度と組み合わせることで、被写体の動きの軌跡をシャープな線で捉えることができます。

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