カメラ用語『PRINT Image Matching』を解説
カメラの初心者
プリントイメージマッチング(PIM)について教えてください。
カメラ写真マニア
はい。PIMは、デジタルカメラで撮影した画像のガンマ、色空間、画質調整パラメータを画像データに記録して、PIM対応プリンタでそれらのパラメータに基づいて出力することで、撮影時の意図に沿った出力が可能になる規格です。
カメラの初心者
エプソンが提唱した規格ということですが、他のメーカーも対応しているのでしょうか？
カメラ写真マニア
キヤノンやコダックを除く多くのメーカーが対応しています。対応機種も豊富にあります。
PRINT Image Matchingとは。
「PRINT Image Matching」は、デジタルカメラとプリンター間の画像マッチング規格です。略称はPIM。エプソンが提唱し、カメラとプリンターが対応していれば、撮影時にガンマや色空間、画質調整パラメーター（コントラストや明るさなど）が画像データに記録されます。PIMに対応するプリンターは、これらのパラメーターに従って出力することで、撮影時の意図通りの鮮やかなプリントが可能になります。Exifと類似していますが、PIMではプリンターはデジタルカメラの指示に従ってプリントするだけです。キヤノンとコダックを除く多くのメーカーが対応機種を販売しています。
PRINT Image Matchingとは？
カメラやプリンターの業界において、「PRINT Image Matching」という用語が使われています。これは、デジタルカメラで撮影した画像とプリンターで印刷された画像の色味や階調などを一致させるための仕組みのことです。具体的には、カメラが撮影した画像に記録された色情報やコントラスト情報などのメタデータを、プリンターに送信し、その情報を元にプリンターが最適な印刷を行うことで、より正確な画像再現を目指しています。
PIMの仕組み
PRINT Image Matching（PIM）は、カメラとプリンターが相互に通信して、より正確な色再現と鮮やかなプリントを実現する技術です。仕組みとしては、カメラが撮影時に画像データに独自の付随情報を埋め込みます。これらの情報は、カメラのモデル、撮影設定（露出、ホワイトバランスなど）、撮影シーンの照明条件を含みます。
次に、対応するPIM対応プリンターが画像を読み取ると、付随情報を使用して画像を解釈し、撮影条件に合わせた最適な色プロファイルを作成します。これにより、プリントはカメラで見たままの鮮やかな色と詳細を再現することができます。
PIMのメリット
PIMのメリット
PRINT Image Matching（PIM）は、デジタルカメラとプリンター間の情報をやりとりすることで、より高品質なプリントを実現する技術です。PIMを使用すると、以下のメリットが得られます。
* -正確な色再現-PIMは、カメラとプリンターが同じ色空間を使用することを保証するため、プリントアウトされた画像がカメラで撮影した画像の色を正確に再現できます。
* -鮮明な画像-PIMは、プリンターがカメラから画像データを受け取り、解像度とシャープネスを最適化してプリントします。
* -均一なプリント-PIMは、複数のプリンターで同じ画像をプリントしても、色や輝度のばらつきを抑えます。
* -自動色補正-PIMでは、プリンターが自動的に色を補正するため、手動調整をする必要がなくなります。
* -簡便な操作-PIMは、カメラとプリンターが互換性があれば自動的に機能するため、ユーザーは特別な設定をする必要はありません。
PIM対応機種
PIM対応機種
PRINT Image Matching（PIM）とは、カメラとプリンター間の色再現性を向上させる規格です。この規格に対応したカメラとプリンターを使用することで、より正確で鮮やかな写真を印刷できます。デジタルカメラの進化に伴い、PIM対応機種は広く普及しています。
PIM対応機種は、撮像素子が記録した画像情報を忠実にプリンターに出力します。これにより、デジタルカメラ固有の色再現特性が維持され、写真がモニター上で表示される色調とほぼ同じ色調で印刷されます。PIMに対応していないカメラでは、色再現がプリンターの設定に依存するため、モニター上の色調と印刷後の色調に差が生じてしまう場合があります。
PIMとExifの違い
PRINT Image Matching（PIM）は、デジタルカメラから印刷した写真の色味が、モニターやプリンターごとの違いを補正して、オリジナルの写真とできるだけ近い色味で再現されるようにするための規格です。一方、Exchangeable Image File Format（Exif）は、デジタルカメラで撮影した画像にカメラの設定情報や撮影日時などの付加情報を埋め込む規格です。PIMは主に色味の再現に焦点を当てているのに対し、Exifは撮影に関するさまざまな情報を記録しています。