ネガってなに？写真の基礎知識
カメラの初心者
先生、『ネガ』っていうのはどういう意味ですか？
カメラ写真マニア
ネガとは、写真の陰画のことを指すよ。被写体と明暗が反転している画像なんだ。
カメラの初心者
フィルムではネガ画像ができるんですね。
カメラ写真マニア
そうだよ。その後、印画紙にプリントしてポジティブな写真画像を得るんだ。これをネガ・ポジ法というんだよ。
ネガとは。
「ネガティブ」という用語は、カメラと写真の分野で使用されます。ポジティブの対義語で、写真の陰画を指します。ネガ画像は、被写体の明暗が逆転した状態になっています。一般的な撮影で使用されるフィルムでは、現像処理によってネガ画像が形成されます。このネガ画像を印画紙（またはフィルム）にプリントすると、元の被写体の明るさと暗さが再現されたポジティブな画像（陽画）が得られます。このプロセスは、「ネガ・ポジ法」と呼ばれています。
ネガとは？
ネガとは、カメラで写真を撮った後に現像されたフィルムに記録された、画像の反転した形のことです。ポジ画像（通常のプリント写真）では明暗がそのまま再現されていますが、ネガでは明るかった部分が暗く、暗かった部分が明るく写っています。これは、フィルムに塗布されている感光剤が光によって反応し、感光した部分が後で薬品によって透明になるためです。ネガは元の被写体の色を反転して記録するので、ネガカラーフィルムでは本来青い空がオレンジ色に、赤い被写体が緑色に写ります。ネガは、画像の調整やレタッチをしてから、ポジ画像にプリントして利用されます。
ネガとポジの違い
写真の世界では、「ネガ」と「ポジ」という2種類のフィルムがあります。ネガは撮影した光を反転して記録し、ポジは撮影した光と同じ色で記録します。ネガは暗室での処理が必要で、元から反転した色を正の色に変化させて印画紙に焼き付けます。一方、ポジは現像処理だけで正の色で画像を得ることができます。
ネガフィルムの現像
ネガフィルムを現像するには、暗室と呼ばれる光を遮った空間で行われる化学処理が必要です。暗室は、現像と定着という2つのプロセスで構成されています。
現像では、ネガフィルムに含まれる銀塩が露出した光量に応じて還元され、画像を形成します。このプロセスは、現像液と呼ばれる化学溶液にフィルムを浸すことで行われます。
定着では、未反応の銀塩が除去され、画像が固定されます。これは、定着液と呼ばれる別の化学溶液を使用して行われます。このプロセスにより、ネガフィルムに安定した画像が作成され、後のプリントやデジタルスキャンに使用できるようになります。
ネガからポジへのプリント
フィルム写真の現像工程では、ネガからポジへのプリントを行います。ネガとは、被写体の明暗が反転した状態で記録されたもので、ポジはネガの明暗を元に戻した、写真で目に映る通りの像です。
ネガからポジへのプリントは、印画紙と呼ばれる特殊な紙にネガを重ね、光を当てて行われます。光がネガによって遮られる部分には印画紙に像が形成され、現像・定着処理を経てポジが得られます。この工程によって、ネガに記録された映像が、見ることができるポジに変換されるのです。
ネガ・ポジ法の仕組み
ネガ・ポジ法の仕組み
ネガ・ポジ法は、かつて広く使用されていた写真処理法です。この法では、最初に光に感光するフィルムに画像を撮影します。このフィルムは「ネガ」と呼ばれ、撮影された画像が明るい部分は暗く、暗い部分は明るくなるという反転像を形成します。次に、ネガを印画紙に投影して光を当てます。印画紙の感光部はネガの暗部にさらされ、ネガの明るい部分はさらされません。こうして、ネガの反転像が印画紙に再現され、ポジティブな像（ポジ）が作成されます。