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看護師とは?
看護を通して健康問題を抱える人々の医療を支える医療専門職
看護師は、病気やケガをした人、妊産婦、高齢者など、さまざまな健康問題を抱えた人の医療を支え、医師の診療を補助する仕事です。
心身が衰えても、尊厳を保ちながら苦痛なく快適に暮らせるよう、赤ちゃんからお年寄りまであらゆる年齢層の人々をケアするのが看護師の役割です。その中には、本人に対する医療的ケアだけでなく、本人や家族に対する心のケアも含まれます。
近年、長寿化、少子高齢化などを背景に、ケアの場は病院から在宅や施設へと移っています。病院や診療所だけでなく、訪問看護ステーションや介護施設、地域包括支援センター、保育園など、さまざまな施設が看護師を必要としています。
2020年に実施された国勢調査によると、看護師の就業者数は約139万人で、その92%が女性でした。
看護師になるには?
看護師になるには、大学で3年以上の教育を受け、看護師国家試験に合格する必要があります。
看護師には、人間に対する幅広い理解力、エビデンスに基づいた体系的な看護実践能力、他職種との連携・協働能力が求められるため、資格取得前教育では、これらの能力を養うための教育が行われています。
看護師の魅力のひとつは、働き方の選択肢が多いことです。
看護師になったものの、「自分には向いていないかもしれない。」と思ったことはありませんか?その理由は、今の職場や働き方が合わないからかもしれません。
視野を広げれば、病院やクリニック以外にも、訪問看護ステーションや老人ホーム、保育園など、看護師免許を活かせる仕事はたくさんあります。
この様に、働き方の選択肢が多いのも看護師の大きな魅力です。理想のワークライフバランスを実現するためにも、今一度自分の働き方を見直してみてはいかがでしょうか?
最短で看護師になるには?
最短で看護師になる方法を知りたいという方も多いのではないでしょうか?看護師に最短でなる方法は、現在の年齢や学歴によって異なります。
以下では、主婦、社会人、高校生、中学生の看護師になる最短の方法を紹介します。
主婦・社会人が最短で看護師になる方法
主婦や社会人が最短で看護師になる方法は、3年制の短期大学や3年制の看護師養成学校に通うことです。最短3年で看護師免許が取得できます。費用を抑えて看護師になりたいなら、3年制の看護学校に通いましょう。
大学を卒業している場合は、編入制度を利用することもできます。
編入制度には2種類あります。ひとつは、看護大学や看護専門学校を卒業した人が、看護大学の2年次や3年次に編入するもの。もうひとつは、看護系以外の大学の卒業生が学士課程に編入するものです。編入制度は看護学校によって異なるので、各校のホームページで確認することをおすすめします。
高校生が最短で看護師になるには?
高校生が最短で看護師になるには、卒業後に3年制の短大や3年制の看護学校に入学することです。
看護学校は、実技や実習が多い傾向にあるので、早く看護師になりたい、プロの看護師として即戦力として働きたいという人に向いています。短期大学も3年間の一般教育がありますが、学校数は減っています。