カメラの『手ブレ』の原因と防止策
カメラの初心者
先生、手ブレってなんですか？
カメラ写真マニア
手ブレとは、カメラを三脚などに固定せずに手持ち撮影すると、シャッターを切った瞬間にカメラが動いてしまい、写真にブレが発生する現象のことです。
カメラの初心者
手ブレを防ぐにはどうすればいいですか？
カメラ写真マニア
手ブレを防ぐには、カメラをしっかり構えることが重要です。また、シャッター速度をレンズの焦点距離分の1秒以上の速い設定にする「手ブレ限界速度」を用いることで防止できます。手ブレ補正機能付きのレンズやカメラでは、この限界速度より遅いシャッター速度でも手ブレを防止できます。
手ブレとは。
「手ブレ」とは、カメラを手持ちで撮影する際に、シャッターを押した瞬間のカメラの動きによって写真にぶれが生じる現象です。意図的にシャッター速度を遅くして被写体をぶれさせる「被写体ブレ」とは異なり、失敗の一種とされています。
手ブレを防ぐには、カメラをしっかりと構えることが基本です。さらに、使用するレンズの焦点距離に応じた「手ブレ限界速度」以上の速いシャッター速度で撮影すると効果的です。手ブレ限界速度は、焦点距離の分の1秒とされ、手ブレ補正機構のあるレンズやカメラでは、この速度より2～3段遅いシャッター速度でも手ブレを抑えられると言われています。
手ブレとは？
手ブレとは、カメラを構えているときに発生する不要な揺れのことです。この揺れにより、撮影された画像や動画がぼやけたり歪んだりしてしまいます。手ブレは、カメラを安定して保持できない場合に発生します。手ブレの原因には、カメラをしっかりと握れていないこと、シャッターを押すときの振動、被写体の動きなどがあります。
手ブレの原因
-手ブレの原因-
カメラの手ブレは、シャッターが開いている間にカメラがわずかに動いてしまうことで起こります。この動きは非常に小さくても、写真にぼけやブレとして現れます。手ブレは、シャッター速度が遅い、カメラの保持方法が不安定、または被写体が動いている場合に発生しやすくなります。
遅いシャッター速度は、カメラがより長い時間光を捉えるため、手が動くとブレがより目立ちます。カメラが不安定に保持されていると、手がわずかに揺れてもカメラ全体が動いてしまいます。また、被写体が動いている場合、シャッターが開いている間に被写体が動いてしまうため、手ブレが顕著になります。
手ブレを防ぐ方法
手ブレを防ぐ方法 カメラの「手ブレ」を防止するには、いくつかの方法があります。まず、適切なシャッタースピードを選択することが重要です。一般的に、シャッタースピードが速いほど手ブレを防ぎやすいと言われています。手持ち撮影の場合、レンズの焦点距離を目安にしましょう。例えば、35mmレンズなら1/35秒以上、50mmレンズなら1/50秒以上のシャッタースピードが目安です。
さらに、両手でしっかりとカメラを構えることも大切です。右手をボディのグリップに、左手はレンズを支えるように構え、肘を脇腹に当てて固定すると安定します。また、ファインダーを目にあてて両目を開けることで、ブレを抑えることができます。また、ストラップを首からかけることで、万一カメラを落としたときの衝撃を和らげることができます。
手ブレ限界速度
手ブレ限界速度とは、カメラを固定せずに手持ちで撮影できる限界のシャッター速度のことです。手ブレ限界速度よりも遅いシャッター速度で撮影すると、手ブレによる被写体のブレが生じます。手ブレ限界速度は、カメラのレンズの焦点距離によって決まります。焦点距離が長いレンズほど手ブレが起きやすく、その分手ブレ限界速度も遅くなります。一般的なカメラの、標準レンズ（50mm前後）での手ブレ限界速度は約1/60秒です。望遠レンズではさらに遅くなり、100mm以上のレンズでは1/250秒以上になる場合もあります。手ブレ限界速度を把握することで、手持ち撮影でもブレを抑えた写真を撮ることができます。
手ブレ補正機構
手ブレ補正機構は、手ブレの影響を軽減するために設計されたカメラの機能です。この機構は、センサーまたはレンズを動かすことで、カメラ本体のブレを相殺しようとします。
一般的な手ブレ補正機構には、センサーシフト方式とレンズシフト方式があります。センサーシフト方式では、センサー自体が調整されてブレを相殺します。一方、レンズシフト方式では、レンズが調整されてブレを相殺します。
手ブレ補正機構は、手持ち撮影や望遠レンズを使用する場合に特に効果的です。また、低照度条件下での撮影でも手ブレを軽減します。
ただし、手ブレ補正機構にも欠点はあります。一部の機構では、確実に被写体を捉える妨げになる場合があります。また、機構の動作には電力が必要なため、バッテリーの消耗が大きくなることがあります。