カメラと写真の用語『無限遠』

カメラと写真の用語『無限遠』

カメラの初心者

「無限遠」ってどういう意味ですか?

カメラ写真マニア

被写体がとても遠くにある時に、ピントを合わせることだよ。レンズの距離目盛を∞に合わせると、ピントが合うよ。

カメラの初心者

何倍くらいの距離のことを言うんですか?

カメラ写真マニア

焦点距離の数千倍が実用上の無限遠とされているけど、メーカーによって少し違うんだ。だから、∞マークに合わせるようにね。

無限遠とは。

写真の世界で使われる「無限遠」とは、被写体がとても遠くにある場合のことです。レンズの距離目盛りを「∞」に合わせるとピントが合います。この非常に遠い撮影距離を「無限遠」と呼びます。

実際には何倍以上が「無限遠」とみなされるかはメーカーによって少し異なりますが、一般的には焦点距離の数千倍とされています。

レンズの距離目盛りは「∞」より先にも刻まれていることが多いので、ぴたりと「∞」に合わせるか、ファインダーでしっかりピントを合わせることが大切です。

「無限遠」は「無限大」と呼ばれることもありますが、厳密には「無限遠」が正しい呼び方です。また、「インフ」と略されることもあります。

無限遠とは?

無限遠とは?

カメラと写真の用語「無限遠」

無限遠とは?

無限遠は、カメラのレンズの焦点を合わせた場合、被写体がはっきりと写る最も遠い距離のことです。一般的に、レンズに記載されている目盛り値の「∞」マークが無限遠を表します。無限遠に焦点を合わせると、被写体はピントが合っています。遠くの風景や山、または被写体との距離が十分に離れている場合に有効です。

無限遠の実用的な定義

無限遠の実用的な定義

無限遠とは、カメラのフォーカス範囲の限界点を指します。通常、レンズから被写体までの距離が約10メートルを超えると、ピントが無限遠になります。この距離を超えると、レンズは被写体までの距離に関係なくピントを合わせることができ、遠くの物体まで鮮明に捉えることができます。

例えば、風景写真や天体写真では、広大な範囲にピントを合わせる必要があります。そのため、このような撮影では無限遠に設定することで、前景から遠景までピントの合った写真を撮影できます。また、ポートレート写真やスポーツ写真など、被写体との距離が比較的近い撮影では、被写体にピントを合わせ、背景をぼかすために、無限遠よりも手前の距離に設定します。

メーカーごとの無限遠の定義

メーカーごとの無限遠の定義

メーカーごとの無限遠の定義

無限遠に関する定義は、メーカーによって微妙に異なります。キャノンでは、無限遠は焦点を設定する際に最も遠くの対象にピントを合わせることを指します。一方、ニコンでは、無限遠は無限大に設定する際のフォーカスの位置です。また、ペンタックスでは、無限遠はフォーカスリングをハードストップまで回した位置と定義されています。これらのわずかな違いは、それぞれのメーカーがフォーカスシステムを設計する方法の違いによるものです。

レンズを無限遠に設定する方法

レンズを無限遠に設定する方法

レンズを無限遠に設定する方法は、被写体が遠くにあるときや風景写真を撮影するときに必要になります。レンズのピントリングに付いている距離指標(無限遠)の位置に合わせます。これにより、レンズは最も遠い被写体にピントを合わせ、風景全体に十分なシャープネスが得られます。また、ハイパーフォーカル距離を利用する方法もあります。被写体の距離と焦点距離からハイパーフォーカル距離を計算し、レンズにマークされている距離指標をその距離に合わせます。これにより、ハイパーフォーカル距離から無限遠までの被写体すべてにピントが合います。

無限遠と無限大のちがい

無限遠と無限大のちがい

-無限遠と無限大のちがい-

写真用語で「無限遠」とは、レンズでピントを合わせた時の被写体の距離が非常に遠く、像がカメラの撮像素子(フィルムまたはセンサー)上で無限大にある状態を指します。一方、「無限大」とは、数学や物理学において「限りなく大きい」または「定義域で最大の」を表す概念です。

つまり、写真用語でいう「無限遠」は被写体との距離を表す具体的な値ですが、「無限大」は数学や物理学における抽象的な概念です。このため、写真用語における「無限遠」は、レンズの焦点平面にある像が無限大にある状態を指しますが、数学や物理学における「無限大」はそれよりもはるかに大きな値を表します。

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