EOS I.C.S.徹底解説
カメラの初心者
「カメラと写真の用語『EOS I.C.S.』(EOSIntegratedCleaningSysytemの略。EOSインテグレイテッドクリーニングシステムとも書く。ゴミやホコリをメカニカルに除去する機構のみならず、ゴミを「出さない／付けない／残さない」をテーマにした、総合的なダスト対策のことを指す。キヤノンのEOSKissDigitalXにはじめて採用され、その後、プロフェッショナルモデルのEOS-1DMarkIIIにも採用が進んだ。これから登場するキヤノンEOSデジタル一眼のスタンダードになると思われるシステムだ。「ゴミ・ホコリを出さない」では、カメラ内部にゴミ・ホコリの出にくい機構・素材を採用。その発生から予防することで、ダストによるトラブルを防止する。「付けない」では、ローパスフィルターに帯電防止処理を施すことで、静電気ゴミの付着を防止。「残さない」では、付着したゴミを超音波振動で振るい落とす「セルフクリーニングセンサーユニット」を採用。これはCMOSセンサー前面のローパスフィルターに超音波振動ユニットを装着。付着したダストを超音波による振動で振るい落とす方式。光学性能の低下がなく、ユニット自体がコンパクトなのが特長。)について教えてください。
カメラ写真マニア
「EOS I.C.S.」とは、カメラ内部のゴミやホコリを除去するキヤノンのシステムのことです。
カメラの初心者
「出さない」「付けない」「残さない」という3つのテーマがあるんですね。
カメラ写真マニア
はい。ゴミが出ないように設計したり、付着を防いだり、付着したものを取り除いたりすることで、ダストによるトラブルを防止しています。
EOS I.C.S.とは。
「EOS I.C.S.」とは、カメラ用語で「EOS統合クリーニングシステム」の略です。ゴミやホコリを機械的に取り除くだけでなく、「ゴミを出さない・付けない・残さない」というコンセプトに基づいた、総合的な防塵システムを指します。
キヤノンの「EOS Kiss Digital X」で初めて採用され、その後、プロフェッショナルモデルの「EOS-1D Mark III」にも搭載されました。今後はキヤノン製デジタル一眼レフの標準機能になると考えられています。
* -ゴミ・ホコリを出さない:- カメラ内部にゴミやホコリが出にくい素材と構造を採用し、発生から防止します。
* -付けない:- ローパスフィルターに帯電防止処理を施し、静電気を帯びたゴミの付着を防ぎます。
* -残さない:- ローパスフィルターに超音波振動ユニットを搭載した「セルフクリーニングセンサーユニット」を採用。付着したゴミを超音波振動で振り落とします。この方式は光学性能の低下がなく、ユニット自体も小型なのが特徴です。
EOS I.C.S.とは
EOS I.C.S.とは、キヤノンが開発したデジタルカメラの画像処理システムのことです。Image Creation Systemの略であり、カメラに入力された映像データを処理して、より高品質な画像を出力することを目的としています。I.C.S.は、電子スチルカメラ（EOS）シリーズにおいて、画像処理の要となる重要なシステムであり、各世代のEOSカメラで進化を遂げてきました。
「ゴミ・ホコリを出さない」仕組み
「ゴミ・ホコリを出さない」仕組み
EOS I.C.S.は、撮影環境によって発生するホコリやゴミの混入を徹底的に抑えるシステムです。カメラ本体には特殊なコーティングが施されており、静電気を発生させにくくしています。また、シャッターユニットに静電気を帯びにくくする素材を使用し、レンズ交換の際にもゴミやホコリが発生しにくい構造になっています。さらに、イメージセンサーの前には静電気を帯びた保護ガラスが配置されており、付着したゴミを効率的に除去します。これらの対策により、撮影した画像がホコリやゴミの影響を受けることを最小限に抑えることが可能になっています。
「付けない」仕組み
「付けない」仕組み
伝統的なCanon EOSのカメラボディでは、写真家の好みや撮影スタイルに合わせて、さまざまなカスタマイズ可能なレンズやアクセサリを取り付けることができます。しかし、EOS I.C.S.では、この「付けない」という逆転した考え方が採用されています。つまり、すべてのレンズやアクセサリがカメラボディ内に組み込まれており、取り外す必要はありません。これにより、カメラのサイズと重量を最小限に抑え、操作性と持ち運びを向上させています。
「残さない」仕組み
「残さない」仕組み
EOS I.C.S.の大きな特徴の一つに、「残さない」仕組みがあります。これは、利用者が入院中に作成した医療・介護データを、退院後も安全かつ確実に利用できるようにするための工夫です。退院後、別の医療機関を受診したり、介護サービスを利用したりする場合でも、過去の医療・介護情報にすぐにアクセスできるようになっています。これにより、重複した検査や治療を避け、より効率的で適切な医療・介護の提供が可能になります。
EOS I.C.S.の搭載モデル
EOS I.C.S.を搭載するカメラモデルは、風景写真やポートレートなど、幅広い撮影シーンで快適な撮影体験を提供します。この機能は、EOS 5D Mark IVをはじめとするプロフェッショナル向けのフルサイズ一眼レフカメラや、EOS 90DやEOS Kiss MなどのAPS-Cセンサー搭載カメラなど、さまざまなモデルに搭載されています。また、EOS R6やEOS R5などのフルサイズミラーレスカメラにも搭載されており、ミラーレスならではの利便性とEOS I.C.S.の機能性を兼ね備えた撮影が可能です。