視野率とは?ファインダーと写る範囲の違いを理解しよう

視野率とは?ファインダーと写る範囲の違いを理解しよう

カメラの初心者

視野率について教えてください。

カメラ写真マニア

視野率とは、ファインダーから見える範囲とフィルムに写る範囲の比率のことです。

カメラの初心者

一眼レフカメラではどれくらいが多いですか?

カメラ写真マニア

一眼レフカメラでは、通常は90〜97%程度ですが、プロ用の一部機種では100%を達成しています。

視野率とは。

一眼レフカメラや写真の用語で、「視野率」というものがあります。これはファインダーから見える範囲と、実際にフィルムやデジタルセンサーに記録される範囲の割合を表します。

一眼レフカメラでは、一部のプロ機を除いて、視野率は通常90~97%程度です。つまり、ファインダーで見た範囲よりも、実際の写真には少しだけ広い範囲が写り込むということになります。これが、撮影後に写真を見ると、ファインダーで見ていたよりも周囲が写っているように感じる理由です。

一方、レンジファインダーカメラやコンパクトカメラでは、ファインダー内に表示される範囲が実際の撮影範囲を表します。この場合、視野率は通常70~80%前後で、一眼レフカメラより狭くなります。

視野率の意味と重要性

視野率の意味と重要性

視野率とは、ファインダーで確認できる範囲が、実際に撮影される範囲に対してどの程度の割合を占めるかを示す指標です。高い視野率(例95%)では、ファインダーで見た範囲が撮影される範囲に近く、低い視野率(例85%)では、ファインダーで見た範囲よりも撮影される範囲が狭くなります。

視野率が重要となるのは、構図を正確に確認するためです。特に、被写体をファインダーの隅に配置して撮影する際、高い視野率があれば、被写体の位置をより正確に把握できます。また、風景写真や建築写真などの広い範囲を撮影する場合も、高い視野率があれば、構図をより正確に決めることができます。

一眼レフカメラの視野率

一眼レフカメラの視野率

一眼レフカメラの視野率は、ファインダーで確認できる被写体の範囲の割合を表します。ファインダーをのぞいたときに表示される範囲は、実際の撮影範囲より少し狭くなっており、この狭さの割合を視野率としています。

一眼レフカメラでは、ミラーを介して光をファインダーに導くため、どうしてもファインダーの像は撮影範囲よりも狭くなります。この視野率は一般的にパーセンテージで表され、100%があるとファインダーで確認できる範囲と実際に撮影される範囲が同じになります。視野率が高いほど、撮影範囲をより正確に確認できます。

レンジファインダーカメラとコンパクトカメラの視野率

レンジファインダーカメラとコンパクトカメラの視野率

レンジファインダーカメラは、ファインダーと撮影範囲が異なる点が特徴です。ファインダー像は、実際の写真範囲よりも狭く、視差が生じます。これは、レンジファインダーの原理により、ファインダーの覗き窓から撮影範囲を視覚的に計測するためです。一方、コンパクトカメラは、ファインダー像が撮影範囲と同じで、視差がありません。これは、レンズを通して直接撮影範囲を覗くためです。このため、コンパクトカメラでは、ファインダー像を頼りに正確なフレーミングが可能です。

視野率と実際の写り込みの違い

視野率と実際の写り込みの違い

視野率とは、 ファインダーをのぞいたときに表示される範囲と、実際に写り込む範囲の比率を表します。この値が高いほど、 ファインダーに見えている範囲が広く、実際の写り込み範囲が狭くなります。

一方、実際の写り込み範囲は、レンズの焦点距離とカメラのセンサーサイズによって決まります。焦点距離が長くなるほど、写り込み範囲は狭くなり、センサーサイズが大きくなるほど、写り込み範囲は広くなります。

したがって、視野率が高くても、焦点距離が長いレンズやセンサーサイズの小さいカメラでは実際の写り込み範囲は狭くなり、視野率が低くても、焦点距離が短く、センサーサイズの大きいカメラでは、実際の写り込み範囲は広くなります。

視野率100%のカメラのメリット

視野率100%のカメラのメリット

-視野率100%のカメラのメリット-

視野率とはファインダーと実際の写る範囲との割合のことです。視野率100%のカメラでは、ファインダーに表示される範囲と撮影される範囲が同じです。このため、構図を正確に確認し、撮りたいものを的確にフレーミングできます。特にポートレート撮影やマクロ撮影など、正確な構図が求められる場合にアドバンテージがあります。

視野率が低いカメラでは、ファインダーに表示される範囲が撮影される範囲よりも狭くなります。そのため、実際に見える範囲をファインダー上で確認できません。これにより構図のずれが生じる可能性があります。一方、視野率100%のカメラでは、ファインダー上で捉えた通りの範囲を撮影できるので、構図を確認するための余計な手間を省けます。

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