先日、サイクルツアーガイドでこのような質問をされた。
「楽に走るには、ギアの重さは一定がいいか、こまめに変えるべきか?」
私は、「こまめに変えるべきです!」と答えた。
特に、長距離になればなるほど変速はこまめに行う方がよい。
なぜなら、足への負担を軽減するためだ。
ギアの重さを一定にしてしまうと、下りや平地ではそれほど負担にならないかもしれない
が、登りで大きな負担がかかってしまう。
チカラは使えば使うほど疲労は蓄積し、筋肉は動かなくなっていくのだ。
では、どの程度こまめにギアを変えるべきか。
それは、「時速20~30kmくらい(サイクリング程度)で巡行する場合、ケイデンスを70~90で保つ」のが理想だ。
ケイデンスとは、足の回転数のこと。すなわち、「ペダルが1分間で何周するか」ということだ。
このケイデンスを一定に保つことが長距離を楽に走るための鍵になる。
つまり、「ケイデンスを70~90に保つために、登りではギアを軽くするし、下りでは少し重くする」ことが、「ギアをこまめに変える」ということだ。
ケイデンスはスピードメーターで測ることができる。ただし、安いものだと測れない場合もあるので気を付けてほしい。