カメラと写真の用語『テレコンバータ』ってなに？
カメラの初心者
先生、「テレコンバータ」って何ですか？
カメラ写真マニア
それは、カメラボディと撮影レンズの中間に装着する補助レンズのことだよ。焦点距離を伸ばす働きがあるんだ。
カメラの初心者
焦点距離が伸びると、何が起こるんですか？
カメラ写真マニア
遠くの被写体を大きく写せるようになるよ。ただし、F値が暗くなるから、シャッタースピードが遅くなったり、ISO感度を上げたりする必要がある点に注意だね。
テレコンバータとは。
カメラ用語で「テレコンバーター」とは、カメラ本体とレンズの間に装着するアクセサリーレンズで、別名「テレコン」とも呼ばれています。単体ではピントを合わせられませんが、レンズ（マスターレンズ）と組み合わせることで、レンズの焦点距離を1.4倍や2倍などに伸ばす凸レンズタイプの補助レンズです。1.4倍のテレコンバーターでは1段、2倍のテレコンバーターでは2段絞り値が暗くなります。
テレコンバータとは？
写真愛好家の皆様に馴染み深いテレコンバータは、カメラのレンズに取り付け、焦点距離を延長することができるアクセサリーです。レンズの倍率を上げ、望遠撮影を可能にします。つまり、レンズ自体の焦点距離を伸ばすことなく、遥か遠くの被写体をより大きく捉えることができるのです。これにより、遠くの鳥や野生動物を鮮明な写真に収めることができます。
テレコンバータの使い方
-テレコンバータの使い方-
テレコンバータは、レンズの間に装着して、焦点距離を延長するデバイスです。使い方として最初に、対応するレンズとテレコンバータを用意します。レンズのマウントにテレコンバータを取り付け、テレコンバータの先端にレンズを接続します。
テレコンバータを使用すると、焦点をそのままに被写体を大きく引き寄せることができます。例えば、50mmレンズに1.4倍のテレコンバータを使用すると、実質70mmの焦点距離になります。この場合、被写体は30%大きくなります。
ただし、テレコンバータを使用すると、レンズの明るさが低下します。1.4倍のテレコンバーターを使用すると、絞り値が1段分暗くなります。つまり、F2.8のレンズがF4になります。また、テレコンバータは光学系を追加するため、画質に影響が出る場合があります。
テレコンバータの種類
テレコンバータの種類には、大きく分けて2つあります。
1つはリアコンバータです。こちらはレンズの後端に装着します。一般的に、望遠レンズに加えると焦点距離を延ばすことができます。
もう1つはフロントコンバータです。フィルターのようにレンズの前面に装着します。これは広角レンズや標準レンズに取り付けると、焦点距離を短くすることができます。
テレコンバータのメリットとデメリット
-テレコンバータのメリットとデメリット-
テレコンバータを使用すると、レンズの焦点距離を延長できます。つまり、より遠くの被写体をアップで撮影できるようになります。野生動物や航空機を撮影するときに役立ちます。また、望遠レンズよりも安価であることが多く、予算内で必要なリーチを確保できます。
ただし、テレコンバータにはいくつかのデメリットもあります。光量が低下するため、暗い場所での撮影や速いシャッター速度の確保が難しくなります。また、テレコンバータによっては画質が低下したり、オートフォーカスが遅くなったりする場合があります。さらに、テレコンバータを付けることで、レンズのサイズと重量が増加するため、持ち運びが不便になる可能性があります。
テレコンバータを使用する際の注意点
-テレコンバータを使用する際の注意点-
テレコンバータを使用する際には、いくつかの注意点があります。まず、テレコンバータを使用すると、光量が減ることです。テレコンバータは光の経路を長くするため、カメラに到達する光量が少なくなります。そのため、暗い場所での撮影や、絞り値を小さくした撮影には向いていない場合があります。
また、テレコンバータを使用すると、画質が低下することがあります。テレコンバータは光の経路を変化させるため、レンズの収差や歪曲が発生しやすくなります。特に、安価なテレコンバータを使用すると、画質の低下が顕著に現れることがあります。
さらに、テレコンバータを使用すると、オートフォーカスの速度が低下することがあります。テレコンバータはレンズの焦点距離を長くするため、オートフォーカスに必要な情報が変化します。そのため、オートフォーカスが迷ったり、合いにくくなったりすることがあります。