お風呂は日々の疲れを癒すだけでなく、健康や美容にも良いと言われています。
しかし、お風呂には水道代がかかります。水道代は毎月の家計に大きな負担になることもあります。そこで、お風呂の節水をすることで、水道代を節約する方法をご紹介します。
お風呂の節水で水道代はどれくらい節約できる?
お風呂の節水で水道代を節約するには、まずは自分がどれくらいの水を使っているかを知る必要があります。一般的に、シャワーで15分間使う水の量は約90リットル、浴槽で一回使う水の量は約180リットルと言われています。つまり、シャワーと浴槽を併用すると、一人あたり270リットルの水を使ってしまうことになります。
では、この水の量を減らすと、水道代はどれくらい節約できるのでしょうか?京都市の場合、上下水道料金は1立方メートル(1000リットル)あたり約300円です。したがって、一人あたり270リットルの水を使うと、81円の水道代がかかります。これを半分に減らすと、40.5円の節約になります。一日に40.5円節約すると、一ヶ月では1215円、一年では14580円も節約できることになります。
シャワー、浴槽で使う水の量はどのくらい?
一般的に、シャワーを使った場合の平均的な使用量は約10〜15リットルです。一方、浴槽を使った場合の平均的な使用量は約100〜150リットルとされています。お風呂の節水を実践する際には、これらの使用量を把握しておくことが重要です。また、シャワーと浴槽の使用時間も節水に影響します。シャワーでは1分間に約6〜9リットル、浴槽では1分間に約2〜3リットルの水が使われます。つまり、シャワーでは10分間で60〜90リットル、浴槽では10分間で20〜30リットルの水が使われるということです。このように、使用時間を短くすることも節水効果があります。
節水するメリット
節水するメリットは2つあります。
地球にやさしい
お風呂の節水は、地球環境にとっても大変有益です。水は貴重な資源であり、無駄に使うことは環境への負荷を増やすことにつながります。節水することによって、水の不要な消費を減らし、水資源の保全に貢献することができます。また、エネルギー消費も減らすことができます。エネルギー生産には二酸化炭素や有害物質などの排出が伴いますが、その量を減らすことで温暖化や大気汚染などの問題を防ぐことができます。地球環境を守るためにも、お風呂の節水は重要な取り組みです。
家計にやさしい
お風呂の節水は、家計にも大きなメリットがあります。水道料金は毎月の固定費の一つであり、お風呂の節水によって使用量を減らすことで、水道代を削減することができます。これによって家計の負担を軽くし、節約の意識を養うことができます。さらに、エネルギー代も節約することができます。電気やガスなどのエネルギー代は水道料金と同様に固定費の一つですが、お湯の使用量を減らすことでその分だけエネルギー代も削減することができます。これは家計の見直しや予算管理にも役立ちます。
お風呂の節水方法3選
お風呂の節水方法はさまざまありますが、以下の3つに注目してみましょう。
シャワーをできるだけ止める
お風呂を使用する際には、シャワーをできるだけ止めるようにしましょう。身体を洗う際には、水を使わない時間帯を設けるか、シャワーカーテンを閉めて水を止めるなどの工夫をしてみてください。これはシャワーの使用量を半分以下に減らすことができます。また、シャワーの温度を低くすることも節水効果があります。温度が高いほどエネルギー消費が多くなりますが、温度を低くすることでその分だけエネルギー代も節約することができます。
節水シャワーヘッドを使う
節水シャワーヘッドは、水の出力を制限することで節水効果を実現するアイテムです。通常のシャワーヘッドと比較して、使用量を削減することができます。設置も簡単で、コストパフォーマンスも高いため、おすすめです。節水シャワーヘッドにはさまざまな種類がありますが、中でも空気混合型や断続型などは特に効果的です。空気混合型は水に空気を混ぜることで出力量を減らしながらも快適さを保つものです。断続型は一定時間ごとに水の出力を切り替えることで使用量を減らすものです。
浴槽にペットボトルを沈める
浴槽に何本かのペットボトルを沈めることで、お湯の量を減らすことができます。ペットボトルを使用することで浮力が発生し、お湯が減ることなく快適に入浴することができます。この方法は特に浴槽の大きさや形状に関係なく使えるため便利です。ペットボトルは空のものでも良いですが、中に砂や水などを入れて重くするとより効果的です。また、ペットボトルは再利用することでゴミの削減にもなります。
まとめ|お風呂の節水で水道代を節約!
お風呂の節水は、地球環境への負荷を減らし、家計の負担を軽くするためにも効果的な方法です。
お風呂の節水にはさまざまなメリットがありますが、それらを実感するためには継続的に行うことが大切です。毎日のお風呂タイムを見直して、節水の習慣を身につけましょう。お風呂の節水で、あなたも地球も笑顔になれます。