古くから酒蔵のまちとして知られ、酒造りが盛んな伏見。
そんな伏見の魅力を再発見できるきき酒イベント「伏見 酒フェス」が2024年3月2日(土)、伏見港公園で開催されました。
かつての「伏見の清酒 蔵出し 日本酒まつり」から、新たな名前と会場で再び生まれ変わり、さらにパワーアップしたこのイベントは、一体どのような魅力が詰まっていたのか?
今回は、そのレポートをお届けします。
装い新たに「伏見フェス」:会場の様子
今年の会場は昨年の伏見大手筋商店街とは一新し、かつての伏見港の跡地にたつ伏見港公園。前売りチケット5000枚が完売したことからも、多くの関心が寄せられ、満員御礼の盛況な会場となりました。
開会式:松井孝治新京都市長の挨拶
開会式では、2月に行われた京都市長選挙を制して当選した松井孝治氏も出席。松井市長は、「酒を通して伏見の魅力を広く知ってほしい」とのメッセージを述べ、乾杯の挨拶を行いました。
「えぇお酒」との出会い!伏見の蔵元18蔵が集結
メイン会場となる有料試飲エリアは、人で賑わうまさに活気の中心。伏見の18蔵自慢の「えぇお酒」が楽しめる有料試飲コーナーが設けられ、多くの日本酒ファンで賑わいました。
試飲は18銘柄から3種選べるシステム
試飲コーナーでは、全18銘柄の中から3種類を選んで試飲するシステム。お気に入りの味を見つけたら、その場でボトルを購入することも可能です。
伏見の絶品グルメも堪能!充実のフードブース
会場では、伏見周辺のグルメを楽しめるフードブースも多数出店。
肉匠森つるの「焼肉弁当」や、鉄板串焼き咲蔵の「バリ風スペアリブ」など、ガッツリとした味わいの絶品グルメが目白押しで、日本酒との相性も抜群です。スイーツや焼き菓子類もあるので、甘いもの好きな方も存分に楽しめます。
その他、グルメのラインナップ
・伏水酒蔵小路/京風だし巻き、おでん盛り等
・地どり 鳥焼 鳥どり/唐揚げ、煮こごり等
・お食事 たいよう/魚の串焼き、粕汁等
・芋と野菜/芋けんぴ
・魚民中書島北口店/イカ焼き、ホタテ焼き、やきとり等
・ナツノソラ/アメリカンクッキー、サブレ、マドレーヌ等
多彩なステージパフォーマンスで盛り上がりも
伏見 酒フェスでは、大人も子供も家族揃って楽しめるパフォーマンスやアトラクションも用意されています。
会場内の特設ステージでは、ジャズ演奏、フラダンス、ダブルダッチなど、様々なパフォーマンスが繰り広げられ、会場を盛り上げました。
酒蔵巡りとサブ会場の活気
伏見の酒蔵を巡る蔵開き
「伏見 酒フェス」の魅力は、メイン会場だけにとどまりません。
この日は、伏見の11の蔵元がこぞって蔵開きも開催しました。蔵開きでは、普段は見ることができない酒造りの工程を見学したり、蔵元の方と直接話をしたりすることができます。
日本酒好きにとって、これ以上ない特別な体験です。
魅力あふれる伏見のイベントと商店街巡り
その他にも、隣接する伏見みなと公園広場では、ロウソクの灯による幻想的なライトアップ「伏見みなとあかり」や、日本酒カフェとして知られる伏見夢百衆での「きき酒会」など、サブ会場で開催されるイベントも多彩です。
さらに、伏見大手筋商店街、納屋町商店街、竜馬通り商店街など地元商店街を巡るスタンプラリーもあり、町をあげて様々なイベントも用意されています。
まとめ
「伏見 酒フェス」は、日本酒好きはもちろん、伏見の魅力を再発見したい人におすすめのイベントです。
大人はもちろん、子供も楽しめる内容となっているため、来年は、ぜひ家族で足を運んでみてはいかがでしょうか。