2024年版【七五三】数え年?満年齢?教えて!うちの子いつ?そもそも我が子は何歳?「かぞえどし」が難しいw

早生まれの子どもについても解説(朗報)

子どもの成長を祝う伝統的な行事として、日本では七五三があります。3歳、5歳、7歳の時に神社に参拝し、健やかな成長を願うのが一般的ですが、その際に気になるのが、子どもの年齢です。

七五三は数え年で行うべきなのか、それとも満年齢で行うべきなのか、また数え年の計算方法はどうするの?

そこで今回の記事では、七五三を迎えるお子様をお持ちのご家庭に向けて、数え年と満年齢について詳しく説明いたします。

満年齢と数え年の違いについて

満年齢とは

満年齢とは、生まれた時を0歳とし、誕生日を迎えるごとに1歳ずつ年齢が増える数え方です。現在はこの数え方が主流で、公的な書類や学校などでは満年齢で表記がされていることがほとんどです。例えば、2023年11月15日時点で3歳になる子どもは、2020年11月15日から2021年11月14日までに生まれた子どもです。

数え年とは

数え年とは、生まれた時を1歳とし、元日を迎えるごとに1歳ずつ年齢が増える数え方です。昔はこの数え方しかなく、七五三も数え年で行われていました。例えば、2023年11月15日時点で数え3歳になる子どもは、2021年1月1日から2021年12月31日までに生まれた子どもです。因みに「三つ子の魂百まで」も数え年3歳を指します。

数え年の計算方法

生まれた日から誕生日を迎えるごとに0歳、1歳と数える満年齢に対し、数え年は元日を基準とするため、数え年の方が扱いは複雑に感じるかもしれません。

数え年の数え方は、ざっくりと「実年齢+1歳」と表すこともできますが、より正確に数え年を出す場合、以下の計算式が役立ちます。

  1. 満年齢に1を足す
  2. 生まれた月日から現在の月日を引き、その結果が1日以上なら上記の結果に1を足す。0日以下マイナスなら0。

例えば、2020年2月29日に生まれた子どもの場合の2023年11月15日時点での数え年を計算すると、

  1. 3 + 1
  2. 2/29 – 11/15 = – 8ヶ月16日

よって、3 + 1 = 4 で – 8ヶ月16日 ≦ 0 だから + 0

なので数え年 = 4歳となります。

例えば、2018年12月24日に生まれた子どもの場合の2023年11月15日時点での数え年を計算すると、

  1. 4 + 1
  2. 12/24 – 11/15 = +1ヶ月9日

よって、4 + 1 = 5 で 1ヶ月9日 > 0 だから + 1

なので数え年 = 6歳となります。

七五三は満年齢、数え年どっちがいい?

結論から言うと、七五三は満年齢でも数え年のどちらでも問題はありません。

昔は、数え年の7歳・5歳・3歳をそれぞれ節目としてお祝いされていましたが、現在は満年齢でお祝いする方も同じようにおられます。そのため、年配の方には数え年で七五三を行うものだと思っている方も少なくないようです。

また、数え年の場合は、

  • 3歳、5歳、7歳の節目、古来からの風習を大切にでる

満年齢の場合は、

  • 早生まれのお子様が、同級生と一緒にお祝いすることができる
  • 年の後半月(11月・12月)に生まれたお子様もしっかりしてくる
  • 衣装や写真撮影などの準備を、1度で済ませることができる

といった、それぞれの年齢で行うメリットも存在します。

そのため、ご家庭の状況や子どもの希望に合わせて、どちらの年齢で行うのかを決めるのがいいでしょう。

早生まれの子どもの場合は?

早生まれ(1月1日~4月1日生まれ)のお子様の場合、満年齢だと同級生よりも1歳若く見られることがありますが……
しかし「七五三」を同級生と一緒にお祝いしたい場合は満年齢で行うことになります。

早生まれのお子さんをお持ちの親御さんはこんな悩みをお持ちでは無いですか?「数え年だと子どもが小さくて着物やお参りが大変だったりする…」なんてことを考えているなら心配は無用です!実は数え年で行う場合は一学年下(4月2日~12月31日生まれ)のお子達とする事になるのです。一年ずらすと満年齢になりますが同級生(4月2日~12月31日生まれ)と一緒(4月2日~12月31日生まれの子は数え年)になります。そのような場合は満年齢で行っても問題ありません。

満年齢ですると同じ学年(4月2日~12月31日生まれ)のお友達は数え年で「七五三」になります。兄弟姉妹がいる場合にも同じで、こうして数え年・満年齢ミックスで一緒にお祝いすることもできます。

本当に悩ましいのは「早生まれの子」じゃなかったってホント!?

