フォーサーズとマイクロフォーサーズを徹底解説

フォーサーズとマイクロフォーサーズを徹底解説

フォーサーズとは – 概要と特徴

-フォーサーズとは – 概要と特徴-

フォーサーズとは、2003年にオリンパスとコダックによって発表されたデジタルカメラ用の規格です。35mmフルサイズのセンサーに比べて、センサーの対角線が3分の4（フォーサーズ）であることが特徴です。このため、小型軽量で、レンズの種類も豊富にそろっているという利点があります。

フォーサーズの利点の一つは、その小型性です。35mmフルサイズセンサーに比べてセンサーが小さいため、カメラ本体やレンズもコンパクトになります。また、豊富なレンズラインナップも魅力的で、広角から望遠までさまざまなレンズが用意されており、撮影シーンに合わせて最適なレンズを選ぶことができます。

ただし、フォーサーズの欠点として挙げられるのは、ダイナミックレンジの狭さです。35mmフルサイズセンサーに比べてセンサーが小さいため、階調表現の幅が狭くなります。また、高感度撮影時にノイズが出やすいという特徴もあります。

マイクロフォーサーズとは – 特徴とメリット

-マイクロフォーサーズとは – 特徴とメリット-

マイクロフォーサーズは、2008年にオリンパスとパナソニックによって共同開発された新しいデジタルカメラ規格です。標準的なフォーサーズシステムを小型軽量化したもので、よりコンパクトで携帯性の高いカメラを実現しています。マイクロフォーサーズの特徴は、フォーサーズシステムと同じイメージセンサーサイズ（17.3mm x 13mm）を使用している点です。

この小さなセンサーサイズは、カメラ本体やレンズの小型化に貢献します。また、マイクロフォーサーズは短いフランジバック（レンズマウントからイメージセンサーまでの距離）を有するため、アダプターを使用することでフォーサーズレンズの利用も可能です。これにより、広範なレンズラインナップを活用できます。加えて、ミラーレス構造を採用しているため、光学ファインダーを備えた一眼レフカメラよりもさらに小型化を図ることができます。

フォーサーズとマイクロフォーサーズの共通点

フォーサーズとマイクロフォーサーズは、どちらもデジタルカメラのレンズ交換式システムで、同じイメージセンサーのサイズ（18×13.5mm）を使用しているという共通点があります。したがって、両方のシステムは、同等の画質と広いダイナミックレンジを提供します。また、両方のシステムは、レンズマウントを共有しており、そのため、フォーサーズレンズをマイクロフォーサーズカメラボディで使用したり、その逆も利用可能です。

フォーサーズとマイクロフォーサーズの相違点

フォーサーズとマイクロフォーサーズを比較すると、最も大きな相違点はセンサーサイズです。フォーサーズは、17.3mm x 13mm のセンサーを使用していますが、マイクロフォーサーズは、13.5mm x 10.4mm のより小さなセンサーを使用しています。このセンサーサイズの差は、画質やレンズの互換性など、システム全体の仕組みにも影響を及ぼします。

フォーサーズとマイクロフォーサーズ、どちらを選ぶべきか

フォーサーズとマイクロフォーサーズはどちらもデジタル一眼レフカメラのフォーマットですが、それぞれに特徴があります。どちらを選ぶべきかは、何を重視するかによって異なります。

フォーサーズは、2003年にオリンパスとパナソニックによって開発されたセンサーフォーマットです。マイクロフォーサーズは、2008年にマイクロフォーサーズシステム規格によって開発された、フォーサーズよりセンサーサイズが小さいフォーマットです。

フォーサーズが優れている点は、センサーサイズが大きいことです。これにより、広いダイナミックレンジと優れた低照度性能が得られます。また、マイクロフォーサーズよりレンズのバリエーションが豊富です。

一方、マイクロフォーサーズは、センサーサイズが小さいことから、フォーサーズよりコンパクトで軽量です。また、センサーサイズが小さい分、レンズが安価で小型化できます。

どちらを選ぶべきかは、何を重視するかによって異なります。高画質やレンズのバリエーションを重視する場合はフォーサーズ、コンパクト性や手頃な価格を重視する場合はマイクロフォーサーズが適しています。