カメラ用語の基礎知識『エレクトリックアイ』
カメラの初心者
「エレクトリックアイ」とは何ですか？
カメラ写真マニア
被写体の明るさを測定して、それに応じてレンズの絞りやシャッター速度を自動的に調整する機能です。
カメラの初心者
EEも「エレクトリックアイ」の略ですよね？
カメラ写真マニア
はい、その通りです。AE（オートマチックエクスポージャー）と呼ばれることもあります。
エレクトリックアイとは。
「エレクトリックアイ」という言葉は、カメラや写真の用語で、略して「EE」と呼ばれています。これは「電気の目」という意味で、セレン光電池やCdS（硫化カドミウム）などの光センサーを使用して被写体の明るさを測定します。
測定した明るさに応じて、レンズの絞りが瞳孔が開閉するように変化します。これにより、露出を自動的に調整し、適切な露出を得ることができます。シャッター速度は固定されているものと、絞りと一緒に自動調整されるものがあります。
さらに、絞りを固定した状態でシャッター速度のみを自動調整するものもあり、これを「AE（オート露出）」とも呼びます。
エレクトリックアイとは？
-エレクトリックアイとは？-
エレクトリックアイとは、被写体の明るさを検出して適切な露出を設定する、カメラに搭載された自動制御システムです。光センサーを使用して、シーンの明るさを測定し、その値に基づいてシャッター速度と絞りを調整します。これにより、ユーザーはシーンの明るさについて考えることなく、常に適切な露出で写真を撮ることができます。エレクトリックアイは、特に初心者や、シーンの明るさが変化しやすい状況で撮影する場合に便利です。
エレクトリックアイの仕組み
-エレクトリックアイの仕組み-
エレクトリックアイは、被写体の明るさを測定する光センサーのことです。内蔵のレンズを通して光を取り込み、フォトダイオードという光を電気信号に変換する素子によって明るさを検出します。この電気信号はカメラの露出計に送られ、最適な露出設定を決定するために使用されます。
フォトダイオードは、光が当たったときに電流を発生させます。光の強さが大きいほど、発生する電流も大きくなります。この電流はアンプ回路によって増幅され、露出計に送られます。露出計は、この電流を解釈して、シャッタースピードと絞りの組み合わせを決定し、適切な露出を得られるようにします。
エレクトリックアイの種類
エレクトリックアイの種類は、その動作原理や測定方式によって分類されます。主な種類としては、次のものがあります。
* -受光素子型-受光素子を光源として使用し、光の入射量を測定します。代表的なタイプは、CdS（硫化カドミウム）フォトセルやフォトダイオードです。
* -外部測光型-カメラの外部に測光センサーを配置し、周囲の光量を測定します。露出が露出計によって決定されるため、被写体の明るさに影響を受けません。
* -TTL（スルーザレンズ）測光型-レンズを通過する光を測定します。レンズの絞りやシャッター速度に基づいて露出を決定するため、被写体の明るさと景深度に影響を受けます。
エレクトリックアイの利点
エレクトリックアイの利点は、その自動化された露出制御能力にあります。カメラマンが絞りやシャッタースピードを手動で設定する必要がなく、レンズ内の光センサーが光量を測定して、自動的に最適な露出を設定します。これにより、さまざまな照明条件で撮影をするときに、より一貫性のある安定した露出が得られます。さらに、エレクトリックアイは、被写体の動きの補正にも役立ちます。光量が変化するような状況では、エレクトリックアイが迅速に調整を行い、ぶれたり露出不足になったりするのを防ぎます。
エレクトリックアイの注意点
エレクトリックアイの注意点
エレクトリックアイは便利な機能ですが、使用上には注意が必要です。まず、エレクトリックアイは光が十分な環境でのみ正確に機能する点に留意しましょう。暗い室内や夜間など、光量が少ない状況では正しく露出が調整できず、アンダーまたはオーバーとなる場合があります。
また、エレクトリックアイは被写体の反射率に影響を受けやすいことを覚えておきましょう。例えば、白い被写体や明るい背景があると、反射光によって露出が過剰になり、被写体が白飛びする可能性があります。逆に、暗い被写体や暗い背景では、露出不足となり、被写体が黒潰れする可能性があります。
さらに、エレクトリックアイは画面の中央を重視して露出を決定するため、画面の端に重要な被写体があると、正確な露出が得られない場合があります。このような場合は、露出補正機能を使用したり、AEロックを使用して露出を固定する必要があります。