カメラ・写真の用語『部分測光』とは?

カメラ・写真の用語『部分測光』とは?

カメラの初心者

先生、「部分測光」について教えてください。

カメラ写真マニア

部分測光とは、ファインダーの中央部分ではなく、画面全体の約10%の範囲を測って露出を決める測光方式だよ。

カメラの初心者

スポット測光より広い範囲を測るんですね。

カメラ写真マニア

そうだよ。スポット測光が非常に狭い範囲を測るのに対し、部分測光はもう少し広い範囲を測定するため、被写体の明暗差が激しいシーンでも、被写体を適正な露出で捉えることができるんだ。

部分測光とは。

カメラと写真で「部分測光」と呼ばれる測定方式があります。画面の中心部を測る「スポット測光」が2~3%であるのに対し、部分測光は画面全体の約10%を測定します。

部分測光とは?

部分測光とは?

部分測光とは、カメラが撮影範囲の一部だけを測定して露出を決定する測光モードです。一般的な測光モードである中央重点測光とは異なり、部分測光では画面全体の明るさを平均して測光するのではなく、特定の部分だけを測定します。このため、画面の一部が極端に明るい場合や暗い場合に、より適切な露出を得ることができます。

スポット測光との違い

スポット測光との違い

-スポット測光との違い-

部分測光とスポット測光は、どちらも被写体の一部に絞って露出を測定する手法です。ただし、スポット測光はさらに狭く、通常はフレーム内の1~5%の小さな領域に限定されます。部分測光は、シーン全体の明るさではなく、被写体の特定の部分の明るさに重点を置きます。被写体のサイズが大きく、背景がそれほど明るくない場合に適しています。一方、スポット測光是は、構図の非常に特定の部分の露出を正確に制御したい場合、または背景が極端に明るい場合に便利です。

部分測光が有効なシーン

部分測光が有効なシーン

部分測光が有効なシーンとして挙げられるのは、例えば、背景が明るい場所で人物を撮影する場合です。この状況では、背景の明るさに影響されて人物が暗く写ってしまうのを防ぎ、人物の顔を明るく写すことができます。また、暗い場所での撮影や、逆光で撮影する場合にも、部分測光を使用することで、被写体を適切な明るさで写すことができます。

部分測光の使い方

部分測光の使い方

部分測光の使い方は、一眼レフカメラやミラーレスカメラなどの設定メニューで行います。通常は画面中央が測光エリアですが、カメラによっては測光エリアを選択できるものもあります。使用するシーンに応じて、測光エリアを調整します。たとえば、暗い背景を前にした人物を撮影する場合は、人物の顔に測光エリアを合わせます。また、逆光では、明るい空ではなく、被写体の顔を測光エリアに合わせます。部分測光を使用することで、被写体の明るさを正確に測定し、適正な露出で撮影できます。

部分測光の長所と短所

部分測光の長所と短所

-部分測光の利点と欠点-

部分測光の主な利点は、特定の領域の明るさに焦点を当てて露出を調整できることです。これにより、背景が明るくても被写体を適正な明るさで写すことができます。また、逆光などのコントラストの強い状況でも、被写体のディテールを保持できます。

一方で、部分測光にはいくつかの欠点もあります。まず、被写体の周りの領域が暗くなっているかどうかを確認するのが難しい場合があります。また、被写体がフレーム内で移動すると、露出が適切に調整されない可能性があります。さらに、部分測光は露出を過度に調整する傾向があり、結果として画像が暗すぎたり明るすぎたりになる場合があります。

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