2024NHK大河ドラマ「光る君へ」初回パブリックビューイング&吉高由里子 紫式部/まひろ役・柄本佑 藤原道長役・内田ゆき 制作統括 トークショーin京都の体験レポート前編

2024年1月7日、NHK京都放送局と京都府が主催する「大河ドラマ「光る君へ」初回放送パブリックビューイング&トークショーin京都」に参加してきたので、その体験レポートをお届けします。

ぬぁ~にぃ~っ!2024年 大河ドラマ「光る君へ」の初回放送日に、京都でパブリックビューイング&トークショーがあるだとーっ!昨年末にこの情報を手に入れた私は秒で大河ドラマ好きの友人に連絡。行く気満々で2人して即応募。そして友人が見事当選し、私は“お連れ様”として参加することになりました。

会場:京都テルサ テルサホール(京都府京都市南区)

イベントは夕方から3時間もあるため、当日は腹ごしらえしてからいざ会場へ。

京都市南区「京都テルサ」に到着。「京都テルサ」の「テルサホール」が今回の会場です。テルサホールは九条通りに面していて、平安時代でいうと京の都の南の玄関口に当たる「羅城門」が少し西に行ったところにあったとされているそんな地域にある施設です。そんな「光る君へ」にもゆかりのあることにも心を馳せながらパブリックビューイング会場へといざ足を踏み入れました。

ロビーには人だかりが。「光る君へ」の主要キャストの等身大(?)くらいのサイズのパネルが並んでいました。あぁ、ただのパネルでもなんて可愛いの…吉高ちゃん♡

入場ゲートを通ると右側には「光る君へ」のポスターが。美しいわぁ吉高ちゃん、というか十二単が似合い過ぎておる。早くドラマが見たい…。通路両サイドには京都の色んな地域のパンフや紫式部に縁がある宇治や福井県のパンフが並んでいて、友人は全部貰ってました笑

会場に入り着席してみると、ビックリ!割と舞台から近い前方、しかもほぼ真ん中。視力の良い私は肉眼でお三方を堪能できるはず。舞台上にはすでに大型のモニターが設置されていて、このモニターもほぼ正面の角度で観れます。強運の持ち主、友人に感謝。

第一部:講演「“和歌”から読み解く平安時代の暮らし」小林一彦講師

パブリックビューイング第一部は、「“和歌”から読み解く平安時代の暮らし」の講演から始まりました。

講師は、京都産業大学日本文化研究所所長の小林一彦先生。和歌が貴族の暮らしの中でどのように詠まれ、どのように受け継がれてきたのかについて、わかりやすく解説していただきました。言葉の意味合いや、その言葉が平安の時代にどういう背景や状況でよく遣われていたのか、詳細をお話されてどれも興味深いものでした。

印象に残っているこぼれ話は、和歌が単なる歌ではないということ。単なる手紙でもなく心を通わせる重要なコミュニケーションツールだったそうです。基本的には男性が女性のもとへ通う通い婚だったそうで、現代でいうLINEで説明すると女性から男性にLINEが来たら、必ず返事を書かなくてはいけなくて、その逆は返信はなくても別に構わなかったと。貴族の家々は端から端で1㎞くらいの狭い地域に集まってあったので、夜に和歌を女性から貰ったら、すぐ返事の和歌を書いて文遣いを走らせ届けて返事を貰ったり貰えなかったり…。和歌が行ったり来たりで夜も眠れず、みたいなこともあったとか。

それから和歌では度々、女性の命といわれた「髪」を使って恋心が表現されますが、平安時代の貴族女性の髪は2~3mあり、肩ぐらいの髪の長さだと尼といわれたそうです。大河ドラマにはよく頭部を布で覆った姿の女性が出てきますが、あの布の下は丸坊主ではなく普通に髪があるそうです。それに耳を出すのは下品・下級とされ、貴族は髪で耳を隠してたそうです。

また、平安時代は一夫多妻だったと勘違いされてる方が多いですが、全くの自由恋愛だったんですよとのこと。平安貴族を羨ましがる男性もいますが実は男性の方があぶれることも多々あったようです笑

第二部:2024NHK大河ドラマ「光る君へ」初回放送パブリックビューイング

BSの放送に合わせて18時から、舞台上の大画面モニターで「光る君へ」の初回放送を鑑賞するというもの。制作統括の内田ゆきさんも登壇されて司会者から少しインタビューされ、今回の大河全体のザックリしたあらすじや初回の見所などをお話。その流れでさっそく鑑賞会。

