カメラ用語「リレーレンズ」を解説

カメラ用語「リレーレンズ」を解説

カメラ用語「リレーレンズ」を解説

カメラの初心者

リレーレンズについて教えてください。

カメラ写真マニア

ズームレンズでは、フォーカシング系やバリエーター系のレンズ群の後部に、フィルムへ結像させるためのレンズ系があります。このレンズ系をリレーレンズと呼びます。

カメラの初心者

レフレックスレンズではどうですか？

カメラ写真マニア

レフレックスレンズでも、ミラーで光を折りたたんだ後、リレーレンズ系で結像します。

リレーレンズとは。

カメラや写真の用語で「リレーレンズ」と呼ばれるものがあります。ズームレンズは一般的に、前面からフォーカシング系、バリエーター系（ズーミング系）、コンペンセーター系（補正系）などのレンズ群が配置されています。しかし、レンズの最も奥には、映像を結像させるレンズ系があります。このレンズ系を、フィルムに映像を引き継ぐという意味でリレーレンズと呼んでいます。ミラーレンズでも、2つのミラーで光を折り曲げて、最終的にリレーレンズ系で映像を結像させています。

ズームレンズの構成とリレーレンズ

ズームレンズの構成

ズームレンズは、焦点距離を連続的に変化させることができるレンズです。複数のレンズ群を組み合わせて構成されており、各レンズ群は異なるフォーカシング機能を持っています。ズームレンズの構成には、リレーレンズと呼ばれるレンズ群が含まれます。これは、レンズ群の焦点距離を変化させることなく、像をある距離から別の距離へと中継する役割を果たします。

リレーレンズの役割

リレーレンズは、ズームレンズの焦点距離を変化させる際に、像の位置と大きさを保持するのに役立ちます。ズーム操作によってレンズ群の構成が変化すると、像の位置と大きさが変化します。リレーレンズは、この変化を補正し、像がカメラのセンサー（またはフィルム）上で常に同じ位置と大きさになるようにします。これにより、ズーム中にピントを合わせ続けることができます。

リレーレンズの役割

リレーレンズの役割は、光学系において像をある点から別の点へと伝達することです。カメラでは、画像をセンサーまたはフィルムに投影するために使用されます。レンズは、光線を収束または発散させて像を形成します。リレーレンズは、レンズシステム内で光線を導き、投影された像を適正な位置とサイズに保ちます。つまり、リレーレンズは光学系における中継役を果たし、最適な画質を得るために必要な光の伝達を可能にします。

レフレックスレンズにおけるリレーレンズ

レフレックスレンズは、リレーレンズという追加のレンズを備えた特殊なタイプのレンズです。このリレーレンズは、被写体から入射した光をミラーに向けて屈折させる役割を持ちます。鏡面では、光が屈折して再びリレーレンズを通過し、カメラのセンサーまたはフィルムに到達します。この配置により、ミラーボックスのスペースを節約し、小型で軽量なカメラ設計が可能になります。リレーレンズは、ミラーとセンサー/フィルムの間に位置し、通常は反射防止コーティングが施されています。

リレーレンズの応用

リレーレンズの応用は、その光を伝える能力を活用して、さまざまな用途に利用されています。例えば、医療分野では内視鏡や顕微鏡に採用されており、光の伝達を効率化し、被写体の鮮明な画像を提供しています。また、産業分野では検査装置や計測機器における光学系に用いられ、製品の品質管理や精密測定に役立てられています。さらに、プロジェクターやディスプレイの光学系においても、リレーレンズが光の伝達と集光に重要な役割を果たしています。