SSMとは？αレンズで採用されるAF駆動システム
カメラの初心者
SSMってなんですか？
カメラ写真マニア
SSMは、ソニーのカメラレンズにおけるAF（オートフォーカス）用の機構で、超音波モーターを使用していることを指します。
カメラの初心者
超音波モーターはどのように機能するんですか？
カメラ写真マニア
圧電素子とローターを使用して、焦点駆動環を動かすことでAFを実現しています。ソニーは、位置検出センサーを採用することでAF精度を向上させています。
SSMとは。
カメラ用語の「SSM」は、ソニーのαレンズの一部に付けられている名称で、SuperSonic wave Motor（超音波モーター）の略です。SSMを搭載したレンズは、オートフォーカス（AF）にレンズ内に内蔵された超音波モーターを使用しています。この超音波モーターは、コニカミノルタブランドの時代からソニーが引き継いで使用しています。
SSMは、圧電素子が取り付けられたステーターと、回転するローターからなるシンプルな構造をしています。超音波モーターの重要な特徴は、制御精度です。ソニーでは、AFの精度を大幅に向上させるために、フォーカス駆動環の回転量を直接検出できる位置検出センサーを採用しています。
SSMの仕組みと構造
SSM（スーパーソニックウェーブモーター）とは、αレンズに採用されているAF（オートフォーカス）駆動システムです。このシステムは、レンズの内部に超音波振動を発生させる圧電素子を備えています。この超音波振動が、レンズを構成する複数のリング状の要素を相互に駆動させ、フォーカスを調整します。SSMでは、高速かつ静粛なオートフォーカスを実現することが可能になっています。
SSMの歴史
SSMの歴史
ソニーのSSM（スーパーソニックモーター）は、αレンズで採用されている革新的なAF（オートフォーカス）駆動システムです。その歴史は1997年に初代αレンズに搭載されたSSM Iまで遡ります。SSM Iは、それまでのAFモーターに比べて高速・高精度な駆動を実現し、αレンズの性能向上に大きく貢献しました。
その後、2006年にSSM IIが開発され、駆動力と応答性が向上しています。さらに、2016年には、さらなる高トルク化と低振動化を図ったSSM IIIが登場しました。これらのSSMの進化により、αレンズのAF性能は飛躍的に向上し、現在では瞬時に被写体にピントを合わせることができるようになりました。
SSMのメリット
SSMとは、αレンズで採用されているAF駆動システムです。SSM（スーパーソニックウェーブモーター）は、超音波を利用してレンズを駆動します。このシステムの大きな利点は、静粛性が高いことです。超音波は人間には聞こえないため、AF動作時の騒音を最小限に抑えることができます。さらに、SSMは高速かつ正確で、高性能なレンズのAFをサポートします。
SSMのデメリット
SSMのデメリットとは、以下の点において見受けられます。
まず、SSMは他のAF駆動システムに比べて発熱しやすいという特徴があります。これは、SSMが超音波振動によってレンズを駆動するため、熱が発生しやすいからです。そのため、長時間連続して撮影をしていると、SSM搭載のレンズが熱を持ち、AF速度が低下する可能性があります。
また、SSMは動作音が大きいというデメリットもあります。これは、超音波振動が人間にも聞き取れる音域にあるためです。特に、静かな環境で撮影を行う場合などには、SSMの動作音が気になるかもしれません。
SSMを採用したおすすめのレンズ
-SSMを採用したおすすめのレンズ-
ソニー独自の超音波モーター技術であるSSM（スーパーソニックウェーブモーター）を採用したレンズは、その高速で静かなAF駆動で知られています。SSMレンズは、ポートレート、風景、スポーツなどのさまざまな撮影に対応しており、高い性能が求められる用途に適しています。
中でもおすすめのSSMレンズをご紹介します。
* -FE 85mm F1.4 GM-美しいボケ味とシャープな描写が特徴の、ポートレートに最適なレンズです。
* -FE 24-70mm F2.8 GM II-万能性に優れたズームレンズで、風景、旅行、イベントなど、幅広い撮影シーンに対応します。
* -FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS-遠くの被写体を捉えるのに最適な望遠レンズで、スポーツや野生動物の撮影に適しています。
* -E 18-135mm F3.5-5.6 OSS-APS-Cフォーマットのカメラ用のコンパクトなズームレンズで、旅行やスナップショットに便利です。
これらのSSMレンズは、AF性能、堅牢性、光学性能に優れており、あらゆるレベルのフォトグラファーにお勧めです。