初回は紫式部(まひろ)や道長(三郎)の幼少期のお話で、吉高由里子さんも柄本佑さんも出演されませんでしたが、子役ちゃんたちの熱演で終始目が離せない展開。最後は息が止まってしまうような衝撃シーンも…。初回の詳しい感想はまた別記事にて書きたいと思います。

第三部:2024NHK大河ドラマ「光る君へ」吉高由里子・柄本佑 プレミアムトーク

吉高由里子さん、柄本佑さんが登場

残念ながら会場では一切撮影は禁止されていましたので、ここからも私の記憶を辿って書いていきます。

再び司会者と内田ゆきさんが登場され少しお話。そのお二人の後ろでスタッフの方が猫足の椅子&テーブルを4つ並べてセッティングされていたので、私はいよいよだわとソワソワ。

司会者の、特別ゲストです!の紹介の声と大きな拍手の中、吉高由里子さんと柄本佑さんが登場。会場を見渡してちょっぴり驚いたご様子のお二方。思っていたよりたくさんの人がいて驚いたと言ってました。

今宵の吉高ちゃんの装いは…髪は後ろにスッキリまとめていて、良い感じのおくれ毛。トップスは淡~い水色のシースルーでオーガンジーのような薄い素材。ハイネックで腕にピッタリ添う感じ、しかも萌え袖。よく見ると袖口は小指に引っ掛けるタイプでした。その上から品のある澄んだ水色の、少しハリ感のあるノースリーブジャケットというのか…足首近くまであるロングジレみたいなのを羽織ってました。素敵。あんなに映える、しかも品のある綺麗な水色、一般人にはなかなか着こなせないわ…。ウエストの一つボタンで前が閉じられていたのでボトムスはよく見えなかったのですが、舞台上で少し動かれた時に白の太めパンツと判明。足元は黒のブーツ。アクセサリーは小さめのキラキラリングピアスと左手中指にシンプルなリング。あぁ綺麗 可愛い 美しい 素敵の塊。眼福。出て来られた瞬間に会場がパッ明るく華やぎました。

続いて登場された柄本さんの装いは…髪は後ろにひっつめてまとめていました。全身薄いグレー。薄いグレーのタートルニットに、薄いグレーのダブルボタンのスーツ。裾もダブル。少しラフなゆったりとしたシルエットでキチンとカジュアルな印象。足元は黒い革靴。個性派俳優の柄本さんだからこそ、すごくお似合いでした。舞台上の画面にアップで映った時には薄い茶色?にも見えたので、照明の関係もあり全て薄いグレーなのか薄い茶色なのか真相は不明です~笑 とにかく柄本ワールドって感じで、好き!ってなりました。(奥様の安藤サクラさんもめっちゃ好きょ)

そんなこんなで、芸能人だーっ 好きな俳優さんだーって、私はお二方を交互にガン見しましたよ。少しご挨拶をされて、もう一つの会場(福井県・越前市)にもモニターを通してご挨拶。ここで司会者から、今回の京都会場は8500件(正確な件数は忘れた)以上の応募があり、競争率が約20倍だったとの紹介が。これまたビックリ!会場全員が強運の持ち主と判明。それに対して吉高ちゃんが「すぐアミューズ入れますよ皆さん!芸能活動できますよほんとに。」と言ってました。

着席されたら、吉高ちゃんのハリ感のあるロングジャケットのウエストボタンから下がはだけて椅子にヒラヒラと段々に広がって、白いパンツとのコントラストが綺麗。ジャケットの段々に広がる感じが着物を連想させました。

ここからも記憶を頼りに書きますが、一言一句は記憶していないので、何となく雰囲気だけ感じとっていただけたらと思います。

◇Q.第一回の放送をご覧になって、いかがでしたか

(初回は吉高ちゃん柄本さんは出演されていないのですが、やはり子役ちゃんたちの演技に関してはお二方も絶賛されてました。)

柄本さん:いやぁ~ね、頑張ってた、特に、小まひろ 小道長(三郎)の二人が一話の中で躍動して激情も伝えて、なんかほんとに画面から飛び出てくるような勢いのお芝居だったりもしたから~。なんか勇気も元気も貰って、更に更に前に突き進んで行かないとなって身の引き締まる思いがしました。

吉高さん:この物語の根源を作る回なので、凄くこのちっちゃい二人でのエネルギーが爆発してたし。撮影で私でも急に平安1000年前に連れて来られた扮装をして、何が起こってるのかよく分からない風景だなぁと思って最初の頃は馴染めないままスタートしてたんですけど、そういうのも感じさせないくらい、ただその時代にいる子たちに見えて素晴らしいなぁと思いました。

◇Q.ドラマのタイトルバックやオープニング映像の意図は?

