カメラ用語『Fナンバー』とは？初心者向け徹底解説

カメラ用語『Fナンバー』とは？初心者向け徹底解説

Fナンバーとは？

「Fナンバー」という言葉はよく耳にするかもしれませんが、その意味を明確に理解していない人も多いでしょう。簡単に言うと、Fナンバーはレンズの絞り値を表すものです。絞り値とは、レンズに入ってくる光の量を調整するもので、数値が小さいほどレンズの開口部が大きく、より多くの光を取り入れることができます。一方、数値が大きいほどレンズの開口部が狭くなり、取り入れる光の量が少なくなります。

Fナンバーと絞り値の関係

Fナンバーは、絞り値とも呼ばれ、レンズの開口部の大きさを表す数値です。絞り値が小さいほど開口部が大きく、レンズに入る光の量が多くなります。逆に、絞り値が大きいほど開口部が小さく、レンズに入る光の量も少なくなります。

Fナンバーは、通常はf/2.8、f/4、f/5.6などのように、fスلاش付きの数字で表されます。数字が小さいほど、絞り値が小さく、開口部が大きくなります。したがって、Fナンバーが小さいレンズは「明るいレンズ」と呼ばれ、暗い場所での撮影や被写体のボケ表現に適しています。一方、Fナンバーが大きいレンズは「暗いレンズ」と呼ばれ、背景にピントを合わせたシャープな画像の撮影に適しています。

Fナンバーと被写界深度

–Fナンバーと被写界深度–

Fナンバーは、被写界深度にも影響します。被写界深度とは、ピントが合っている領域のことです。Fナンバーを小さく設定すると（数値が大きくなると）、背景がぼやけて、被写体が目立つようになります。逆に、Fナンバーを大きく設定すると（数値が小さくなると）、背景もピントが合ってシャープに写ります。そのため、被写界深度をコントロールすることで、写真の印象を操作できます。例えば、ポートレートではFナンバーを小さくして背景をぼかし、被写体に注意を引くことができます。風景写真では、Fナンバーを大きくして背景をシャープにすることで、広大な風景全体のディテールを捉えることができます。

Fナンバーと露出

-Fナンバーと露出-

Fナンバーは、絞りの設定値を表し、レンズに入ってくる光の量を制御します。Fナンバーが小さいほど、レンズは大きく開き、より多くの光が入ります。逆に、Fナンバーが大きいほど、レンズは狭くなり、より少ない光が入ります。

絞りを調整することで、写真の露出（明るさ）を制御できます。Fナンバーが小さいと、レンズが開き、より多くの光が入るため、写真が明るくなります。逆に、Fナンバーが大きいと、レンズが狭くなり、より少ない光が入るため、写真が暗くなります。

また、Fナンバーは被写界深度も決定します。Fナンバーが小さいほど、被写界深度が浅くなり、背景がぼやけます。逆に、Fナンバーが大きいほど、被写界深度が深くなり、背景が鮮明になります。

LBフィルターとは？

-LBフィルターとは？-

LBフィルターとは、レンズを逆さまに取り付けるカメラテクニックのことです。レンズの後ろ側のフィルターねじをカメラ本体に取り付けて、レンズを後ろ向きに取り付けます。このテクニックは、マクロ撮影やクリエイティブな効果を演出するのに用いられます。

LBフィルターを使用すると、通常のレンズの限界を超えた近距離での撮影が可能になります。レンズが後ろ向きに取り付けられるため、レンズの焦点距離が短くなり、被写体に近づくことができます。また、ソフトフォーカス効果やユニークなフレアやゴーストを作り出し、夢幻的なイメージを作成することもできます。