赤外線写真をマスター！幻想的な世界を発見しよう
カメラの初心者
赤外写真はどのように撮影されますか？
カメラ写真マニア
赤外フィルムを使って、R60以上の暗赤色のフィルターで可視光をカットして撮影します。
カメラの初心者
赤外光で撮影するとピント位置がずれるのはなぜですか？
カメラ写真マニア
赤外光は可視光よりも波長が長いため、あらかじめピント位置を修正する必要があるのです。
赤外写真とは。
「赤外線写真」とは、人間の視覚で捉えられる可視光よりも長い波長（約800nm以上）を持つ赤外線光線を用いて、赤外線フィルムで撮影した写真のことです。赤外線フィルムは可視光にも反応してしまうため、R60以上の暗赤色のフィルターを使用して可視光を遮断して撮影します。このため、人間の目で見える景色とはまったく異なる、幻想的な描写が可能です。赤外線写真は、風景写真などでよく用いられます。また、赤外線光で撮影すると、可視光で合わせたピント位置がずれてしまうため、あらかじめピントを調整することが必要です。
赤外線写真とは？
赤外線写真とは、可視光よりも長い波長の赤外線を使用して撮影される写真のことです。通常のカメラが捉えることができない、目に見えない世界を映し出します。赤外線は物体の表面だけでなく、内部まで透過するため、通常は隠されているテクスチャや構造を明らかにすることができます。風景写真を撮影すると、通常は緑色に見える葉が赤く輝き、雲がドラマチックに変化するなど、幻想的で非現実的な画像が得られる場合があります。
赤外線フィルムとフィルター
赤外線写真の撮影には、特殊な赤外線フィルムまたは赤外線フィルターが不可欠です。赤外線フィルムは、可視光線よりも波長の長い赤外線領域の光を捉えます。赤外線フィルターは、可視光線を遮断し、赤外線領域の光のみをレンズに透過させます。
これらの手法によって、通常のカラー写真では捉えられない幻想的な世界が明らかになります。赤外線フィルムは、植物の葉をより明るく鮮やかな色で捉え、風景に独特の夢のような質感を生み出します。また、赤外線フィルターは、衣服や建造物などの特定の物質の表面に潜む隠れたディテールを映し出します。
風景写真における赤外線写真の活用
風景写真における赤外線写真の活用
赤外線写真は、風景写真の可能性をさらに広げるユニークな技法です。赤外線光は、私たちの目に不可視の波長を捉え、幻想的で芸術的な効果を生み出します。赤外線写真では、葉物が明るい白色に輝き、空が暗くなり、コントラストが強調されます。これにより、通常の光では捉えられない、風景に潜む隠れた美しさを明らかにすることができます。
赤外線写真でピントを合わせるコツ
-赤外線写真でピントを合わせるコツ-
赤外線写真では、可視光とは異なる波長の光を使用するため、ピントを合わせる方法が通常の方法とは異なります。一般的なカメラでは、レンズを被写体に近づけてピントを合わせますが、赤外線ではカメラと被写体の間の距離を調節してピントを合わせます。
まず、カメラのフォーカスモードを「マニュアル」に設定します。次に、被写体に近づきファインダーまたは液晶画面を見ながら距離を微調整します。被写体がシャープにフォーカスしているときにピントが合っていることになります。また、赤外線フィルターを使用して赤外線を遮断すると、ピント合わせが容易になることがあります。
赤外線写真の表現力を引き出す
赤外線写真の表現力を引き出すには、構図、光、絞り、シャッタースピードなどの要素を慎重に考慮することが不可欠です。赤外線は可視光よりも波長が長いため、光は葉や植物を透過して深みのあるテクスチャーを捉えることができます。この透過性を活かして、森や植物が幻想的に写し出されます。構図では、近接撮影でディテールを強調したり、赤外線の特性を活用して被写体の輪郭をぼかし、神秘的な雰囲気を演出します。また、光が赤外線にどのように影響するかを理解することも重要です。太陽の低い時間帯の光は、よりコントラストが強くドラマチックなイメージを生み出します。適切な絞りとシャッタースピードを選択することで、赤外線線のぼやっとした被写体にシャープさを加えることができます。