2024年NHK大河ドラマ『光る君へ』第3回「謎の男」感想と考察

感想

今更ですが、今回の大河ドラマのオープニング良いですよね。たおやかに花が開いて…触れ合う手と手…髪を滑らせる指…衣が揺らいで…まひろの顔も光の中でぼんやりと映る…そして墨汁や書をイメージさせる映像など。

それがピアノ協奏曲とマッチしていて…平安時代の雅さや艶っぽさが表現されていて。後半盛り上がってハープとピアノが絡み合って、何とも素敵。

ピアノ演奏を担当されたピアニストの反田 恭平さんのインタビュー記事を読んだのですが「今まで弾いたピアノ協奏曲の中でいちばん難しかったですね。」と仰ってました。

いやぁその分、聴きごたえあって…楽しませてもらってます。

というわけでYouTubeでオープニング曲をリピート再生しつつ、第3回の感想と考察を書いていきたいと思います。あ、そういえば前回の最後、道長みちなが柄本 佑えもと たすく)が捕らえられたんだった。どうなるんでしょう。あとタイトルも気になりますよね「謎の男」って。

第3回 謎の男

三郎/道長が放免に捕まって解放される

三郎/道長みちなが柄本 佑えもと たすく)を捕らえる放免たちに、「違います!」って必死に走り寄るまひろ(紫式部むらさきしきぶ吉高 由里子よしたか ゆりこ)可愛い。35歳にしてはほんとにお肌きれいしシミシワクマ全くないし、吉高ちゃんが本当に10代に見えてきました。

多分ですけど表情とかチョットした目線の動きとか話し方や仕草とか、そういう雰囲気でも若い女性を表現されているんでしょうね。女優さんて凄いなぁ。

そんなことより、まひろと道長いきなり『心の声』使っちゃうのね。アイコンタクト、目と目で会話みたいな。そして道長が捕まったところと、解放されるところ、物陰から見ている男がいますね。これが「謎の男」? どうでもいいんですが解放されるシーンで、乱暴で強気だった放免の二人が小さくなってる姿、可愛くてツボった笑

後のシーンで、私がきゅんしたまひろが必死で走り寄ってくるシーンを思い出して、道長もフッと笑っていましたね。道長そなたも、きゅんだったのか笑

三郎/道長は兼家に説教され、まひろは三郎を案じて落ち着かない

兼家かねいえ(右大臣・道長の父/段田 安則だんだ やすのり)らしく叱ってましたね~。三郎/道長みちなが柄本 佑えもと たすく)が「でも私は三男なので」と言い訳したら、兼家に食い気味に「私も三男だ!」って言われてるのちょっと面白かった。史実的には兼家も兄がいて、すぐ上の兄とは犬猿の仲だったそうですね。

兼家の𠮟責をのらりくらりとかわす道長。道長って家柄や自分の立場を色々理解してて、わざとこういう感じでいるっぽいな~と思っていたら。この後すぐに姉の詮子あきこ(道長の姉/吉田 羊よしだ よう)が来て同じこと言ってましたね。

それにしても道長が百舌彦もずひこ(道長の従者/本多 力ほんだ ちから)の件で「姉上ぇ~」ってすがる感じ、、、太郎(まひろの弟/高杉 真宙たかすぎ まひろ)とかぶる笑

一方、三郎の身を案じて不安そうなまひろ(紫式部むらさきしきぶ吉高 由里子よしたか ゆりこ)の元に三郎の無事を伝えに来た人、なんなんでしょうあれ。放免から逃げてきて まひろとぶつかった男だけど、何故に屋根の上?身軽すぎん?道長のことも物陰から見てた?ってか何で、まひろん家を知ってるんでしょう。いやだちょっと怖い。

まひろが太郎に三郎探しを頼む

三郎/道長みちなが柄本 佑えもと たすく)の似顔絵を描いて、まひろ(紫式部むらさきしきぶ吉高 由里子よしたか ゆりこ)が「うじは分からない」と言ったら、一旦難色を示す太郎(まひろの弟/高杉 真宙たかすぎ まひろ)。とにかく、まずは相手の身分が気になるのが平安貴族なのですねぇ~。やっぱりこの姉弟が仲良くて可愛いすぎる。太郎が茶目っ気ありすぎて好き。

しかもほんとにちゃんと探しに行く姉想いの太郎。三郎の馬を引く百舌彦もずひこ(道長の従者/本多 力ほんだ ちから)にも聞いてましたね。もし貴族だと聞いていてもあの似顔絵で探すのは無理な気がするけど…それがまた子どもっぽくて可愛い。

太郎が3人の男を連れて帰ってまひろに男たちの顔を見せ、まひろの反応を伺う太郎もまた可愛い。結局は人違いだったけど、「ありがとう」と礼をを言うまひろに「なーに言ってんだよ、たった二人の姉弟だろ!」って言う太郎…萌える。やっぱこの二人のシーンとても好きです。