内田さん:制作ディレクターさんとお話して、平安に臨むということは、たおやかでありながら艶っぽさも大事だし、冬野さんが作って下さった音楽に乗って物語の入口、まひろと道長と平安の時代の入口を形作っていただけるモノになったかなと。

◇Q.メインビジュアルに関して

会場ロビーに飾られていた、NHK 2024年大河ドラマ「光る君へ」ポスター

(前方モニターにはロビーに飾られていたポスターと同じ画像が映し出されて…)

吉高さん:今までの大河ドラマにはない、柔らかいすり抜けてしまうような淡さがあるポスターになっていて。パキッとしていないところが「光る君へ」にすごく合ってるんじゃないかなっていう風に思いました。

柄本さん:この衣装の色鮮やかさであるとか横の色がグラデーションになってるところとか、平安ていう時代が非常に色彩が綺麗だったりするので、そういう世界観もよく出ていて。シンプルなんだけどすごい良いポスターだなぁと思います。

内田さん:もちろん色合い自体はデザイナーが平安時代ならではの事を考えていただいてるんですけども、実は紫がキュッと効いていてですね、そのあたりはもちろん差し色という意味合いもあるんだけど、まひろの芯の通った強さみたいなところが、ここで実は見えたら嬉しいなと思ってます。

◇Q.実際に吉高さんがこの衣装を着られた時、どんな印象でしたか

柄本さん:隣にいるから言うんじゃないけど、やっぱりあの~、ふわっと華やかで凄い美しかったですね。ほんと似合ってる、単純に。これ全体で見ると着物がもっとこうでっかくバーッて広がってるんですけど、なんかそういった所が非常に華やかさと繊細さとなんか凄く素敵だなと思いましたね。

吉高さん:私去年の紅白歌合戦の審査員席にいたんですけど、この格好で来るの?てたまに聞かれることがあって笑 これ見た目よりもほんと大きくって審査員席だったら3人分くらい場所取るぐらい笑 お洒落は我慢ていう言葉はこの時代からもうあったのかなっていうぐらい、実用性はあんまりわからないんですけど~。

内田さん:あんまり似合うから、なんか普段からこれで生活しているみたいだねってみんなで言ってたんだけど。あまりにも似合い過ぎて。だってこれカツラに見えなくないですか。

吉高さん:あでも、これでコンビニ行きましたよ私。何にも触れないで~と思いながらレジでこう「温めてください」って。平安の人が電子レンジ使ってるよ~っとか思いながら。

内田さん:一回つけると基本的に一日つけていただかないといけないんですよ。

吉高さん:一日の楽しみが、撮影終わって外して思いっきりブラッシングできる瞬間が一番気持ちいいっ!男の人もそう?

柄本さん:みんなそうだって言ってますね。半カツラでやられてる方もいるんですけど、僕とか何人かは自前(地毛)でちょんまげ結ってるんで。もうギュンギュンに引っ張ってやってるから、一緒。パチって根元のゴム外した時に血がぶぅわ~って巡って。

司会:良かった、巡ったんですね。(血が)飛び出したのかと。。。

吉高さん:あはは危ないでしょうに笑 な~にを言ってる

柄本さん:そぉれはわかるでしょう笑

ここで会場爆笑((´∀`*))

柄本さん:もう血液が一気に流れる感じ。なんか視界が開けて。それでブラシでガーッて叩いてやるのがもう最高です。

吉高さん:はぁ今日もお疲れ~ みたいな感じになります。

前編まとめ:2024NHK大河ドラマ「光る君へ」初回放送パブリックビューイング&トークショーin京都

さて、長くなってしまいましたので、トークショーの続きは、後編でご紹介します。

とにかく吉高ちゃんが美しくキュートで可愛かったので、当日の様子を写真でご紹介出来ないのがなんとも残念ですが、内容の濃い楽しかったトークショーの続きも、今週中にたっぷり書かせていただきますのでお楽しみに…。

●後編はこちらから→2024NHK大河ドラマ「光る君へ」初回パブリックビューイング&吉高由里子 紫式部/まひろ役・柄本佑 藤原道長役・内田ゆき 制作統括 トークショーin京都の体験レポート後編