SWDとは?オリンパスの手ぶれ補正とAF駆動技術
カメラの初心者
SWDについて教えてください。
カメラ写真マニア
SWDは、オリンパスが使用する超音波モーターによる駆動方式の略称です。
カメラの初心者
レンズにもSWDが使われているのですか?
カメラ写真マニア
はい。製品名の末尾に『SWD』と記載されているレンズに使用されています。
SWDとは。
オリンパスが使用する「SWD」とは、「Supersonic Wave Drive」の略で、超音波モーターによる駆動システムを指します。
SWDは当初、2007年6月に発売されたデジタル一眼レフカメラのボディ内手ブレ補正機構に使用され、イメージセンサーを振動させていました(例:E-510のLiveMOSセンサー)。
その後、SWD機構はZUIKO DIGITALレンズのオートフォーカス駆動にも採用されました。SWD対応レンズには、製品名の最後に「SWD」の3文字が記載されています。2007年11月に発売されたED12-60mmF2.8-4.0SWDとED50-200mmF2.8-3.5SWDが、SWDレンズの第1弾です。
SWDの仕組みと特徴
SWD(スーパーソニックウェーブドライブ)はオリンパスが開発した手ぶれ補正とオートフォーカス(AF)駆動技術です。超音波を利用し、レンズのフォーカスレンズや手ぶれ補正用のレンズを高速かつ静かに駆動します。
SWDの特徴として、高速かつ高精度な駆動があります。超音波の振動をレンズに伝え、ミリ秒単位の高速でフォーカスを合わせることができます。また、超音波の周波数をコントロールすることで、レンズの細かい動きも正確に行えます。さらに、静音性にも優れており、撮影時に動作音が発生しにくいため、動画撮影など静かな環境で撮影する際に適しています。
ボディ内手ぶれ補正機構のSWD
ボディ内手ぶれ補正機構のSWDは、オリンパスのカメラに搭載されている独自の手ぶれ補正技術です。このSWD(スーパーソニックウェーブドライブ)と呼ばれる技術では、超音波振動を利用してレンズを動かして手ぶれを補正します。従来のレンズ駆動機構とは異なり、SWDは静粛で高速に動作し、レンズが可動する際のノイズや振動を低減します。また、低消費電力で駆動するため、カメラのバッテリー駆動時間を延長することができます。さらに、SWDは、手ぶれ補正効果を最大化するために、カメラ本体とレンズの連携により緻密に動作を制御しています。
ZUIKO DIGITALレンズのAF駆動のSWD
オリンパスのSWD(スーパソニックウェーブドライブ)は、ZUIKO DIGITALレンズのオートフォーカス(AF)駆動を担う技術です。この駆動方式は、超音波振動を利用してレンズ内のフォーカシングレンズを高速かつ正確に駆動します。従来のAFモーターと比較して、より静かで高速な合焦を実現しています。
SWDは、その利点として、フォーカシング時の静音性が挙げられます。超音波の振動がレンズの移動を伴うため、フォーカシング時にモーター音が発生しません。そのため、動画撮影や自然音を録音する場面で威力を発揮します。
また、SWDは高速性にも優れています。超音波振動はレンズを素早くかつ正確に駆動するため、被写体が動き回る場面でも鮮明に被写体にピントを合わせることができます。
SWD搭載レンズの例
ご紹介するSWD搭載レンズは、オリンパスのレンズシステムにおいて、手ぶれ補正とAF駆動技術の融合を結実させたレンズです。その高い性能と使い勝手の良さは、一眼レフカメラの撮影体験をさらに向上させます。SWDを搭載したレンズには、以下の種類があります。
* M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
* M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
* M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
これらのレンズは、広角から望遠まで幅広い撮影シーンに対応し、美しくシャープな画像を提供します。手ぶれ補正機能により、手持ち撮影でもブレを抑えた写真が撮れ、AF駆動技術により、素早く正確なオートフォーカスが実現します。
SWDのメリットとデメリット
–SWDのメリットとデメリット–
SWDは高速かつ静かなAF動作と強力な手ぶれ補正を備えていますが、いくつかの利点と欠点があります。
利点としては、まず、高精度で高速なAFが挙げられます。SWDは、レンズ内の磁石を利用してAFレンズを正確かつ素早く位置決めします。これにより、動きの速い被写体でも正確にピントを合わせることができます。
もう一つの利点は、その静粛性です。SWDは、従来のAFシステムよりも znacznie cichszy (はるかに静か)で、動画撮影時などに大きなメリットとなります。
ただし、SWDにはいくつかの欠点もあります。その一つは、従来のAFシステムに比べて比較的大きくて重くなることです。もう一つの欠点は、SWDでは安価なレンズを製造するのが難しいという点です。そのため、SWDレンズは一般的に他のレンズよりも高価になります。