実は本当に悩ましいのは12月生まれのお子さんをお持ちの親御さんなのかもです。

次にご用意をした「七五三数え年早見表」を見てもらえばよくわかるのですが、12月生まれのお子様が11月に七五三をしようとすると満年齢が1歳なのです。12月生まれの我が子を持つお母さんの中にはショックを受けられた方も少なくないと思います。でもそこは前向きに考えてください。

ここからは私の経験談になりますが。

偏差値社会の現代だから、成長に応じて「出来るかな?」という思いを巡らせてしまいますが、七五三はお子様の成長のお祝いです。それまでの「感謝」とこれからの「願い」をこめて。お子様は宝です、「できる」「できない」ではなく親子の絆を大切に考えてあげてください。

計算いりません!ズバリ年齢を教えます!これで解決!

では、ここまでで「ややこし過ぎる」「めんどくさい」と思われた方にズバリお答えします!
数えていると余計に嫌になります。

なので、表を作りました!

今年2023年(令和5年)の七五三数え年早見表

お誕生日数え年1~11月生11・12月生
2023年生まれ(令和5年1月1日~令和5年12月31日生まれ)数え年では、1歳満0歳満0歳
2022年生まれ(令和4年1月1日~令和4年12月31日生まれ)数え年では、2歳満1歳満0歳
2021年生まれ(令和3年1月1日~令和3年12月31日生まれ)数え年では、3歳満2歳満1歳
2020年生まれ(令和2年1月1日~令和2年12月31日生まれ)数え年では、4歳満3歳満2歳
2019年生まれ(平成31年1月1日~令和元年12月31日生まれ)数え年では、5歳満4歳満3歳
2018年生まれ(平成30年1月1日~平成30年12月31日生まれ)数え年では、6歳満5歳満4歳
2017年生まれ(平成29年1月1日~平成29年12月31日生まれ)数え年では、7歳満6歳満5歳
2016年生まれ(平成28年1月1日~平成28年12月31日生まれ)数え年では、8歳満7歳満6歳
2015年生まれ(平成27年1月1日~平成27年12月31日生まれ)数え年では、9歳満8歳満7歳

来年2024年(令和6年)の七五三数え年早見表

お誕生日数え年1~11月生11・12月生
2024年生まれ(令和6年1月1日~令和6年12月31日生まれ)数え年では、1歳満0歳満0歳
2023年生まれ(令和5年1月1日~令和5年12月31日生まれ)数え年では、2歳満1歳満0歳
2022年生まれ(令和4年1月1日~令和4年12月31日生まれ)数え年では、3歳満2歳満1歳
2021年生まれ(令和3年1月1日~令和3年12月31日生まれ)数え年では、4歳満3歳満2歳
2020年生まれ(令和2年1月1日~令和2年12月31日生まれ)数え年では、5歳満4歳満3歳
2019年生まれ(平成31年1月1日~令和元年12月31日生まれ)数え年では、6歳満5歳満4歳
2018年生まれ(平成30年1月1日~平成30年12月31日生まれ)数え年では、7歳満6歳満5歳
2017年生まれ(平成29年1月1日~平成29年12月31日生まれ)数え年では、8歳満7歳満6歳
2016年生まれ(平成28年1月1日~平成28年12月31日生まれ)数え年では、9歳満8歳満7歳
2015年生まれ(平成27年1月1日~平成27年12月31日生まれ)数え年では、10歳満9歳満8歳

まとめ

七五三の祝い方は各家庭ごとに異なり、正解というものはありません。数え年で祝うか、満年齢で祝うかといった選択肢以外にも、参拝のタイミングや、参拝と写真撮影を同時に行うかどうかなど、七五三は驚くほど柔軟で、家庭のスタイルに合わせやすいことが魅力です。

子どもの健やかな成長をお祝いする貴重な七五三。子どもの成長や性格、家族の都合なども考慮して、最適な時期を選ぶと良いでしょう。

 


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