ここで今更に気付いたんですが、為時ためとき(まひろの父/岸谷 五朗きしたに ごろう)が兼家かねいえ(右大臣・道長の父/段田 安則だんだ やすのり)からろく(褒美)を貰って東宮に漢文の指南をするようになって6年以上、まひろの家は少しは潤ったんでしょうか。下女げじょが増えてましたね。

平安貴族の女性はみだりに人に顔を見せてはいけなかったので、この時もまひろは御簾みす越しに男たちを見たわけですが、その御簾の上げ下ろしに下女が2人居たんですよね。庭に乙丸おとまる(まひろの従者/矢部 太郎やべ たろう)以外の下男もいた気がします…。

宿直の3人

今回初めて三郎/道長みちなが柄本 佑えもと たすく)の同僚が出てきましたね。周囲に他の人が居ない宿直とのい殿居とのい・警備のため宿泊勤務する役目)中に、酒を片手に碁を指し、女子おなごからのふみを読みながらくだけた話をする3人。「道長はそばにいるとホッとするだろ」「それ褒めてないだろ」など、このシーンはまるで男子校のような仲の良い雰囲気が伝わってきて良かったですね。

道長や公任きんとう(関白の頼忠よりただ嫡男ちゃくなん町田 啓太まちだ けいた)と一緒にいると、斉信ただのぶ(大納言 為光ためみつの次男/金田 哲かなだ さとし)までイケメンに見える不思議。でも金田さん平安の衣装がめっちゃ似合ってるし、話し方や雰囲気もハマっていてビックリしました。町田さんは相変わらずとにかく男前~、見惚れますねぇ。

史実では3人とも平安時代の恋多きモテ男だったようなので、今後も楽しみですね。そういえば会話の中で始めて左大臣の姫の話が出てきましたね。

実資と道兼

円融天皇えんゆうてんのう坂東 巳之助ばんどう みのすけ)の体調が回復しないことを不審に思った実資さねすけ(天皇の側近/秋山 竜次あきやま りゅうじ)が、陪膳ばいぜん女房にょうぼうたちを取り調べ円融天皇の食事の検分を行うと言い出しました。実資の様子に焦った道兼みちかね(道長の次兄/玉置 玲央たまおき れお)がそのことを兼家かねいえ(右大臣・道長の父/段田 安則だんだ やすのり)に報告し相談していましたね。粗暴な道兼ですが意外と小心者なのかも…。

「実資か…いずれ味方にしておかねば…そのつもりでよく仕えておけ」「(陪膳の女房を)当分大切にしておけ…お前に護られておると思えば口は割らん」とか…兼家父さん相変わらずですよね。しかも最後に「一族の命運はお前にかかっておる」と言って道兼を喜ばせて。

陪膳の女房たちに責め立てられた実資(女房たちというのは現代でいうキャリアウーマン。なので男性に対しても言いたいことは言う感じなのでしょうか笑)が「勘違いだったかも」と言い出して、ホッとした道兼は実資を「筋の通ったお方」と褒め「私はどこまでもついて参ります」と兼家の言いつけを守り、分かりやすくすり寄っていましたね。

兼家に都合よく使われているだけなのに、道兼はある意味純粋で単純。物事を深く考えられないタイプなのかも。まだ若いから…というのもあるかもしれませんが。第1話からとにかく‟ 父上に認めて貰いたい ”というのを感じますね。

懐仁親王と定子

三郎/道長みちなが柄本 佑えもと たすく)と定子さだこ(道隆の長女/木村 日鞠きむら ひまり)が庭で遊んでいたら定子が転び、母の貴子たかこ(道隆の嫡妻ちゃくさい板谷 由夏いたや ゆか)に「定子、自分で起きなさい」と言われるシーン。その後、懐仁親王やすひとしんのう石塚 陸翔いしづか りくと)が庭に出てきて、定子と一緒に遊ぶんだけど。

あそこで道隆みちたか(道長の長兄/井浦 新いうら あらた)がサラッと、懐仁親王様がみかどに即位されたら定子を入内じゅだいさせるって言ってましたね~。道長にしてみたら、姉の息子と兄の娘を結婚させるって話を聞かされているっていう、何ともいえないシーンでしたね。

この時代の貴族的には自分の娘を天皇に入内させ、東宮とうぐう(いずれ天皇)になる皇子みこを産ませるというのがステータスというか、憧れであり目標だったのでしょうね。兄夫婦も姉も、さもそれが当然それが一番良い選択って顔でしたが、道長はこれまた何ともいえない表情してましたね。

ここまでのところ道長は、おっとりしていて怒ることが嫌い、出世とか権力争いには興味なさげですが。人の感情などには敏感な感じがします。そして時折なにか内に秘めて考えているような表情を見せますね。この時は懐仁親王と定子の行く末を想って考え事していたんでしょうか。

