カメラと写真の用語『口径比』〜レンズの明るさと表現方法〜

カメラと写真の用語『口径比』〜レンズの明るさと表現方法〜

カメラの初心者

すみません、『口径比』について教えてください。

カメラ写真マニア

『口径比』は、レンズの有効口径と焦点距離の比を表します。レンズの明るさを表す指標です。

カメラの初心者

有効口径とは、レンズに入射する光の直径のことですか?

カメラ写真マニア

はい、そうです。有効口径が大きいほど、より多くの光を取り込むことができ、レンズの明るさが高くなります。

口径比とは。

カメラと写真の用語「絞り(こうり)比」。これはレンズの有効口径(光が入る部分の直径)を焦点距離で割った数値で、レンズの明るさを表します。表記は、例えば「1:1.4」のようになります。また、「相対絞り」として上記の逆数で表されることもあります。さらに、「蛇腹比」として、蛇腹の伸びに伴う有効F値の変化率を表すこともあります。

口径比とは?

口径比とは?

-口径比とは?-

口径比とは、レンズの絞り値と焦点距離の焦点距離の比を表す数値のことです。絞り値はレンズの開口部の大きさ、焦点距離はレンズの中心からイメージセンサーまでの距離を表します。口径比は、F値で示され、絞り値が小さくなるほど口径比は大きくなります。たとえば、F2.8のレンズは、焦点距離が50mmの場合、口径比は17.9(50mm÷2.8)になります。

レンズの明るさと口径比の関係

レンズの明るさと口径比の関係

レンズの明るさと口径比の関係

レンズの明るさは、どれだけの光を取り込むことができるかを示す指標です。この明るさは口径比で表され、数値が小さいほどレンズは明るく、より多くの光を取り込むことができます。口径比は一般的に「F値」で表され、F2.8などのように表記されます。数値が小さいほど、F値は小さくなり、レンズは明るくなります。つまり、低いF値のレンズは、暗い環境でも高速シャッタースピードで使用できます。

口径比の表示方法

口径比の表示方法

口径比の表示方法

口径比は、数字と記号の組み合わせで表記されます。 例えば、「F2.8」は口径比2.8を表しています。Fの後に続く数字が小さければ小さいほど、レンズの口径が大きく、明るいことを意味します。また、口径比は、1段ごとに2倍または半分になります。つまり、F2.8のレンズの口径はF4のレンズの2倍、F1.4のレンズの2分の1になります。絞り環に記載されている数値は、レンズの最も明るい口径比を表しています。

口径比の逆数:有効Fナンバー

口径比の逆数:有効Fナンバー

口径比の逆数有効Fナンバー

口径比はレンズの明るさを示す数値ですが、それに関連して「有効Fナンバー」という用語があります。これは、口径比の逆数で表される数値で、レンズの明るさをより直接的に表します。例えば、口径比がF2.8のレンズであれば、有効Fナンバーは1/2.8となります。この有効Fナンバーが小さいほど、レンズは明るく、より多くの光を取り込むことができます。撮影においては、有効Fナンバーが低いレンズの方が、暗い環境でもシャッタースピードを上げたり、絞りを深くしたりして、より柔軟な撮影が可能になります。

蛇腹式カメラにおける口径比

蛇腹式カメラにおける口径比

蛇腹式カメラにおける口径比

蛇腹式カメラは、蛇腹と呼ばれる伸縮する部分を持つクラシックカメラの一種です。この蛇腹により、レンズとフィルムを離したり近づけたりして、ピントを合わせることができます。蛇腹式カメラの口径比は、レンズの明るさの指標で、F値で表されます。

F値は、レンズの絞りによって決まり、数字が小さいほどレンズは明るく、シャッター速度が速くなります。蛇腹式カメラの口径比の一般的な範囲は、F2.8~F16です。口径比がF2.8のレンズは非常に明るく、薄暗い場所でも短いシャッター速度で撮影できます。一方、口径比がF16のレンズは比較的暗く、より長いシャッター速度が必要になります。

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