カメラ用語『フォーカシング』とは?仕組みと種類を解説

カメラ用語『フォーカシング』とは?仕組みと種類を解説

カメラの初心者

フォーカシングについて教えてください。

カメラ写真マニア

フォーカシングとは一般にピント合わせのことです。特にレンズ内でのピント合わせ機構を指すことが多いです。

カメラの初心者

ピント合わせの種類は何がありますか?

カメラ写真マニア

前玉回転、全群移動、インナーフォーカス、リアフォーカシングがあります。これらはAFの作動を高速にすることが主な目的です。

フォーカシングとは。

「フォーカシング」とは、カメラや写真の用語で一般的にピント合わせを指します。特に、レンズ内部でピントを合わせる仕組みを意味することが多いです。

ピント合わせの機構としては、レンズの前面部分のみを動かす「前玉回転(フロントフォーカシング)」、レンズ全体を前後させる「全群移動」が伝統的にありました。しかし近年では、レンズ内部のレンズを動かす「インナーフォーカス」や、レンズの後面部分を動かす「リアフォーカシング」を採用するレンズが増えています。こうした新しい仕組みは、主にオートフォーカス(AF)の速度向上を目的としています。

フォーカシングとは?

フォーカシングとは?

フォーカシングとは、撮影する被写体にレンズを合わせ、ピントを合わせる機能のことです。写真撮影では、ピントが合っていないと被写体がぼやけてしまったり、意図した構図にならないなど、仕上がりに大きく影響します。フォーカシングによって、被写体が鮮明に捉えられた、魅力的な写真が撮影できるのです。

レンズ内のフォーカシング機構の種類

レンズ内のフォーカシング機構の種類

レンズ内のフォーカシング機構の種類

レンズ内部でピントを合わせるフォーカシング機構には、主に3種類あります。内蔵モーター(AF)駆動は、カメラ本体のモーターでレンズのフォーカシングレンズを動かします。超音波モーター(USM)は、モーターの振動を利用してフォーカスレンズを駆動し、高速で静かなフォーカシングを実現します。ステッピングモーターは、正確で静かなフォーカシングが特徴で、動画撮影にも適しています。レンズを選ぶ際は、必要な用途と予算に合わせて、フォーカシング機構を考慮することが重要です。

前玉回転フォーカシング

前玉回転フォーカシング

前玉回転フォーカシングは、レンズ内の最も前のレンズのみを回転させてピントを合わせる方式です。この方式では、レンズ全体の長さが変化しないため、鏡胴が伸びたり縮んだりすることがありません。そのため、高速で静粛にフォーカシングを行うことができます。また、レンズの全長が変わらないので、カメラとのバランスが崩れることがありません。ただし、一般的に他のフォーカシング方式よりも光学性能が劣るとされています。

全群移動フォーカシング

全群移動フォーカシング

-全群移動フォーカシング-

全群移動フォーカシングは、レンズ全体を前後に移動させてピントを合わせる方法です。この方式では、レンズ内のすべてのレンズ群が一緒に移動するため、画質の劣化や湾曲収差の発生が少ないというメリットがあります。

また、全群移動フォーカシングは高速で動作するため、被写体が動いている場合でもより素早くピントを合わせることができます。このため、スポーツ写真や野生動物写真など、動きのある被写体を撮影する場合に適しています。

ただし、全群移動フォーカシングは、レンズ自体が大きくなってしまうというデメリットがあります。そのため、小型軽量のレンズには搭載されていません。

インナーフォーカスやリアフォーカシングの仕組み

インナーフォーカスやリアフォーカシングの仕組み

さらに、レンズの内部構造によってフォーカシングの仕組みも異なります。インナーフォーカスでは、レンズ内のレンズの一部を動かしてピントを合わせます。このため、レンズ自体の長さは変化せず、手ぶれが抑えられるというメリットがあります。一方、リアフォーカスでは、レンズの後ろ側に位置するレンズ群を動かしてピントを合わせます。こちらは、インナーフォーカスよりもフォーカスが高速で、近距離撮影に適しています。

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