円融天皇が譲位を考え始める

兼家かねいえ(右大臣・道長の父/段田 安則だんだ やすのり)がまた安倍晴明あべの はるあきら陰陽師おんみょうじ/ユースケ・サンタマリア)を使って、円融天皇えんゆうてんのう坂東 巳之助ばんどう みのすけ)に「邪気は払いましたが…一番重いお荷物を下ろされては」と助言させ、いよいよ円融天皇が弱気になってきましたね。

実資さねすけ(天皇の側近/秋山 竜次あきやま りゅうじ)に譲位じょういを止められ励まされていましたが、トップに立つと常に誰かに狙われるという不安がつきまとうものなんでしょうね。

ただ、実資が「師貞親王もろさだしんのう本郷 奏多ほんごう かなた)が今すぐ次の帝におなりあそばせば、世は乱れます」(酷い言いようだけど東宮・師貞親王は素行や女遊びが酷いと有名だったようで)と言っていたし、円融天皇もそれが気がかりな様子でしたね。それは私もめっちゃ気になるところ笑

この後すぐ兼家が見舞いに来て、懐仁親王やすひとしんのう石塚 陸翔いしづか りくと)が東宮になれるのかと改めて確認していたので、いよいよ譲位するかもしれませんね。兼家の思惑通りに事が進んでいて怖い。

為時の変化

いつものように為時ためとき(まひろの父/岸谷 五朗きしたに ごろう)が兼家かねいえ(右大臣・道長の父/段田 安則だんだ やすのり)の元へ行って、東宮とうぐう師貞親王もろさだしんのう本郷 奏多ほんごう かなた)の様子を報告した時、源 雅信みなもとの まさのぶ(左大臣・倫子ともこの父/益岡 徹ますおか とおる)の姫の事を訊かれたのに、なぜそんな事を聞かれるんだろうという顔をして帰ろうとした為時。が、きびすを返しましたよね「お役に立てるやもしれません」

あ~っ!待って!為時父さん!そっち側に行かないでぇ~!と言ったところで、6年も兼家に仕えていたら、いくら鈍感な為時父さんでも。。。

左大臣の家

初めて左大臣の邸宅、土御門殿つちみかどどのが少しだけ映りましたね。源 雅信みなもとの まさのぶ(左大臣・倫子ともこの父/益岡 徹ますおか とおる)と藤原 穆子ふじわらの むつこ源 雅信みなもとの まさのぶ嫡妻ちゃくさい石野 真子いしの まこ)が源 倫子みなもとの ともこ(左大臣 源雅信の娘/黒木 華くろき はる)が奏でる琴を聴いていましたね。

やっと黒木華ちゃん登場~、個人的にも好きな女優さんです。やっぱり十二単が似合いますね~。

そしてここで倫子が来年22歳になると判明しましたね。ちなみに穆子と為時ためとき(まひろの父/岸谷 五朗きしたに ごろう)はいわゆる“いとこ”にあたる関係なのですが、この時代的には遠縁の親戚になるようです。

まひろが左大臣の姫たちの集いに参加

為時ためとき(まひろの父/岸谷 五朗きしたに ごろう)に左大臣の姫たちの集いに行くことをすすめられ、まひろ(紫式部むらさきしきぶ吉高 由里子よしたか ゆりこ)は戸惑ってましたが、出掛ける時にはめっちゃ笑顔でしたね。分かりやす過ぎる~。

そんな まひろもいざ土御門殿つちみかどどのに到着するとその絢爛豪華さに緊張している様子でしたね。餝車かざりぐるまといって牛車ぎっしゃの上にたくさんのお花が飾ってあるんですが、山吹の花がぶわぁ~っと飾られて綺麗でしたね。思わず一時停止して見直しました。この餝車はドラマの美術さんも力を入れて作られているそうです。山吹の花なので季節の設定は春でしょうか。

偏つぎで全部取ってしまう まひろ。ネット上では「空気読めない」みたいな意見もあったようですが…いや、よく考えて下さいよ~、下級貴族の15歳の娘が21歳の姫を中心に上級貴族の姫たちばかりの中にポンと放り込まれたら、空気読むも何もできないでしょう~。なんて思いました。

このシーンは予告で見てからずっと楽しみにしていました。いや~煌びやか華やかでしたね。まひろの着物、色鮮やかで可愛いなと思っていましたが…。上級貴族の姫たちのお召し物はさすがです、一番上に着るうちきはみんな複雑な織柄が入っていて貴族という感じで裾が長かったですし、重なった襟元が美しい。まひろの着物は十二単ではないし丈も短いし袿もシンプル。

それに檜扇ひおうぎを持っていなかったのも、まひろだけでした。吉高ちゃん、別世界に来たまひろの緊張や戸惑いや驚きを、硬い表情や泳ぐ目でよく表現されてましたね。

それにしても平安貴族ってほんとうに身分を気にするんですね。初対面で父親の官職を訊ねるとは。。。

漢詩の勉強に励むF4

三郎/道長みちなが柄本 佑えもと たすく)と、公任きんとう(関白 頼忠よりただ嫡男ちゃくなん町田 啓太まちだ けいた)と、斉信ただのぶ(大納言 為光ためみつの次男/金田 哲かなだ さとし)と、行成ゆきなり(右少将 義孝よしたか嫡男ちゃくなん渡辺 大知わたなべ だいち)の4人が漢籍かんせきを勉強していて、姫たちとは対照的でしたね。

このシーンの第一印象も綺麗…でしたね。上級貴族の子息ともなれば普段着の狩衣かりぎぬも、こんなに織柄が入って色とりどりで鮮やかな色合わせなのですね~。本当に目でも楽しめるドラマです。

ちなみに道長は直筆の文字が現在も残っていて、字があまり上手くないのでドラマでも下手な設定になってますが、隣に座っていた行成は史実によると書の美しさで名を馳せた人物。そして書道指導の根本さんによると、行成役の渡辺さんの書のうまさに驚いたとのこと。

録画を見直すと、本当にめちゃくちゃ美しい字を書かれてます。先生が書いたのでは?と思ってしまうほど。

ちなみにF4といえば花男を思い出しますが、藤原の仲良しイケメン4人なので、金田さんが名付けたそうです笑(YouTubeで言ってました)

行成役 渡辺 大知さんの字
道長役 柄本佑さんの字

父の思惑に気付くまひろ

初めて行った姫たちの集いから帰ったまひろ(紫式部むらさきしきぶ吉高 由里子よしたか ゆりこ)、為時ためとき(まひろの父/岸谷 五朗きしたに ごろう)から倫子ともこ(左大臣 みなもとの雅信まさのぶの娘/黒木 華くろき はる)のことを根掘り葉掘り訊かれて、さすが察しが良いですね。すぐに父が自分を「間者かんじゃ」として行かせたのだと気付きましたね。

怒りかけたけど「倫子様のお気に入りになれるよう努めます」としおらしいことを言いました。でも自分の居室に戻ってから息を切らせ、目に涙をためていましたね。

少女とはいえ頭の良いまひろ、腹が立つ気持ちと、父が禄を貰っている兼家かねいえ(右大臣・道長の父/段田 安則だんだ やすのり)からの頼み事だという状況で、色々な葛藤があるんでしょうね。

三郎との再会

ある日の姫たちの集いの帰り道、まひろ(紫式部むらさきしきぶ吉高 由里子よしたか ゆりこ)は散楽さんがくを見に行きましたが、散楽で詮子あきこ役の男がまひろに近づき「なんという仕打ちー」と言ってきました。なんじゃこら、またか?と思っていたら、同じ男がまひろの反対側にいた三郎/道長みちなが柄本 佑えもと たすく)に走って近づき「助けておくれ弟よー」で、あ!となりました。

互いの存在に気付き、歩み寄るまひろと道長。

やっと会えたやーん。でもなんで散楽の男は二人を気付かせたの?と思ってたら、二人の目の前で散楽の男の面が外れて。。。えー?!

第3回の感想まとめ

いや、謎の男って、より一層謎が深まってるだけやないか~。と突っ込みたくなる終わり方でしたね。前回の散楽の時には道長の素性(詮子の弟ということ)を知っているみたいだったし、今回の冒頭辺りで道長が捕まるところと釈放されるところを陰から見ていたのもこの男。まひろのことも家まで知っていて、屋根に登ったり身軽。そういえば散楽の人達みんなバク転したりバク宙したり、身体能力高いですよね。忍者なの?今後も二人に絡んでくるんでしょうか…。もしや三角関係になる?

それから今回は私の好きな、まひろ&太郎のシーンも多めにありましたし、宿直の3人や勉学に励むF4、実資と道兼のやりとり、黒木 華ちゃん登場の左大臣の姫たちの集い…見どころたくさんでしたね。

あ、今気がつきましたが、ロバートの秋山さん、大丈夫でした。笑わずに済んだ~笑 意外と普通に平安貴族の人になってましたね。お笑いの人たちって、コントとかするし意外と演技の土台ができているのかも…知らんけど笑

さて今回は最後にまひろと道兼が再会してますが、そろそろお互いの素性を明かし合って欲しいわ。「三郎/道兼」の表記が面倒~(めっちゃ自己都合)

というわけで、今回は見どころ満載で私的には満足でした。でも予告でまひろが舞姫になってるの謎ですよね、下級貴族なのに。次回その辺の経緯が気になるところですね。

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